シンデレラガールは朝に弱い。

明けましておめでとうございます。
ご無沙汰しております、じいのです。

長らく投稿していなかった私の自己紹介noteですが、実は書き溜めていて、ただただ投稿し忘れていました。

今回は師走の初頭に書いていたものです。
少しだけ気分が良くなった日の、ただの通学感想noteですので、お手隙のときに読んでいただけると幸いです。
今日も、皆様との出会いに感謝いたします。


冬のAM5時は、朝に分類するのか、夜に分類するのかわからないほど暗い。
ニトリのNウォームで武装した布団も、私を離してくれない。
私を囲む全てが、私を二度寝へと誘う。

現在、AM6時42分。
授業開始時刻、AM9時。
通学時間、2時間。
外出するまでの平均準備時間、1時間半。
私の脳内に2倍速の”天国と地獄”が流れる。

寝坊した日の目覚めは異様に良い。
自分は光速で動けるっけ?と錯覚するくらいの、高速調整を行った。
1時間半を25分に収めた。
歩いて駅まで約30分の道。
あと23分。
走れば電車に間に合う。

しかし、自分に激甘の私は、ただ走るということができない。
「走る気分」にならなければ、「走る」と「遅刻」の天秤が簡単に「遅刻」に傾く。
冬の朝、1歩家の外に出ると息が白くなり、走るとなればその息が濃く、多くなり、視界を遮る。
酷いときにはその水分多めの息が髪を濡らす。
耳も冷えて、頭が痛くなる。

「遅刻」の2文字が頭をよぎる。

そこで思いつく。
私の最強ヒロインソング。
「”シンデレラガール”を聞きながら走る」ということを。

この曲は聞いた人全員を少女マンガのヒロインにしてくれる。

「遅刻、遅刻~」なんて言いながら、食パンを咥えて走る女子高生。
夢に向かって奮闘する朝ドラのヒロイン。
超お金持ちが通う学校に紛れ込むアルバイト三昧の高校生。
私は主人公。
私はヒロイン。

私の大好きな歌詞。
「だれもがみんな嘆いてる
恋の魔法には期限がある
時がたてば宝石もガラス玉さ
もしもそんな日が来たって
キミは朝の光にかざして
それを耳元に飾るだろう
ボクはまたキミに恋するんだろう」

時が経って、若さを失って、生きた年数分、手にしわが寄っても、
ずっと恋してもらえて、ヒロインにしてくれる。
そんな曲なら、
走って顔が真っ赤になっても、
髪の毛が息で濡れてビチョビチョになっても、
私の全てを受け入れてくれる。

なぜなら私は「”最強の”ヒロイン」だから。
なんていう支離滅裂な理論が構築された。

ということで、今回は「走る」が勝利。

曲中のシンデレラガールは、
門限が厳しいからと、おそらく駅のホームに、PM11時前に駆けだした。

現実のシンデレラガールは、
遅刻してはいけないからと、駅のホームに、AM7時30分に駆けだしている。

似たようなものですよね。
だって、ヒロイン気分で走って、なんとか間に合った電車から見た冬の朝日は、どんなヒロインが見た朝日よりも、眩しかったですから。

決して走って酸素が薄かったからではないですよ?
意識朦朧としていたから、いつもより朝日が眩しいなぁ~なんてことではないですよ?
違いますよ?😗


あっ、遅刻はしませんでした。
ギリギリセーフです。

なんだかんだ、楽しい朝でした。😊


ご静読、ありがとうございました。

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