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同性パートナーシップを結びました
私はムック。30歳、無職、金なしゲイ。
ついにきてしまったパートナーシップの日。
親が日付を忘れないために秋分の日に結婚したと聞き、様々なタイミングを考えて、2/14のバレンタインの日に設定することに。パートナーが事前に予約してくれました。
ほか、2人の住民票や戸籍謄本の写しなどもいるので必要な方はしっかりチェックです。
実はパートナーシップの話が出た時は、全然仕事もしてて、でも今は仕事もお金もない状況で、パートナーにはもっと落ち着いてからにしませんか?と話をするも、彼は揺るぎませんでした。
それもその日は朝から退職手続きという、1日どんな気分で過ごしていいかもわからない状況。優しく対応はされましたが、モヤモヤしたまま市役所の前に到着。慣れて無さすぎる窓口対応を受けた後、個室に通されました。
そこではお役所のガチめな書類を数個書くことに。いや、出会って7年越しのパートナーシップで、それなりに覚悟してきたけど、これは頭お花畑カップルにはビビると思う。そして記念品をいくつか。詳細は書かないが、それ専用に作ってるらしく、すごい可愛かった。
福岡市でパートナーシップを結んだカップルは200組を超えた、というのはニュースで見ましたが、毎年30組程度にもかかわらず、今年2025年は多く、私たちは記念すべき40組目とのこと。
そんな素敵な談笑が広がるなかで、パートナーが別れる手続きと何組そのうち別れたんですか?とか聞き始めるので止めました。おい。
そんなの聞くなw気になるけど。
専用のカードを作るのに1時間かかる、と説明があり、下のかわいいカフェで待ちました。実は筆者も市役所に来るのはほぼ初めて(大半のことは区役所で事足りるので)。暇そうな人たちがたむろい、お酒を飲んでたのかホームレスっぽい人が警察で追い出されてました、おい。
なんと出来上がったカードはラミネートレベルでは無く、しっかりしたの(語彙力)でした。意外だったし、役所の人から「おめでとうございます」って言われたのはかなり嬉しかった。
なぜなら、自分たちはお互い障害者で、割と万一を考えての意味合いで結んだ意味合いが強かった。だけど、そうか、世間では祝福されるものなのか、と思った。
これは同性カップル特有だが、なかなか普通に(まして当事者以外に)祝われること少ないのよな。一緒に写真も撮ってもらった。
夜はパートナーからもらった猫のスタバカードに手紙を渡し(非常に書きにくい材質だったしボロボロになってしまったけど)、運命の人につけると何年間も前から決めていた、竈門神社のお守りを2人でつけることにしました。残念ながら、あなたでしたねwと言ったらコツンとされましたw
そして友達からお祝いをいただいたこともあり、素敵なピアノケーキを購入し、2人で食べました。
その写真だけあげようかな。少ない惚気はここまで。
とはいえ、その後は何事もなかったかのように、過ごしてます。最近結婚した友達も、結婚してもなんも変わらなかった、と言ってたけど、ほんとにそうだった。
私は疲れたのか2日間寝込んでます。まだまだ社会復帰は難しそうです。
では、今回はこれで。