パートナーシップのための分籍と転籍
私はムック。30歳、無職、金なし。
年末から家族と大喧嘩
理由は同性パートナーシップに際し、独身証明書を取るついでに、実家のある役所にいき(ここに行かないといけないと思っていた)、親の戸籍のある名古屋市から福岡市に分籍・転籍をするという話だった
パートナーは元々母子家庭で分籍していた関係もあり、今回の引越しに際し、福岡市に転籍していた
自分もその予定でおり、特に転籍のデメリットはなく(元の親の戸籍に戻れないくらいで)母親も父親も最初は同意していた
だが、母親と父親がネット情報を鵜呑みに、
理由なく反対し始めた。
きちんとした理由があるならまだしも、
驚くことにその理由が、
①家族として何となくいや、
②公務員として採用された後になんで福岡に転籍したのか疑問に思われるかもしれない
③パートナーが親の要望を呑んでくれないやつだと見る
という感情論(むしろ脅し)だった
独身証明書を取るだけではダメなのか、1年後ではダメなのかなどと言い始め、何度も説得し、意見が変わらないことを伝えたが、年末中反対された。
実家にいる間中ずっとである。ほんとに不愉快だった。
パートナーに話したところ、すぐに親の意見を尊重すると言ってくれたが、私はずっとモヤモヤが残っていた、
そして、役所によらず独身証明書を郵送で取るなら、と早々に実家を出てきたが、
郵送の手続きをしようと思った時に、ちょっと証明のとり方がわかりずらい部分があり問い合わせてみた。
するとなんと本籍地を置きたい市町村(福岡市)で元の市町村から戸籍を取り寄せることなく手続きができるというのだ ※両方の市町村が戸籍を電子化している必要がある
正直こんなことで年末揉めていたことがバカバカしく思えた
説得の際にも話したが、住民票を移すのとより何が違うのか、と話していた
まぁ、戸籍を触る機会なんて、パスポート取るぐらいだろうが、住民票と同じ位置ならコンビニで住民票とともに簡単にとれるといったメリットもある
パートナーは知らなかった体にしてもらって、分籍・転籍の手続きをした
たったの5分で手続きは完了した
こんなしょうもないことで、あれだけ揉めていた年末はなんだったのかと思った
こんなことに何の意味があるのかと思った
親はパートナーシップには反対してないとは口では言う
でも、今回の件を通じて、あの3丁目の夕日を懐かしく思う昭和(苦笑)世代には理解が難しいと思った
人間の意識はそう変わらないと痛感した出来事だった