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イギリスブライトンでのフラット生活体験(チャプタ-2)
「初めての知るアコモデーションの実態」
イングランド南西部の街、ブライトンに着いたのは夕方か遅い時間でした。
次の日から、友人とのフラット生活を始めることになりますが、
日本の住環境とは違う点をいくつも発見。
今では、すべては面白い体験だったと感じることができます。
1、フラットと周囲の環境
友人のフラットは豪華とは言えない、ごく普通の部屋でした。
日本のワンルームを2つ足したぐらいの広さ。
そこに、大きなベッドとソファがあり、
あとは生活アイテムがいい感じで散乱していました。
私の寝床は、ソファか床という現実を知ったのは、
部屋に入り雑談をした後の時でした。
窓から外を見上げると、伝統的な教会が目の前にあり、
夜になるとライトアップされて、その幻想的な光景に目を奪われたのを覚えています。
そのフラットは、一階がテイクアウトがメインの中国料理店、
2階と3階がフラットスペース。
インターネットやスマフォは普及しておらず、固定電話が一つありました。
その電話は、私たちが住む部屋から出たすぐ近くの場所に設置されており、
友人は時々電話対応をしていました。
英語を使って会話をしている様子を横で見ながら、「実体験を通して、こうやって語学力を身につけていくんだ」と感心したのを覚えています。
2、イギリスの水道水を飲んではいけない理由
イギリスにきて、友人に言われたことは、
「水道水は絶対のむな」というアドバイスです。
理由は、石灰を多く含んでいるからです。
やかんなどに水を入れて火をかけて蒸発させると、
底に白い色が残るのを見ました。
イングランドの中でも地域によって違いはあるかもしれませんが、
2000年前後のブライトンでは、そういった水事情があったのです。
その時、日本では水を買うといったスタンスはまだ少数でしたが、
海外で身体の安全を守るためにミネラルウォーターを買う理由が納得できた瞬間でした。
3、恐ろしい水回り事情
生活していて少し困ったのは、トイレ、シャワー室、トイレが
一つしかなく共有であったという事情です。
しかも、入口ドアが一箇所のため、誰かがシャワーを浴びると
その時間は中に入れなくなります。
もし、体調が悪い時にトイレを使いたい状況が生まれて、
中に入れない場合、他の場所を探すことになります。
二週間の滞在で、そういった最悪の状況は起きませんでしたが、
構造上の問題があるのは、如何にも海外らしいことです。
そして、もうひとつ驚いた出来事があります。
共同キッチンを使って何度か料理をしたのですが、
2回目に衝撃的な場面に出会ったのです。
なんと、「使った後の食器がシンクの中に置きっぱなし」
つまり、料理はしたけれど、洗い物をせずに放置したわけです。
日本では、あり得ない話です。
自分で使った料理道具や食器をそのままにしておく。
シンクや台所は、それほど大きなスペースではないので、
それらを片付けしなければ次の人が料理をできません。
仕方なく、食器類を洗い片付けをした後に、
料理を始めました。