簿記検定【備忘録②】
たまには試験に役立ちそうな事を書いておきます。
日商簿記2級受験の講義時にお世話になった先生から教えてもらった言葉…
『ぜんぜんとうみは足し算』
講義で初めて聴いた時は、何の呪文?って思った。
簿記の学習を進めると『費用収益の見越し繰延べ』という内容が必ず出てきて、本試験の際など指折り月日を数える事になる。
例えば、会社の当期から来期にかけて決算日をまたいで家賃を1年分前払いした場合が費用の繰延べにあたる。
決算までの家賃は当期の費用として処理するが、来期分は当期の費用にはできないため、該当する期間を前払費用として資産計上する。
この処理を表した『ぜんぜんとうみは足し算』。
決算では、前期の前払費用を当期の該当費目に、当期未払費用は当期の該当費目に足し算する…。
頭文字をとって『前前当未は足し算』と先生に教えてもらった時は、見越し繰延べが苦手だった自分は目からウロコでした。
これは試験の時に頭の片隅に入れておくと便利だと思います。
6月9日の日商簿記検定の本試験を受験される皆さん、体調に気を付けて頑張って下さい。