意外に覚えている事【備忘録④】
行政書士試験で会社法を学習していた際に、お世話になった先生から『企業会計原則は「しんせいしめいけいほたん」と7個の一般原則の頭文字で覚えましょう…』と教えてもらった。
この呪文、意外に10数年経った今でも覚えているもので…
「真」実性の原則
「正」規の簿記の原則
「資」本取引・損益取引区分の原則
「明」瞭性の原則
「継」続性の原則
「保」守主義の原則
「単」一性の原則
※重要性の原則もありますが、除いて書いてます。
最初に自分がその原則の定義などを覚える時に考えていたのは、法規集の言葉を一語一句暗記するより、自分自身の行動規範に置き換えてみたら良いかも、でした。
【真実性の原則】であれば、企業活動は真実を報告しなければならない…という事を難しい言葉で法規集に書いてありますが、そもそも他人に報告する事は嘘ついてはダメだよ、って至極当たり前の事に置き換えて大まかに覚えた記憶があります。
【正規の簿記の原則】は、ルールに沿って正しい帳簿を書きましょう…。
【資本取引・損益取引の区分の原則】は、会社と個人を公私混同はしないように…。という自分がその時点で理解できるニュアンスで、まずは呪文それぞれをタイトルから紐づけて頭に入れていました。
法規集を丸暗記できる頭があれば苦労なく勉強も進むのですが、そうではない自分は何らかの変化を付けて自分の頭に印象付けしないと覚えられなかったので、法規集を自分自身の言葉で解読して、腑に落ちる形から法規集に戻って、読んで書いて覚えるの繰り返しをしていました。
印象に残った出来事や人、動物、物、風景などは意外に長い期間覚えているようで、講義では記憶のフラッシュバックを起こすようにわざと印象付けをして、覚えやすいよう先生は教えて下さっていたんだな、と今も先生と講義を思い出します。
明日は、日商簿記検定試験日です。
受験される皆さんがここまで努力してきた力を存分に発揮して、良い結果を出せる事を願っています。