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2024.7.20 のゼンジン未到とヴェルトラウム銘銘編の記録


いきなりですが、ゼンジン未到とヴェルトラウム、参加するのが不安だった。
近づくにつれ不安が増幅していき、楽しみと不安の螺旋階段を行ったり来たり…神戸から横浜までの二週間でSNSで吹き荒れた幾つかの論争がその理由だった。
新規・古参の推し方、コーレス、ネタバレ等。祭りと祭りの間の異様な空気があった気がする。

私は参加していいファンなのか、そんな風に考えるようになった。そんな状況を見兼ねて、もっくんが7月16日にインスタライブで語った「一方を肯定すると一方を否定することになる」に胸が痛んだ。最大限に言葉を選びながら私達を戒めてくれたと思っている。そして「推し方は自由」に大分救われた。

歌詞?全部覚えてないよ…コーレス?今までのライブ参戦で培った勘で何とかなるかな…周りが"古参"だらけだったらどうしよう…

そんな気持ちになりながらその日を迎えた。

席はアリーナのBブロックだった。

え!そこ私に任せる⁈楽しみと怯え半々に会場の浜スタへ向かう。まずはffさんとの粗品交換なるものにチャレンジ。
ネット繋がりからリアルに会うなんて人生で初めての体験だった。
最近のライブ参戦はぼっち直行直帰だったから、会場で誰かと話すことが新鮮だった。
お話したり写真を撮ったり、短い時間だったけど、とても嬉しく楽しい時間だった。

お会いしてくれたJAM'Sさん、本当にありがとうございます。

これしてみたかったの!


そしてドキドキしながら席に向かう。お話し出来た事でぼっちの不安が大分和らいだ。

熱中症対策に持って来すぎたペットボトルがずっしり重い。
会場は暑さと熱気で咽せ返るようだったがなんとか席まで辿り着く。

そして。
席からステージ見た瞬間、まあまあデカい声で「え!ヤバい!!」と思わず叫んでしまった。

すると、お隣の席の女性が
「ね!!ヤバいよね!!」って応えてくれた。

「近くない?ヤバいヤバい!!」
「ヤバいよね!」
「神席」
「どうしよう涙出てきた」
お互いに一気に意気投合、ヤバいを何回言うのよってくらいにヤバいを連発していた。

その女性は大学生の娘さんとの親子JAM'S(Mさん)。私が涼ちゃんファンと言ったら、まさかの涼ちゃん県在住と仰るではないか!
テンション上がってどうでもいい事をベラベラと喋り出す私、もはやぼっち参戦じゃなくなっていく。

開演が近づき、大画面のカウントダウンの最後のMが点灯し…3人が目の前に現れた。

「遊ぼうぜ!」からのCHEERSのイントロ。
「いるよ!ミセスだよね?」「いるよね!会えたんだよね」「ヤバいね」

それからヤバい、ヤバいねって言いながら、飛んでた。
最初から最後まで100回近くは「ヤバい」言ってたと思う。

完全に語彙力を失ったただの飛び職人になってた(寒いね、すみません)。

そして、心の中ではずっとありがとうを言ってたと思う。

確かに目の前に3人が存在していた。

大森元貴の華やかで輝く姿は、直近のインスタライブでJAM'Sに向かって真剣に語ってくれた人間臭さとは対照的にも思えたし、語りかけてくれた言葉を思い出して胸が熱くなった。

既に満身創痍だったかもしれない、それでも私達一人一人に音を届け、楽しませようとする姿を必死で追った。
私はフェーズ1の活動は後から追って知ったが、あの十代の憂いのある面影を全く忘れさせるほどの強さとオーラがあったと思う。

VIP、ツキマシテハ、ゼンジンと言えばの「CONFLICT」。
演出を少なくしてバンドサウンドを前面に押し出していたことは、フェーズ1で無骨に音を追求した5人の時代と、愛されたい、寂しい、認められたいともがきながら歌っていた大森元貴と現在を最大級に讃えた構成だったと思う。

そしてスタジアムの真ん中で歌うもっくんと傍で黙々と楽器隊で音を鳴らす涼ちゃんとひろぱの姿は、今や多くのファンに愛されているスーパースターの姿だった。

ライブは進む。
Magic。撮影するの飛ぶのどっち状態で、後から見たら見れたもんじゃなかった。縦眉を撮りそびれた。動揺がカメラの動きに現れていて今見返すとウケる。

familie。
もっくんの歌はBGM状態。トロッコ涼ちゃんとひろぱを追うのに必死、今思うとなんてことしてたんだろう…。

トロッコ涼ちゃんに向かってえげつない声で涼ちゃーーん!と叫んだ、手が振り切れるかと思うほど手は振った、視界には入れず。
桜井さーん!(ミスチル)から20年振りくらいに黄色い声というものを出してしまった、最高。

ラストのケセラセラでほんまの号泣かまして、汗と涙でドロドロ、Tシャツは汗で重い。
もう何でも来い状態だった。

「最高すぎたね」と言いながら、規制退場待ち時間に連絡先を交換。
ハイな私は真っ先にXのアカウントを伝えてしまった。アホかと。普通LINEだろ、そこは。JAM'Sの活動歴(さしてしてないが)を知ってもらうのに手っ取り早いからと思ったんだろうねあの時の私は。
更に、余った粗品を強引に渡してしまうハイっぷり。

ネットからリアル、リアルからネット。

二つの出会いがあった何とも濃いゼンジンの1日だった。
私ってこんなにアクティブな人間だっけ?と思う前のめりで、今思えばゼンジンハイ。
その後、MさんとのLINEで以前から私のポストを見ていてくれたと言うではないか!本名とハンドルネーム両方知られてめちゃくちゃ恥ずかしい。また同い年と分かった。
今ではLINEでミセス愛を語らうお友達になった。
ライブでお隣の席になってお友達になるなんて本当にあるんだね!
ミセスがくれたご縁がここにも。
なんて素敵な日だ。

綺麗な花もいいけど
傷をも誇れる花になろう
愛に満ちたこの日々に
何を残そう
そう 今こそ
生まれてきた意味を刻む時だ

生きていると、楽しいことばかりじゃないし、思うようにならなかった傷ばかり思い出すけど、この歌詞はそれすらも誇らしいと言ってくれてる。また頑張ろうって思えた。

愛に満ちたこの空間に来れたこと、ミセスに会えたこと、出会いがあったこと、全部ありがとうございました。

ぼっち参戦なのに全然ぼっちじゃなかったゼンジン。

涼ちゃん、もっくん、ひろぱ、サポートミュージシャンの皆様、最高のステージをありがとうございました。
そして、スタッフの皆様、暑い中本当にありがとうございました。


座席から見たステージ(本人撮影)



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