大晦日に何故かサンタコスの幼馴染から彼女というプレゼントを貰いました
〇〇:は〜今年ももう終わりか…
〇〇:今年も結局彼女出来なかったな〜
〇〇:"クリスマスは彼女と過ごす"って友達に言いたかったな〜
家族との夕食後、〇〇がリア充への憧れを呟いていると、携帯に着信が入る
電話をかけてきたのは幼馴染の理子
📱
〇〇:もしもし？
理子:〇〇〜今日の夜って暇？
〇〇:まあ暇だけど
理子:…じゃあ〇〇の部屋行ってもいい？
〇〇:いいけど、大晦日は家族と過ごさなくていいの？
理子:それは大丈夫！
〇〇:理子が大丈夫ならいいよ〜
理子:分かった！
理子:行く時また連絡するね
〇〇:了解〜
そう言い電話を切る
〇〇:とりあえず、母さんに理子が来ること言っておくか
〇〇は母親に理子が来ることを伝え、軽く部屋の掃除をすることに
〇〇:掃除とはいっても年末の大掃除したばっかりだからそんなに片付ける必要ないな
掃除も終わり、特にやることをも無くなりスマホをいじっていると理子からLINEが
理子L:今から行ってもいい？
〇〇L:大丈夫だよ
理子L:じゃあ今から行くね！
〇〇L:了解〜
10分後
理子:やっほ〜
何やら大きな袋を持った理子がやって来た
〇〇:理子、その袋なに？
理子:こっ…これは後で分かるから…
何やら歯切れの悪い返事をする理子
〇〇:にしても大晦日に突然うちに来るなんて珍しいね
理子:まあね…
〇〇:まあいいや、理子なんか食べる？
理子:りー、みかん食べたい！
〇〇:本当に理子はみかん好きだよね
理子:うん！
〇〇:みかん食べるなら一緒にお茶を持ってくるからちょっと待っていてね
理子:ありがとう！
〇〇:いやはやもう2024年も終わりだね〜
理子:そうだね！〇〇はこの1年どうだった？
みかんを食べながら理子と今年を振り返る
〇〇:この1年か…
〇〇:彼女出来なかった…
理子:〇〇今年ずっとそれ言っていたよね
理子:今年こそクリぼっち回避するって
〇〇:まあね〜
〇〇:でもその点理子はいいよね
理子:何が？
〇〇:だってすごい可愛いからクリぼっちとか縁もゆかりも無いでしょ？
理子:可愛いなんて…///
理子:でもりーは今年はクリぼっちだったよ？
〇〇:嘘でしょ？
理子:ほんとだよ
〇〇:いや〜意外だった
理子:なんで、りーがクリぼっちだったか分かる？
〇〇:なんか用事あった？
理子:違う！
理子:ほんとに分からないの？
〇〇:うん…
理子:…なら答え教えてあげるから少し待っていて
理子:絶対部屋から出ちゃダメだからね！
〇〇:うん
そう言うと理子は持ってきた大きな袋を持って部屋を出る
しばらくして部屋のドアが開いて理子が戻ってきた
〇〇:理子どこ行って…
〇〇:えっ…
理子:…
戻ってきた理子はサンタのコスプレを着ていた
〇〇:理子それって…サンタ？
理子:うん///どうかな？
〇〇:めっちゃ可愛い…
理子:ありがとう///
〇〇:でもそれがクリぼっちとどんな関係が？
理子:…りーはずっと〇〇のことが好きだったの！
〇〇:理子…
理子:正直クリスマスも他の人に誘われていたけど全部断っていだんだよ？
〇〇:それって…
理子:りーは〇〇とクリスマスを過ごしたかったの！
〇〇:…
理子:でも〇〇が鈍感で全然気が付かないんだもん
〇〇:理子が僕のことを…
理子:そんな鈍感な〇〇にりーから少し遅めのクリスマスプレゼントをあげるね
理子:〇〇さん、りーと付き合ってくれませんか？
〇〇:僕すごく鈍感だったけどそれでもいい？
理子:そんなところも含めて〇〇が好きなの///
〇〇:なんか嬉しいな
〇〇:僕で良ければよろしくお願いします
理子:やった〜〇〇〜
告白が成功し〇〇に抱きつく理子
〇〇:これは最高のプレゼントだったな
理子:エヘへ///
理子:来年のクリスマスは絶対2人で過ごそうね！
〇〇:来年のクリスマスまで持つかな？
理子:えっ…〇〇はりーと別れようとしてるの？
〇〇:冗談だよﾌﾌ
理子:もう！〇〇ったら！
〇〇:ねえ理子？
理子:なに？
〇〇:明日初詣一緒に行こうよ
理子:うん！
〇〇:あと…今日は泊まっていかない？
理子:えっ？
〇〇:いや…理子ともっと一緒にいたいな…なんて…
理子:うん！りー１回家戻って荷物準備してくるね！
〇〇:一緒に行こうか？
理子:大丈夫！すぐ戻ってくるね！
〇〇:あっ…待って！
理子:どうした？
〇〇:理子そのままの格好で行くの？
理子:あっ…
理子:着替えてから行くね///
こうして幼馴染から数日遅れのプレゼントを貰い付き合うことになった2人
大晦日は2人仲良く夜更かしして、翌日寝坊した〇〇と理子でした