大学一の美女はどうしても僕から告白されたいらしい
大学に入学して約半年、友達も増え、○○は穏やかなキャンパスライフを送っていた
…たった1点除いては
○○の穏やかなキャンパスライフを脅かしているのが…
??:○○〜ギュッ
○○:ちょっと、山崎さん、こんなところで抱きつかないの
山崎:いいじゃん〜減るもんじゃないし〜
過剰なまでにコミュニケーションを取ってくる同級生の山崎天の存在である
彼女は抜群のルックスと天真爛漫な性格で入学して半年で既に大学一の美女と呼ばれている
そんな山崎さんとの出会いは大学の入学式前
○○が歩いていると
男:ねえ、いいじゃん、ちょっとだけ遊ぼうよ〜
??:やめてください…
男:そんな事言わないで、俺と遊ぼうよ〜
○○:何してるんですか?嫌がっているじゃないですか?
男:なんだ?うるせえんだよ!
殴りかかってきた男を倒してダル絡みから山崎さんを助けたのが最初の出会いだった
○○:大丈夫ですか?
天:…大丈夫です…ありがとうございます!
○○:なら良かった…あなたは可愛い人は変な男に絡まれやすいと思うので気を付けてくださいね?
そう言いその場を離れようとすると
山崎:…可愛い…って言ってくれた!
山崎:…待ってください!
山崎:…好きです!
○○:はい?
初対面の女性からまさかの告白
山崎:私を助けてくれたその姿に一目惚れしちゃいました!
山崎:しかも私のこと可愛いって…
○○:…えっと、僕は今、名前も知らない人に告白されてます?
山崎:すいません!私山崎天って言います!あなたのお名前は?
○○:山崎さんって言うんだね、僕は黒田○○と言います
山崎:○○さん…いい名前ですね!
山崎:…ちなみに告白はしてないです!
○○:好きですって言われたけど告白ではないんだ
天:私は告白されたいんです!
○○:うん?どういうこと?
天:私は、「僕と付き合ってください!」と告白されたのに対して「はい!私で良ければお願いします!」って言いたいんです!
○○:なるほど?
天:なので○○さん、私に告白してください!
○○:いや、流石に初対面の人に告白は出来ないよ
○○:山崎さんくらい可愛い人ならきっといい人が見つかるよ
○○はそう言うと、待ってくださ〜いと言う山崎さんの声を無視して逃げるようにその場を離れた
そしてその後何故か大学の入学式で奇跡?の再会を果たし、今に至る
同い年ということが分かると
山崎:これはきっと運命の出会いだよ!
と入学式の会場で告白を迫られた
それ以来○○を見つける度に抱きついて
山崎:ねえ?私のこと好きになった?
と聞いてくる
そんな日々が始まってから数ヶ月経った頃
山崎:ねえ、○○?今日暇?
○○:暇だけど、告白はしないよ?
山崎:告白もして欲しいけど…たまには一緒に食事とかどう?
○○:いいけど、いつ行く?
山崎:今日の講義終わったあとは?
○○:大丈夫だよ〜
山崎:なら駅前の居酒屋に18時に集合でいい?
○○:おっけ〜、じゃあまた後で
山崎:うん!
そう言うと山崎さんはどこかへはしって行った
心なしか走り去って行く山崎さんの顔がいつもより赤い気がした
18:00
山崎さんと合流して居酒屋へ
山崎:2人の運命の出会いを祝して乾杯〜
山崎さんの謎の音頭で乾杯をして飲み物を飲む
2人とも未成年なのでもちろんお酒は飲まない
会話が弾んでくると何故か山崎さんが妙に体を付けてくる
○○:(ヤバ…なにか柔らかいものが当たっている…)
山崎:あれ?○○どうした?
○○:…別に…何でもないよ…
山崎:ふ〜ん…笑
山崎:(いつもと反応が違う!恥ずかしいけどこれを繰り返せば○○から告白してくれるかも!)
その後も、○○は山崎さんのボディータッチに対して必死に理性を保ちながら対応し何とか食事は終了した
帰宅後
山崎:う〜ん…せっかく食事に誘って、いつもよりボディータッチもしてみたのに、○○から告白してくれなかった!
山崎:でも収穫もあったし、絶対に○○から告白させてやるんだから!
○○のキャンパスライフは当分騒がしい日々が続きそうだ