イキリと喧嘩はガキの華

色んな所に引っ越して、色んな場所に住んできた。
タイトルの通りだよ。イキって喧嘩して…クソガキだったな。

力は無駄に強かった。
口も達者だった。

親からの教えで、自分より弱いやつと喧嘩はするな。女には手を出すな。喧嘩するなら自分より強い奴とやれってよく言われた。

特に、女に傷でも負わせたらお前を殺して私も死ぬってよく言っていた。

これはずっーと覚えてる。無駄に力があったから余計にね。

最初は小学2年生の時。5年の2人組に揶揄われて殴られて追っかけても逃げられて。どうにかしたくて。

奴らの上履きをランドセルの中に入れて校内に隠して、中には黒く塗りつぶした紙を入れて…。怖がらせよう、やってやろう、っていう思いで仕返しをした。

そしたら謝りに来た。

今考えれば幼稚だけどね

引っ越した先では都会から来たのが気に食わない奴が口撃をしてきた。体もでかくて勝てそうにもない相手。喧嘩したけどボコボコにされる。

その様子を見ていた他の子たちが不憫に思ったのか、僕の味方をしてくれた。
ただ都会から引っ越してきただけ。僕の気が強いから喧嘩になったけど。
今度はソイツが攻撃の対象にされ始めた。

それは違うだろ?最終的にソイツとは仲良くなれたよ。僕達2人はしばらくイキってたね。
高学年からしか使えない遊具で遊んでみたり。授業抜け出してみたり。
特有の好き!とか嫌い!とか言えない雰囲気を壊してみたり。

5年性にもなれば担任が理解のある人だったこともあって落ち着いた。
ただ、その頃から僕は自分の美学を他人に押し付け始めたと思う。
その美学は今でも間違ってる部分は少ないと思う。ズレてる部分はあると思うけれど。

陰口言うくらいなら正面から言え!とか。
言い方を考えろよ!とか。
イジメなんてダサいことすんなよ!とか。
えっちな話は早いだろ!とか。

遊びとやっちゃいけないことの境界線とかは強く押し付けてたと思う。本当に謝っても謝りきれないくらい反省している。ごめんなさい。

さて、中学生になると共にまたまた引っ越した。
全ての環境が変わっても上手くできると思っていた。

出来なかった。先輩達は平気でナイフを持ってるし、所属していた柔道部ではゴリラみたいなのがゴロゴロいた。ヘッドスプリングで柔道場一周してる奴は類人猿だ。

クラスメートもそうだ。僕の美学とはかけ離れた場所だった。平気で大人の下ネタを言うし、障害者だ!とか、アスペだ!とかなんでも。

ありえない。喧嘩しようにも、中学生くらいからは徒党を組み始めるようになる。

それでも負けないように行動したけど、相手の陰湿な行動も組み合わさって。

本を廃紙入れに全部ぶち込まれてた。カバンの中に入れていたのに。

僕も含めてガキっていうのは、イキって喧嘩してナンボなのかもね。

ただ、人の道から外れちゃ行けない。


以上、僕の美学の押し付けでした。





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