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エキセントリックな性格で悩む私へ
拝啓 特異すぎる性格で悩むチャールズ様
こんにちは、貴方自身です。
さて、貴方は、自分のことをどう思っていますか?
変人、狂人、誰からも理解されない...
そう思っているでしょう。
昔から人とは違う性格をしていた。
幼稚園時代
外ではドッヂボールをしているときには、部屋に籠もってホンダNSXの絵をずーっと描いていた。家ではF1のゲーム。好きだった強いフェラーリでも、当時フェラーリの次に強かったマクラーレンでも、また日本のホンダやトヨタでもなく、ミナルディをいつも選んでいた。
小学校時代
授業中も自由帳をずーっと眺めていた。高学年になるとイタリア語を学び始め、そうすると片言のイタリア語ばかり話していた。
その特異な人物から、
中高と、壮絶ないじめにあっていましたね。
でも、そこをくぐり抜けた貴方は偉大です。
そう思えない?そうですか。じゃあ、もう一つ理由を出してあげましょうか。
貴方は、5年前と比べると、
信じられないくらい大人になっています。
これは間違いない。
私自身、「大人になる」とは、
年齢を重ねることでも、童貞を捨てることでもなく、
精神的に成熟することだと思います。
貴方は、大学時代は勉強ができた反面、
人とのコミュニケーションで悩む学生でしたね。
また、就職活動で失敗したとき、
一目惚れしたあの子に告白して玉砕したとき、
お昼だろうが夜だろうが、また大学の授業が残っていようが、
さらには、なんとあろうことか授業中だろうが、
お構いなくお酒を飲むような人でしたね。
今だから言います。
当時はまだ、年齢の恩恵でお酒が飲めるだけの子供でした。
精神的に成熟しておらず、
自己主張だけは一丁前。
「自分を変えたい」と思っても何もできなかった。
図星ですか?
でも、安心してください。現に今の貴方はそうではない。
「それでも私は他の人と180°も違うんだ」
ほほう、そう言いますか。
でもね、理解者は世界中探せばどこかに1人や2人はいます。80億人もいるんですから。
大学のウェイウェイ的なノリがはびこる環境にに鬱陶しさ、気色悪さ、そんな世界が存在してそこにいることの無意味さ、そしてそこに意図せずとも飛び込んだ自分に愚かさを感じ、
日本でコミュニケーションに困っていた中で行ったカナダ留学。
カナダには、まだ成熟のせの字もできていなかった貴方を理解してくれた人達がたくさんいたでしょう。
貴方はあの時なんかに比べてとても大人になっていますから。日本にも理解者の1人や2人はいるでしょう。保証しますよ。
というか、何人もいるでしょう。わかりませんか?彼らのこと忘れないでくださいよ。
それに、偉大な理解者がいますでしょう。
ヴォルフガング・フォン=ゲーテ
若きウェルテルの悩み、ファウスト...
これらの偉大な作品に、貴方は共感しているでしょう。
それから...
人と違っていたほうが面白いですよ。
世界は平等にできているんです。
大きな欠点がある人には、他の人と比べても明らかに勝るような大きな長所がある。
貴方には、大きな長所があるでしょう。大きく優れているものを持っているでしょう。
そして、そういう人ほど、人として面白いのです。
貴方は嫌われるときは思いっきり嫌われるでしょう。
でも、貴方を、しっかりと尊重した上で面白がっている人はたくさんいるんです。
今日も、身近な誰かを楽しませているんです。
誇ってください。
貴方は立派なものをたくさん持っています。
これからも一緒に歩んでいきましょう。
よろしくお願いします。
敬具