【MD】イシズ実装後のライトロードについて
初めましての方は初めまして、キャベツです。ライロ使いのような顔して最近は神碑ばかり使っていた嘘つきです。罠パカ最高。
一応Season15はライロでダイヤ1達成しました。辛うじてアイデンティティは保たれたかと。
ドロバもロンギもアトラクターも見かけない平和な環境だったため、プラチナ帯、ダイヤ帯ともに降格無く半日ずつで登り切れました。個人的にはライロがかなりやれる環境だと思っています。
さて、早速ですが本題。
今回はイシズ入りライトロードってどうなん? という話をしていきます。
MD内の告知で、3/9発売のセレクションパックにイシズギミックが収録されることが発表されました。
現在のMDでは、紙でイシズと組んで結果を残しているテーマの多くがまだ存在しないため、話題はもっぱらイシズの相棒探しにあるようです。
その議論の中で、相棒として「ライトロード」の名前がちょこちょこ上がっていたため、ある程度ライロを研究してきた身としてイシズ入りライトロードについて短く私見を述べていこうと思います。
ライトロードについて
今のライトロードについて基礎知識がない方もいると思いますので、簡単にまとめておきます。
ライトロードはカードを墓地に送ることでアドを稼ぐテーマです。基本的にはデッキトップを墓地に落とす場合が多いですが、必要に応じてデッキの中や手札からもカードを落とし、墓地に展開用の札を貯めていくのがメインの動きになります。
そして現代ライトロードでは、墓地の条件が整い次第《神聖魔皇后セレーネ》と《ライトロード・サモナー ルミナス》、《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》のセットによる展開で盤面を作りにいきます。
このセットから作れる盤面はかなり自由度が高く、構築をいじれば全ハンデス、マシュマックワンキル、ネクロフェイスLO、6~7素材ロンゴミアント、n妨害の先攻制圧等様々な出力を行えます。
現代ライロの動きのイメージを表す動画を一つ載せておきます。
今回は全ハンデスをしていますが、前述した通り他の動きをしても構いません。
現代ライトロードに関するより詳しい解説は以下のnoteで行っていますので、暇があればぜひご一読ください。
イシズ入りライトロードについて
現段階のライトロード
イシズ前のライトロードで私が一番強いと思っているのはこちらのトリシューラ全ハンデス型です。
このデッキは先述したセレーネ、サモナールミナス、シャーマンルミナスのセットからトリシューラ連打を出力し、先攻では全ハンデス、後攻ではキルを取るか場、墓地、手札のカードの全除外を目指します。
最初に載せた通りこのデッキで月初にダイヤ1に登っていますし、一度も降格はしませんでした。勝率はデータをとっていませんが、ダイヤ2の底で一時的に勝率五割程度でふらふらした以外はすんなり登ったため、最低でも6割はとっていると思います。
今回のイシズによってライロはさらに強化されるため、最低限戦えるスタートラインには立っていると思います。
イシズとの相性はどうか
断言しますが、現在のMDでイシズを最も上手く使えるのはライトロードです。
アギドケルベクの墓地肥やしがライトロードと微塵の齟齬もなく噛み合っているのは言うまでもないですし、ムドラケルドウの墓地バウンスも、相手への妨害に加えて自身の展開補助としても強く使えます。
また、普通のデッキでは朱光やムドラケルドウとの併せ引き、ディヴァイナーの召喚権で落とされるアギドケルベクを、ライトロードではギミックの自然な動きで墓地に落とせるため、イシズギミックに無駄な動きや浮いた札を要さずアクセスできます。
イシズギミックを強く使えて、かつイシズギミックへと自然にアクセスできるのは、現状ではライトロードだけだと思います。
イシズ入りライロは強いのか
今回のイシズギミックは、雑に言えば40枚構築で芝が刈れるようになるため、純粋にライロの動きに安定感をもたらします。素直な強化なので、実装されれば順当に勝率も上がるでしょう。少なくとも準環境程度の強さはあると私は思っています。
ただ、イシズという強化をもらってもライトロードが環境トップになることはまず無いかと。
MDのライトロードは言ってしまえば究極の一発芸デッキです。
今のライロはたった一つの勝ち筋に特化し、それを突き通すことに全精力を傾けることでどうにか勝っている状況であり、スプライトや神碑のように多彩な戦法や試合展開を繰り広げる余裕などどこにもありません。
余裕がないがゆえにメタにも弱いですし、環境の変化の煽りも受けやすいです。突き通す一芸のネタが割れれば対応もそれなりに容易です。突き詰めると構築がワンショット型になるため「通れば勝ち、通らなければ負け」というプレイヤーの腕があまり出ない試合にもなりがちです。
つまり、少々感覚的な話にはなりますが、ライトロードにはスプライトや神碑が備えているような盤石な強さが無いのです。
イシズを獲得することで展開の安定性はかなり増しますが、言ってしまえば所詮40枚で芝が刈れるというだけの話であり、一発芸デッキであるという根本的な問題については何ら解決されません。もちろんメタスペに悩む余裕などほぼ生まれませんし、相変わらずひたすらに構築を尖らせることを迫られます。
イシズ後にライロがどれほど勝てるようになるかは分かりませんが、少なくともDCのような環境の変化に対応しつつ一定期間安定して勝ち続ける必要がある場面で使うべきではないと思います。私は使いますが。
今からライロを触る方は以上の点だけご注意ください。
サンプルデッキ
ライロの構築の幅は無限なので、あくまでこれは私個人が考える丸めなレシピです。メタゲームはまだ意識していないため、使うなら各自で調整してください。また、紙のライロを調べるとロンゴミ型ばかり出てくると思いますが、ゴシップが使えないMDでは無理なので諦めてください(幻影を混ぜれば無理やり出せますが普通に弱いと思います)。
トリシューラ連打型
回し方は、とにかく墓地を肥やしてセレーネ、エメラル、トリシューラでループするだけです。
本来は動きの都合上60枚にしたい型なのですが、イシズを強く使うために40枚構築にしました。そのため、デッキ枚数の管理が多少シビアになっています。
また、Gに関しては暗黒界未界域方式で相手のデッキを枯らしにいきます。これは眉唾ではなく、ランクマでも普通にやっている戦法です(だからこそうららも墓穴も入れていない)。イシズの実装によりアギドケルベクで相手の山を10枚飛ばせるようになったため、より成功率は上がっています。
ネクロフェイスLO型
ネクロフェイスで相手の山を枯らします。
イシズ前は全く安定せずネタ寄りの型でしたが、イシズ実装によりアギドケルベクで山を10枚削りつつ、ムドラケルドウでネクロフェイス回収用のリヴァイエールを容易に使い回せるようになったため、成功率は格段に上がりました。妨害が無ければまず成功します。
60枚デッキでもソリティアすれば無理なく枯らせるので、実戦で使うのも十分視野に入るかと思います。また、イシズに加えてネクロフェイスでも山を飛ばせることにより、G受けがかなり良いことも大きな長所です。
終焉の精霊や奇跡の発掘、異次元からの埋葬、娘々等のネクロフェイスLO御用達カードを不採用としているのは、無くても削り切れるからです。誘発0のガンギマリデッキを使っているのですから、勝ちを勝ちにする事故札を入れるより少しでも手数を増やしたほうがいいと思っています。
制圧型(レシピ無し)
ウーササベージバロネス超雷龍みたいに並べて制圧する型です。色んな人が扱っていると思うので、youtubeなどで探してみてください。
ただ、個人的にはこの型はあまり好きではありません。この制圧が通るなら、トリシューラ全ハンデスもネクロフェイスLOも基本的には通るからです。
ほぼ同じ要求値でワンキルする方法があるのに、わざわざ制圧して結界波や岩戸をモロに食らうのはなんだかなあと思ってしまいます。
勇者型
紙のライロをリサーチしている方は勇者採用型の構築も見かけたかと思います。
私も紙では勇者入りを使っていますが、勇者型は水遣いが墓地リソースとなる点が大きな強みであるため、現在のMDでは水遣いの枚数が足りず活かしきれない印象です。また、ムドラケルドウとシナジーのあるテセアも実装されていないので、勇者採用はちょっと時期尚早かなと。
終わりに
簡単ではありますが、イシズ入りのライトロードを紹介してみました。
皆さんもこの機会にライロを使ってみませんか?