煽り自転車!? 気づいた好意の循環
買い物からの帰り道、自転車の前の籠にはウサギの餌、後ろの籠には豆乳6つを買い込んで、自転車二台がギリギリすれ違うような道を走っていた時のこと。
後ろから猛烈なスピードで追いついてくる自転車がいます。
内心、「ゲッ、こんな細道で煽らなくても・・・」と思いつつ、大きな通りに出ると、少し脇に自転車を寄せて、道を譲ろうとしました。
その時、自転車に乗っていた60代位と思われるご婦人から意外な言葉が。。。
「紐が道路に接地していて危ないですよ」という一言でした。
私が使っている「エコバッグ」は100円ショップで購入したショルダーバッグ形式のバッグだったのですが、紐をバッグ本体に固定する部分が壊れてしまい、紐が籠の下まで垂れていて地面に着いていたのです。
恐らく、そのご婦人は紐が引っかかることを懸念して、追いかけてくれたのだと、その時初めて理解しました。
私は素直に御礼を言いましたが、その時同時に思い出したことがありました。
いつも通勤で歩く道すがら、背中に背負ったバックパックのチャックが開いたまま歩いている人に、チャックが開いたままの状態であることを伝えたことが過去に2回ほどありました。
そのまま気づかずに電車に乗れば、スリや窃盗の被害に合う可能性もありますし、階段等を上る動きで中のモノが落ちる恐れもあります。一方で、相手が若い女性だったりすると、怪しいやつに思われないかと躊躇する自分もいます。
伝えた時は多少の勇気がいるものの、伝えた後は「すいません」とか、「ありがとうございます」という御礼を伝えて貰った経験があり、気が付いたら言うようにしていました。
今回は自分が言われる立場となり、「好意の循環」を感じました。もちろん自分に返ってくることを期待して、相手に親切にするのではありませんが、相手のためを思って勇気を持って伝えることは大事だと改めて思った一日でした。