見出し画像

『最近、地球が暑くてクマってます。』

文響社さんが出している本で、イラストに富んでいて、とても分かりやすい本です。この本のデザインやメッセージの発信の仕方をまねて、プレゼンテーションにも使用ができると思いました。

1スライドー1メッセージ

プレゼンテーションで、とても大事なことだと思うのですが、1枚のスライドに色々なメッセージを入れ込むのではなく、一つのメッセージと、それに応じた画像や写真を一枚入れるという形です。私は個人的に、よくインパクトのある写真や画像を、そのままスライドの背景にして、イラストだけにすることもあります。必要な時に、中心となるような言葉を念のため、補足として入れる程度です。この本では、その原則が当てはまるページが多くあり、参考になります。

構成の作り方
私たちは、プレゼンテーションで社会課題などを話すときに、難しい用語や長い背景の説明をしてしまい、「長さ」と「難しさ」で退屈させてしまうこともあります。そんなとき、もっと身近な例や親しみが持てる単語で始め、さらに注意をひくようなユニークな画像などで相手の注意を引き寄せることができれば、良い導入になります。

この本では、上野動物園のクマの話や、レジ袋の消費率の話によって、私たちの身近な話題として、環境問題があることを考えさせてくれます。こうした流れをつくると、その後関連したデータなどを提示する際に、いきなり抽象的な情報を与えられた感じがせず、自然に入っていけます。

スライドのデザイン性
この本では、デザイン性が言い画像や配置、フォントの使い方がされたページがたくさんあります。他の書籍で、さらにスライドのデザイン性について深めたい方は、以下のSlidologyがとても役に立ちます。


以上のような点以外にも、色々なヒントがある本ですが、相手にビジュアルで何かを伝えなくてはいけない方などには、とても役に立つと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?