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Charites Accessories-カリテス-です。
スパンコールとビーズをオーガンジーやチュールに刺繍して、透け感の美しいアクセサリーを作っています。

貴重な梅雨の晴れ間の日曜日。
世田谷美術館の『作品のない展示室』に行ってきました。

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全世界的にコロナウイルスの影響で、予定していた展示が中止になったり延期になったりしています。

世田谷美術館も展示が延期になり、いまは美術館が空っぽになっています。
そんな状況で、現在の企画は美術品があっての美術館という既成概念をひっくり返し、作品のない展示室を開放する企画。

美術品の箱としての美術館ではなく、美術館そのものの存在感を感じる面白い企画でした。

なにより作品のない美術館なんて、見ようと思っても見られるものではありません。
ある意味、こんな貴重な体験ができるのもコロナウイルスのおかげ?

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世田谷美術館は砧公園の中にあるゆったりしたロケーションの美術館です。
窓も大きく取られていて、こうしてみると窓の向こうの景色が一幅の絵画のようで美しい!
感動的です。

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美術館が美術の展示場だけであるというのは間違いである。
美術館は美術と生活との関連をとらえ、示す場でなければならないと思う。

(内井昭蔵の言葉)

世田谷美術館を設計した内井昭蔵さんは建築と日常生活、人との関わりを強固に結びつけるスピリットを大切にしていたそうです。
空間を共有して共感すること。
それは精神の伝達であること。
  
美術館は単なる器ではなく、人と建築、美術との空間を共有する存在なんですね。

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美しい美術館の在り方がとても感動的でした。

がらんとしているけれど、空っぽではない。
空間として凛と存在する。
美術館て本当に良いものだなぁと。

今日の配信で、ゆるっと感想をお喋りしています。
よろしければお聞きください。

Sunday chilling out 『作品のない展示室』世田谷美術館

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砧公園はとても気持ちの良い公園で、天気の良い日は一日中ここで過ごしています。
緊急事態宣言中も、毎週砧公園か代々木公園で過ごしていました。
都会の中でもこうしてchillingできる場所がある。
お気に入りの場所です。

よろしければサポートをお願いいたします。 新しい技術習得のための刺繍学校の学費にいたします。