深夜のかりすま名画座:プライドと偏見
プライドと偏見
女性に相続権のない時代のイギリス。
ベネット家の次女・エリザベス(リジー)は婿探しに執心する周囲に辟易していました。
ダンスパーティーでベネット家と交流を持ったダーシー。彼の高慢な態度にベネット家の人々は反感を覚えます、が。ダーシーもまたリジーから向けられる偏見や、ベネット家の節操の無さに呆れていました。
両家のお家騒動を通じ、リジーとダーシーは互いを意識し始めます。
人物描写と、映像美で表現されるロンボーンの牧歌的な風景が見所です。
身近な人々を登場人物に重ねたり時代が、環境が違えど通用する名作の普遍性を知りました。
冷静なダーシー(演:マシュー)と表情豊かなリジー(演:キーラ)の対比で画面が映えます。キャスティングが賛否分かれる様ですが、けらけら笑いながら皮肉を言うリジーが個人的にとても良かったです。