深夜のかりすま名画座:イップ・マン 葉問
イップ・マン 葉問
イップマンは家族を連れ、イギリス植民地の香港に移住します。街を牛耳る洪拳・ホンと対立し、その為に。武館経営は立ち行かず困窮の日々から抜け出せずに居ました。
ホンの経営する店でボクシングの試合が開催されます。
主催する要人は香港警察にも影響力のあるイギリス人で、ホンたちは不満を感じつつ従わざるを得ない状態でした。
ボクシングチャンピオン・ツイスター、彼は。リング上で演武を披露する武術家をノックアウトし、中国武術を侮辱します。堪忍袋の緒が切れたホンはイップマンの制止を振り切り、ツイスターに誇りを賭けた戦いを挑みます。
第1作に続き面白い。良いアクション映画です。
イップマンとホンを演じるドニー、サモハンの技巧は圧巻の一言。
敵役を叩きのめす様が実に爽快。「イップ・マン」シリーズは敵を憎たらしく描写する事に長けていますね。
第2作にして既に「空手バカ一代」「ロッキー4/炎の友情」みたいなタガの外れ方で「次は熊や虎なんか相手にするのでは」と思う程です、が。本作の時点で「老い」に言及している事もあり今後は、敵のインフレよりイップマンの衰えに舵を切るだろうと予想しています。