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『市民グループ見張り番』よ、これで総会を開く意味があったのか。

直前まで悩んだが、『市民グループ見張り番』(以下、『見張り番』)の定期総会を、オブザーバーとして傍聴した。2020年(令和2年)10月24日の土曜日である。

先だって、『見張り番』のブログに総会開催の予告がされていて、この日のブログの内容から相当に重々しく、かなり重要なことが語られるのではないか、野次馬根性といえば聞こえが悪いかも知れないが、期待を込めて傍聴すべく、大阪市阿倍野区市民学習センターの特別会議室に赴いたのである。本来なら、6月に開催される予定であったのが、此処までずれ込んだという状況に加え、11月1日の『大阪市廃止・特別区設置住民投票』を目前にして、『見張り番』として何か重要な発言があるのでは、という期待が、僅かながらでもあったからである。

14時。特別会議室に赴くと、受付にて松浦米子石崎善隆両世話人がカンパを募っていたが、個人的に現状の『見張り番』に対する信用はゼロと言っても良い心境であったので、「オブザーバー参加ですので」と一言言って断った。恐らく個人情報を提供することになりそうなのも嫌だったので。約10名ほどの『見張り番』の会員が着席し、何やら会話をしている様子。内容までは正直憶えていない。

今し方、松浦米子という名前を出したが、どうやら『見張り番』の代表は降りたものの、最高顧問というか幹部的な位置に収まったといって良さそうだった。齢傘寿を超えたとはいえ、体調も悪いとは思えず、途中で発言する声も元気そのものであった。そう言えば、石崎氏と隣り合わせで、後ろから他のメンバーの報告を見ていたのだった。

10月23日放送の、朝日放送(ABC)の報道番組『キャスト』にて、事前に取材が行われた時の映像がある。

うだうだ書いてきたが、結論を先に言ってしまおう。

「見る価値なし」

「聞く価値なし」

「やる気あるのかお前ら」

「もう、やめちまえ」

本当にそう言ってしまいたくなる酷い内容であった。そもそも、2020年ももう直ぐ終わろうという秋、何で今頃になって、2019年の、1年以上前の内容の報告をボソボソと喋るのを聞かなあかんのや、と

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手許に有る定期総会の資料を改めてこうして見ていると、突っ込み処が多く、呆れるしかない。実際、筆者がオブザーバーとして参加して話を聞いているうちに、ボソボソと喋る声が聞き取りづらく、内容も段々と詰まらなくなり、終いには眠りはしなかったが、瞑目し腕組みすることに。途中でヘラヘラ笑い声まで出ていたのが聞こえ、緊張感のなさに苛立ち、許されるならば大暴れしたい心境だった。それくらい、どういう風な状況に自分達が置かれているのかが理解している様に見えない、『見張り番』の情けない姿を目の当たりにしてしまったからである。

2019年に学習会を開いて勉強することが出来なかった(そもそも、やる気があったのか?)『見張り番』。

他の市民団体との連携した活動が出来なかった(そもそも、相手にされなかったのではないのか?)『見張り番』。

住吉市民病院の問題について何ら活動が行われなかった(そもそも、市民病院を存続させようとは思わなかったのではないのか?)『見張り番』。

これだけピックアップしていても、内容が酷いのが伝わってきてしまう『見張り番』の情けなさ。先頃ブログ担当者が語った様に、訴訟も碌に提起出来ない有様。

「泉大津市に公立病院2つも要るのか?」という処で、税金の無駄遣いをなくそうという話に持って行こうとしたんだろうけど、バックアップは幾らあってもええやんか、という方向に世論も傾きつつある中、何を言うとんのや、という疑問。

『見張り番』としては活動出来ていないが、個人として都構想の問題点をTwitterとかSNSで発信を行いましょう、と?

いや、貴方達がこういう事を宣う遙か以前から、『見張り番』の会員でもない人達が、それこそ手弁当で、是々非々でSNSで発信していますよ、と。今更何を言ってんだか、としか思えず、「YouTubeで発信しましょうよ!」とか白々しい発言も参加者から飛び出した中、筆者の心の奥底では乾いた笑いというか、失笑しか起きなかった。何年周回遅れしとるんや、と。極めつけは、次の週に『大阪市廃止・特別区設置住民投票』が控えているというのに、『見張り番』として総意をその場で発表すら出来なかったという点だろう。「30年もやってきて、この程度なのですか?」というのは、この文章を此処まで読んできた閲覧者諸兄なら、お解り頂けるかも知れない。そんな体たらくで、「一般社団法人を目指すので寄附金を300万円ください」と言って、一体誰が付いてくるんだ、と。現状『見張り番』の会員数は40人くらいであると見られるが、こんなことでは会員を募ることすらままならないだろう。

結局、この日参加して手に入れたのは、詰まらない総会報告以上に、「やる気がないのなら、もう『市民グループ見張り番』なんてやめちまえ。そして市民運動から手を引け」という、筆者の強い確信である。

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