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【1年乗ったレビュー】Vigore 山と旅の自転車Plus

今回は、購入から約1年が経過した僕の愛車のレビューを書いていきたいと思います。

【使用状況】
・主に通勤(往復20km、平坦、キャリアとパニアバッグ装備)
・オフは中距離ライド(50-70km、標高500-1000mぐらいがメイン)

通勤スタイル。パニアは「ORTLIEB」製。

【良い点】

1,用途範囲の広さ(積載能力(前後のタボ穴の量)装備アレンジ幅の広さ)


なんと言ってもこの「人生の相棒感」が1番の良さと思います。
通勤時はノートPC なども積み、荷物は多分5kgオーバーぐらいなんですが、
キャリアにパニアバッグ装着というのもあって、そこまで重量感は感じません。身体からも離れているので、バックパックあるあるの、真夏で背中がムシムシ・・汗 ていう事とも無縁。 

剛性の良さなのか、重めの荷物を片側に積んでいるにも関わらず、車体がヨレ易くなることもあまりなく(流石にダンシングすると偏りは感じます)、
平坦な道を時速20kmそこらなら、ほぼ負荷を感じずにに走行できます。

僕は700cのタイヤでちょっとロード寄りのオーダーしたので、
オフにちょっと山登ろうかなって時は、キャリアなどを全ハズシして、
軽快な乗り味を楽しむ事も出来ます。バキバキのロードバイクにはもちろん敵いませんが、32cのグラベルキング履いてても、平坦なら28-30kmぐらいならそんなに踏まなくても出ちゃいます。ロード気分も十分です。

オフモード。キャリアは取っ払い、軽やかで伸びのある走りを

頑張って登った峠からスイーっと風と共に下るダウンヒルはこの自転車で覚えた新たな快楽です笑 コンポをシマノ105で、油圧ディスクブレーキにしたおかげですね。初心者でも安心してブレーキコントロール出来て下れますので、このダウンヒルの楽しさを味わえました。(リムブレーキだと、結構力入れてブレーキレバーを握り続けないといけないらしく、初心者や女性ライダーでダウンヒル嫌いって人多いらしいです。)

2,デザイン(クロモリという普遍的だが、敢えた感じのオシャレ)


積載能力がある方なのにMTB的な、肉厚でポテっとしてない、
スッとした佇まいが気に入ってます。ビンテージってほどクラシカルでは無く、カーボンの様な最先端のモダン感でも無い、「丁度いい」感じ。

洋服で言うなら白Tやジーンズの様なかんじでしょうか?おかげで通勤の普段着、オフ時のサイクルウェアスタイルまで違和感無く乗れてると思います。

デザインの流行り廃りと無縁なので、5年後に乗ってても変な感じにはならないでしょう。 

【悪い点】


1,性能の半端さ


これは先述のメリット部分の裏返しということです。高次元で作られていますが、極端な部分はそこに特化したモデルには敵わないということです。

例えば、平坦なサイクリングロードで走ってるとロードバイク乗りが隣を35-40kmぐらいで追い越し去っていきます。脚力次第でもありますが、彼らの愉しんている高速ライドを快適に楽しむことは出来ません。

山道も完全なオフロードやきつい斜度の道でMTBの走破性には到底敵わないですし、軽量のロードバイクで行うヒルクライムの走り込みも性能面で絶対に差が出ます。

こういった部分に要求のある人にとっては、どっちつかずのはっきり言えば「中途半端」な自転車だとおもいます。

2,水にかなり気を使う


クロモリフレームの宿命ですが、水にはかなり気を使って乗ってます。
すぐ錆びるって事はないですが、濡れたら帰ってから水気を取り、車体をひっくり返して乾燥させたり、基本室内保管、と他の材質の自転車でも基本は一緒ですが、特に錆びるかもっていう恐怖があるので、どうしても気にかけないといけません。雨の日は通勤でも乗る気になれずに電車で通ってます。単に気にしすぎなのかも知れませんが、、

3,サポート面


全国展開してるメーカーさんでは無いので、日頃のメンテナンスなどは基本的に自分で出来ないと相当不便です。最初の頃は初期ワイヤー伸びなどで月1で見てもらったりしないといけないので、近くに住んでなく、自分で整備出来ない場合は、近場の自転車屋さんに持ち込んで有料で見てもらうなどしないといけません。

Vigoreさん自体は生涯サポートなどメンテナンス面のサポートは手厚いので、悪くないですが近場に住んでないと急なトラブルがあった時はしんどいなと思います。

【総評】


基本的には満足してます。僕のようなオン・オフ共にある程度の用途があって、それをどっちもあまり妥協したくなく、1台でそれを完結したい人にはピッタリかと思います。










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