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昨日(2025.02.18)は「雨水」でした。秋田県民手帳に書いてありました。歳時記(角川の合本俳句歳時記)によれば、

「二十四節気の一つで、新暦二月十九日ごろにあたる。降る雪が雨に変わり、積もった雪や氷が溶けて水になるとの意から、雨水という。」
だそうです。

とはいえ昨日から大寒波到来、日本海側では大雪のニュースばかり。今朝も敷地内の雪寄せをしましたが、そこから2時間ほどで更に20センチほど積もってしまいました。

tenki.jpのサイトから↓
「長く居座る寒波 日本海側は3連休まで道路への影響の可能性「大」も」
https://tenki.jp/forecaster/r_tokuda/2025/02/19/32589.html

雪国秋田でも立春からしばらくは「日が伸びた」「暖かくなった」と喜んでいたのですが、また雪景色に逆戻りです。

こういう時にふと思うのは「春になってからの大雪や吹雪、暴風雪」を表す季語って無いなということです。「春の雪」だと穏やかですぐに溶けるような雪ですし。春になってからの厳しい寒さを「冴えかえる」と言いますが、これは「冴え」=「冷え」にフォーカスが当たっているだけのような気がします。

春の暴風雪、災害級の大雪などを表す季語。
ネット検索すると「春吹雪」という語もヒットするにはするのですが、先述の角川の歳時記には載っていないので、季語として確立しているとは言い難いようです。(花吹雪と混同されそうな恐れも?)

気分で言うなら「春のどか雪」かなあ・・・「どか雪」は季語には無いけど、むしろ無いから「春のどか雪」をどんどん使っていけば季節感がくっついてくるのでは。勝手に期待。「春どか」と略しても通じるようになったりして。積極的に使ってみようかと思います。

  春どかや奥羽本線動かざる・・・なんちゃって

ついでに・・・新しい季語を考える遊びはときどきしています(面白いから)。
・冬にあちこちの動物園でカピバラがお湯に浸かる様子が見られるので、「カピバラ湯」を冬の季語に。
・夜の長い冬、犬の散歩で安全の為にピカピカ光るものを付けるというのが定着しているようです。「光る犬」「犬光る」を冬の季語に。
・「柳」と言えば春の季語ですが、冬に凍った枝垂れ柳は雪国の名物でとても美しいそうです(写真でしか見たことがありませんが)。なので「凍柳(いてやなぎ)」を冬の季語に。


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俳句修行
  偽りの我慢強さや春の雪


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