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【成功例3選】ゆるキャラ成功の秘訣を大公開!制作のポイントを参考にしゆるキャラを誕生させよう!
ゆるキャラブームは過ぎ去ったため、「今作っても意味がない」と思っている自治体や企業は少なくありません。
しかしゆるキャラは今でも地域に役立つ打ってつけのツールです。
今回は、ゆるキャラを作るとどんな効果が生まれるのかを紹介します。
ブームが過ぎ去った今でも活躍しているゆるキャラはたくさんいます。ぜひ成功例を参考にし、地域に役立つゆるキャラを誕生させましょう。
ゆるキャラが持つ役目とは
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ゆるキャラが持つ役目は、主に以下の3つがあげられます。
地域の特徴を知ってもらえる
話題作りになる
広告費が浮く
地域の活性化のために働きかけるゆるキャラの魅力を知っていきましょう。
地域の特徴を知ってもらえる
ゆるキャラは、その地域の特徴を取り入れたデザインが多いです。そのため、ゆるキャラを一目見ただけで特徴を知ってもらえるメリットがあります。
また、地域の特徴を取り入れていることで、地元の人から親しまれるようになります。県外に発信していく前に県内でファンを作ることによってコミュニケーションの幅が広がり、団結力ある地域へと変化していくでしょう。
話題作りになる
ゆるキャラを制作することで、何も話題がなかった地域に盛り上がりをもたらしてくれます。
「◯◯市にゆるキャラが誕生しました!」
「◯◯祭りにゆるキャラが来てくれました!」
など、ゆるキャラが誕生したり、ゆるキャラがイベントに参加することで、地域の話題へと発展するのです。
広告費が浮く
ゆるキャラはいるだけで広告にもなり、さらに一度誕生すれば広告費が浮くこともわかっています。
実際にゆるキャラ制作には60万円ほどの費用がかかります。少し高いように感じますが、新聞の記事下に広告を1回載せただけで60万円かかるのですから、どちらがコスパがいいのかは一目瞭然です。
また、ゆるキャラが人気になるとグッズなども売れるため、経済効果も期待でるでしょう。
ゆるキャラ制作のポイント
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では、ゆるキャラの制作にはどのような点に注目したらいいのでしょうか。以下のポイントを参考にしてみてください。
些細な特徴を見つける
住民の声を取り入れる
些細な特徴を見つける
ほとんどのゆるキャラは、地域の特産品や観光地をモチーフにデザインされています。そのため地域の特徴となるものを見つけるのが大切です。
観光地や特産品が無い場合でも、些細な特徴でかまいません。語り継がれている伝説やうわさ、市役所の名物清掃員など、必ず観光地や特産品でなければならない決まりはありません。
逆に、他の地域とは違うものをモチーフにすることで、広く話題になることもあります。
ぜひ些細な特徴を見つけ、ゆるキャラのモチーフとして取り入れてみましょう。
住民の声を取り入れる
地域のためのゆるキャラのため、住民の声も取り入れましょう。住民の声を取り入れるとさらに愛着がわき、話題性のある親しみやすいゆるキャラが誕生しやすいです。
住民の声は、応募制がおすすめです。住民が見る広報に応募案内を載せ、アイディアを集めましょう。
住民が考えたアイディアが使われることによって、地域コミュニケーションも高まります。「自分のデザインが採用された!」や「近所のあの子が考えたデザインらしい」など、地域の間でも会話の輪が広がります。
ゆるキャラを通した地域活性化が、作成の段階で始まるなんて素敵ですね。
ゆるキャラ制作の手順
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では、いよいよゆるキャラ制作の手順を紹介します。
いきなりデザインを書き込むのではなく、以下の順番を意識して取り組みましょう。
①コンセプトを決めよう
②キャラクター像を育てよう
③ラフ画を作成しよう
④ラフ画を元に仕上げよう
①コンセプトを決めよう
ゆるキャラのデザインを決める前に、コンセプトを決めましょう。
コンセプトとは、「基本になる物事」や「方向性」を意味します。
例えば、秋田県には「ババヘラアイス」というご当地銘菓があります。ババヘラアイスをゆるキャラを使って広めたい場合、以下のコンセプトを決めていきます。
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ババヘラアイスをモチーフにする
デザインモチーフはババヘラアイスだけでいいのか
どの年代にアピールするデザインか
着ぐるみは作るのか
何に起用するのか
など、誰にどのようなものを、どんな形で知ってもらうかを考えます。
コンセプトをしっかりと決めていくと、意見がまとまり一気に完成形に近づくでしょう。
②キャラクター像を育てよう
次にキャラクター像を育てます。キャラクター像を育てるには、以下のことを主に決めていきます。
性別
年齢
性格
職業
どこで生まれたのか
など、誕生するゆるキャラに細かい特徴を取り入れることで、イメージを具現化させます。
③ラフ画を作成しよう
ラフ画とは、簡単なイメージ図のことです。下書きだと思ってください。
ラフ画を取り入れることで、完成図をイメージしたり、雰囲気をつかんだりできます。
紙とペンで簡単に書き出してみましょう。
④ラフ画を元に仕上げよう
最後は、ラフ画を元にゆるキャラのデザインを仕上げましょう。①〜③までの工程をしっかりと行っていれば、スムーズに完成します。
しかし、完成形はパソコンによるイラスト制作がポピュラーなため、経験と知識が必要です。市役所の職員などにイラスト制作が得意な方がいればいいのですが、いない場合は業者にお願いしましょう。
デザイン制作会社に依頼すると、そこそこ高額な費用がかかりますが、クオリティの高いゆるキャラが誕生します。アニメーションなどを考えている場合は、今後のサポートのためにも依頼して損はありません。
また、コストを削減したい場合はフリーランスのデザイナーやイラストレーターに依頼するのがおすすめです。クリエイターによって画風や作風が異なるため、選択肢の幅が広くなります。しかし、信頼度が低いこともあるため、慎重にクリエイターを選びましょう。
ゆるキャラ成功事例3選
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ゆるキャラを制作したのはいいものの、本当に成功するのか不安な自治体も多いはず。
しかし、全国には大成功を果たしたゆるキャラたちがたくさんいます。中でも地域のために貢献したゆるキャラを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
くまモン
ひこにゃん
せんとくん
くまモン
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くまモンは、「全国で最も有名なゆるキャラ」と言っていいほど、知名度の高いゆるキャラです。
熊本県を代表するゆるキャラで、九州新幹線の開業とともに誕生しました。くまモンの制作目的は、観光客を増やすことだったようです。
くまモンの知名度を高めるために行った戦略は以下の3つが考えられます。
著作権フリーにして、あらゆる商品にくまモンを取り入れた
32種類の名刺を作成し、くまモン自身が配布した
ふれあいを大切にしたコミュニケーション
積極的な戦略が成功し、2011年に行われたゆるキャラグランプリでは見事1位を獲得しました!
グランプリを獲得してから10年以上経ちますが、未だに人気を衰えることがありません。
ひこにゃん
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ひこにゃんは、ゆるキャラブームの火付け役となった滋賀県彦根市のマスコットキャラクターです。ゆるキャラグランプリが始まる4年前には誕生しており、ご当地のために活動しているひこにゃんに対し、イラストレーターのみうらじゅんさんが「ゆるキャラ」という名称を与えました。
ひこにゃんの成功の秘訣は、
全国ご当地ひこにゃんを販売
表情がないことが逆に見る人の想像力を刺激した
インターネットでグッズを販売
などが考えられます。知名度を上げるために、上記のような戦略をいち早く行っていたようです。
ご当地ひこにゃんなら、集めたくなったり滋賀県民でなくても手に入れたくなったりと、どなたでも購入したくなるグッズですね。
せんとくん
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せんとくんは、奈良県の平安遷都1300年祭に誕生したゆるキャラです。今では「かわいい」と評判のせんとくんですが、誕生した頃は「きいもちわるい」などの批判が殺到していました。
では、なぜ全国の人気者になったのでしょうか。それには以下の戦略が考えられます。
「最も批判の多いゆるキャラ」としてメディアに取り上げられた
ライセンス料を無償化
SNSを利用しPR
せんとくんは気持ち悪いを逆手に取ったことによって人気者になり、「ゆるキャラ=かわいい」の固定概念をくつがえしました。
今では「きもキャラグランプリ」などが開催されるなど、気持ち悪いゆるキャラも活躍していますが、その火付け役となったのはせんとくんなのかもしれませんね。
まとめ
今回は、ゆるキャラを作るとどんな効果が生まれるのかを紹介しました。
ゆるキャラブームは過ぎ去った今では意味がないのではないかと思われる方も多いことでしょう。
しかし、ゆるキャラを活用すると、地域の知名度が高まるだけでなく、地元の方同士のコミュニケーションツールにもなります。
ゆるキャラブームが過ぎ去ったからといって、全く効果が出ない訳ではありません。ぜひ本記事を参考に、新しいゆるキャラを誕生させてみましょう。
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