見出し画像

「職種」について真剣に考えませんか?

※この記事は「1か月Note連続投稿チャレンジ」の26日目です。

まず、皆さんに質問です。
Q1. 皆さんはどの「業界」に興味を持っていますか?
Q2. 皆さんはどの「会社」に興味を持っていますか?
Q3. 皆さんはどの「職種」に興味を持っていますか?

興味のある「業界」「会社」をパッと答えられる学生は沢山います。

ですが、興味のある「職種」を答えられる学生は少ないと感じます。

どうも学生の皆さんは就職先を考える際に「会社」を重要視している傾向にあるようです。

もちろん、その考え方を否定する訳ではありません。

働く上で周りの環境(=会社)は非常に重要です。

やる気に満ち溢れた会社であれば、自然とやる気がみなぎってくるでしょう。

ぐーたらしている会社に居れば、自分もだらけて仕事をしてしまうと思います。

独立志向が強い人が多い会社であれば、新しいアイデアやチャレンジが尊重されるでしょう。

ですから、もちろん「会社」を軸に就職先を考えることは頭ごなしに否定できるものではありません。

私が伝えたいのは『もっと「職種」について真剣に考えましょう』という事です。


職種は想像以上に多い

学生の方に話を聞くと、「営業職」や「マーケティング職」を志望される方が多いようです。

一方で世の中には非常に多くの職種があります。

・営業
・商品開発
・マーケティング
・コンサルタント
・データアナリスト
・法務
・人事
・広報
・生産管理
・経理
・デザイナー
・プログラマ
など

思いつくものをとりあえず書き出してみましたが、ちょっと考えただけでもこれだけ出てきます。

さらに職種の中でもさらに細分化できます。例えば「営業」なら

・ルート営業
・新規営業
・反響営業
など

という風に、職種は非常に奥が深いんです。


盲目的に総合職を目指してませんか?

日本の新卒採用では「総合職」「一般職」で採用を受け付けている会社がほとんどです。

「総合職」は一般的に「将来の幹部候補」と位置付けられており、大卒の人は「総合職」を目指す人が多いのではないでしょうか。

総合職として入社すると、必ず付きまとうのが「ジョブローテーション制度」です。

数年に一度、別の部署に異動させ、様々な仕事を経験させるための制度です。

ジョブローテーション制度のいいところは、幅広い業務を経験できるため、会社を俯瞰的に見る力が付くことだと思います。

一方でデメリットもあります。

それは『専門性が身につかない』ことです。

その会社に骨をうずめる覚悟であれば、総合職として入社して、会社の様々な業務を経験させてもらい、上に上り詰めていくという方針も良いかもしれません。

ですが、みんながみんな定年までその会社で勤め上げようと思っている訳ではないでしょう。

あなたはどうですか?どの会社で勤め上げる覚悟がありますか?

そうでないなら、盲目的に「総合職」を目指すことは辞めた方がいいかもしれません。


転職の時代

現代は当たり前に転職をする時代になりました。

ほとんどの人が3~4社を経験するのが当たり前な時代です。

いつ会社がつぶれるかもわかりません。

いつリストラされるかも分かりません。

その時に、『専門性』を持っていないと大変なことになります。

新卒採用において「総合職採用」が実現できているのは、新卒採用が「ポテンシャル採用」だからです。

大学を卒業した段階で、「財務のプロフェッショナル」だったり「営業のプロフェッショナル」なんてほとんどいませんよね?

だから会社はあなたを数年かけて育てる覚悟で採用をしているのです。

あなたの成長のポテンシャルを見込んで採用しているのです。(=ポテンシャル採用)

ですが、中途採用では話が異なります。

中途採用では「専門性」が重視されます。

別に専門性が無くてもいいのなら、よりコストを低く抑えられてポテンシャルもある新卒を採るでしょう。

だから「総合職」で入社すると、専門性が身につかず、いざ転職しなければいけない時に大変なのです。


職種別採用をオススメします

「総合職」がダメなら何を目指せばいいんですか?

きっとそう思われたはずです。

私は「職種別採用」を行っている会社を受けることをオススメします。

そのためには、まず自分がやりたいことを「職種」レベルまで落とし込んで考える必要があります。

そのレベルまで落とし込めたら、その職種を募集している企業を探して受験します。

職種別採用を行っている会社は少ないと思われがちですが、想像以上に多くの会社が職種別採用を実施しています。

有名どころで行くと

・SONY
・日産自動車
・大塚商会
・富士通
・P&G
・ユニリーバ
など

特にSONYなんかは非常に細かいコースに分かれています。

時代の流れも「職種別採用」を推進する方向に動いていますので、これからどんどん職種別で受けやすくなると思います。


それでも総合職が人気な理由

それでも職種別採用を受けることに抵抗がある人は、もしかしてこんな風に考えてませんか?

職種別採用で入社するよりも総合職の方が給与とか高いし...

このようなイメージがあるから、いまだに「総合職」人気が絶えないのだと思います。

確かに「総合職」と「専門職」を同時に応募している企業だと、そのような構図になっていることは多いです。

一方で、採用のすべてを職種別採用にしている場合、「総合職」よりも待遇が低いなどという事はありません。

ぜひ一度、ご自身で調べてみてください。

それに、転職を考えた際、転職市場における市場価値を考えると、専門性を身に付けている人の方が価値が高いでしょう。

皆さんの中に「総合職」=「エリート」というイメージが植え付けられていませんか?

もしそのようなイメージを持たれてる方がいれば、今のうちに改めることをオススメします。

これからの時代は「総合職」だけが全てではありません。

職種別採用で入社して、自分の強みとなる専門性を身に付けていく方が戦略的だと思います。


まとめ

1. 「職種」についてしっかり考えていますか?もし考えていないなら、今から考え始めましょう。

2. 盲目的に「総合職」を目指すのは辞めませんか?自分がやりたいことや身に付けたいスキルを明確にして、「職種別採用」にチャレンジしましょう。

いいなと思ったら応援しよう!

高橋 遼
皆さん、いつも読んで頂きありがとうございます。 これからも「小さな気づき」を与えられる記事を目指して頑張っていきます!