幸せな就活のための「正直さ」
※この記事は「1か月Note連続投稿チャレンジ」の15日目です。
さて、今日は「選択と集中の就活術」の3記事目を公開します。
今回お伝えする内容は、個人的に1番大切な部分だと思っています。
具体的なテクニックというよりは、幸せな就活を実現するためのマインドセットという感じです。
自分を偽っていませんか?
皆さん、会社説明会やOB・OG訪問でこんな質問したことありませんか?
・「御社は学生のどのような点を見ていますか?」
・「どのような学生に受けてほしいですか?」
・「どのような方が活躍していますか?」
この質問自体は別に悪い質問だとは思いません。
自分の性格やスキルがその会社が求めているものとマッチしているかを確認するのは必要な作業です。
ここで一つ注意したいことがあります。
それは
自分を偽ってまで、その会社の「求める人物像」に合わせようとしてはいけない
という事です。
なぜでしょうか。
シンプルに言うと、「うまく面接官の目を欺いて選考に受かったとしても、入社後に不幸になるから」です。
自分を偽るとプレッシャーを感じる
1つ具体例を想像してみましょう。
あなたはどうしてもA社に入社したいと思っています。
A社は「0からビジネスを創っていける人」を求めています。
しかし、あなたは0からビジネスを創るのが苦手です。
0からビジネスを創ることよりも、1を100にするような「改善型」の仕事の方が好きだと自覚しています。
そこであなたは何とか自分を偽って、「0からビジネスを作り出すのが得意な人」のように振舞うことにしました。
面接でもその仮面をかぶり続け、自分を偽って何とか内定を獲得することができました。
入社して数か月が経ったころ、あなたは上司に呼ばれます。
「○○さん。君には明日から新規事業の立案に携わってもらいたいと思っている。君が面接でアピールしてくれた創造力を存分に発揮してくれ。期待しているよ!」
さて、あなたはどう感じましたか?
あなたは「0からビジネスを創っていく」のは苦手なんです。自信が無いんです。
でも上司はあなたが創造性のある人間だと思って期待している。
それはプレッシャー以外の何ものでもありません。
いつか自分の化けの皮が剥がされてしまうという不安を抱えたまま仕事をすることになります。
自分を偽って就活をすることの怖さが少しでも伝わりましたか?
自分に素直になりませんか?
そもそも就活というのは、自分に本当にマッチしている企業を探す活動です。
自分の心に耳を傾けて、本当に自分が好きなこと、得意なこと、目指したいことを考えてください。
あなた自身に嘘はつけません。
もし自分を偽って就活を続けていたら、いつか不幸になります。
まずは「自分に嘘はつかない」と誓ってください。
就活ノートを作っている人は、1ページ目に大きく「自分の気持ちに嘘はつかない!!」と目立つように書いてください。
面接官は見ています
「正直さ」というのは実は面接でかなり評価されます。
面接官も「あなたの本心」が知りたいのです。
なぜなら、企業が本当に避けたいのは企業と学生のミスマッチだからです。
せっかくコストをかけて採用したのに、数か月や1年で辞められてしまったら採用コストをペイできません。
一般的に、採用コストを回収するには少なくとも3年働いてもらうことが必要と聞いたことがあります。
ですから、「この人は少なくとも3年以上うちの会社で働いてくれそうか」というマッチ度を見ているのです。
もしあなたが嘘をついて、自分を偽って面接に挑んでいたとすれば、きっと面接官はそのことを見抜きます。
きっと、あなたの話し方や話している内容の矛盾に気が付くことになります。
(面接官がそれを見抜けなくて選考に受かってしまったときが一番不幸なのですがね...)
自分に自信がない?
もしかしたら、次のように思った人もいることでしょう。
「私は大学生の時、特に何もやってこなかったんです。何も実績がない。だから、少し話を盛ったり、自分を良く見せるために嘘をつかなくてはいけないんです。」
大丈夫です。
自分を偽らなくても、きっとあなたの強みやユニークさは見つかるはずです。
逆に見つかっていない場合は、単純に「自己分析」が足りていないだけです。
「自分は何もやってこなかった。」「自信がない。」と言っている人に問いたい。
あなたは全力で自己分析しましたか?
A4用紙何枚使って自己分析しましたか?何時間やりましたか?
自己分析については別の記事で詳しく書く予定ですが、自己分析を甘く見ている人が多いように感じます。
就活をしているならば、最低でも1日にA4用紙5枚、時間にして1.5時間程度は自己分析に時間を割くべきです。
自己分析を徹底的にやると、「自分のことは誰よりも詳しく知っている」という自信が持てるようになります。
面接であなた自身について聞かれたときに、素直に、正直に、自分の言葉ではっきりと返答をするだけでも、かなりの差別化になります。
別に大きな実績が無くてもいいんです。
最後に笑うのは、実績が無くても、自分の過去・現在・未来について自分の言葉ではっきりと伝えられる人です。
今あなたにできること
この記事を読んだあなたにできることは2つです。
・自分に嘘をつかないと誓うこと
⇒ ノートに目立つように誓いを書いておきましょう。
・自己分析を徹底的にやる
⇒ 誰よりも自分自身に詳しい人間を目指しましょう。それだけで自信につながります。
この記事を通じて、「自分に正直な就活生」が一人でも増えることを願っています。