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Chara「命のまつり」その28~精神科看護師がうつになった

夫の故郷に帰り精神科病院で働き始めてしばらくしたころだった。
なんとなく気力がなくなっていった。

仕事は淡々とこなしていたが、患者さんとの会話に身が入らないというか
自然に笑えないような、そんな感じだった。
海辺で育った私にとっては、山々に囲まれた土地はどこか閉塞感があった。
そして、もう一つ気になっていたこと、
それは子どもがなかなかできなこと。
23歳で結婚し、自然にできると思っていた子ども・・・。
夫の両親は直接は言葉にしなかったけれど、孫を望むのは自然なこと
そんな、プレッシャーを感じていた。
夫に「病院に行ってみようか?」と相談した。
すると、「自然でいいんじゃない」という返事が返ってきた。
「うん、それなら、自然でいい・・・と思う」と私も返事をした。
少し、夫に心の距離を感じていた。

そして、次第に眠れない夜が増えて行った。

誰にも話す人はいなかったし、話したくなかった。
そのうち、夜寝ているとおねしょを繰り返すようになっていった。
気分が沈みこみ、勤め先の精神病院ではなく心療内科のクリニックを受診した。
仮面うつ病と言われた。
仮面をかぶっている、おねしょという仮面、
身体がサインを出しているのか・・・と漠然と思った。

軽い抗不安薬が出され、しばらく薬を飲みながら生活と仕事を続けた。

最近、スピリチュアルなことにも興味があり大人のおねしょについて
調べてみた。するとおねしょは、第2チャクラのエネルギー不足と関係しているとあった。精巣や卵巣などの発達と成熟、性的欲求や情熱的な感情のバランスは第2チャクラと関係しているとあった。夜尿症は第2チャクラの乱れを示すスピリチュアルメッセージとあった。

わぁ~、当時はそんなこと思いもしなかった。環境の変化や子どもができないことがストレスになっていたことは確かだけど、第2チャクラのことを知りちょっとうなずけた。
私の身体がサインをだしていたんだと思った。




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