ちゃっぴいの鉄道旅行備忘録 #8
ども。まだ終着の札幌まで着いてないんですが、これから特に何かあるわけじゃないので今書いちゃいます
今日はだいぶ脳筋な日です。いつもじゃないかって?
いつもがPOWERならば今日はPOWER!!!!!!!!くらい今日は脳筋です。なぜならJR北海道攻略最難関の宗谷本線に乗るからです。
いざ、秘境駅糠南
今日の最初の目的地は幌延(ほろのべ)町にある糠南(ぬかなん)駅の訪問です。
6:03に旭川を出発する普通列車稚内行きに乗って実に4時間かけて糠南を目指します。
この普通列車、宗谷本線の普通列車の中で上下線合わせて唯一の宗谷本線の端から端まで一気に走り抜ける列車なのです。
6:03に旭川を出て稚内に着くのはなんと12:07
6時間以上もかけて北海道最北端を目指します。
最初は僕も稚内まで行こうかなって思ってたんですけど、稚内って宗谷岬と礼文(れぶん)島、利尻(りしり)島くらいしかないんで、あんま魅力的じゃないなぁって思い結局行くのをやめました。
さて、仮眠を取りながらノロノロと糠南へ到着。
DEN☆
なんもない☆
マジでなんもない
というのもこの駅は秘境駅ランキング9位のいかつい駅なのです。
周りは大地と山に囲まれ、家が1軒すら見えません。
なんでこんなところに駅が?
電車は1日3本ずつ。少なすぎる!って思うかもしれんけど、そもそも誰も使わないから笑
この糠南駅、待合室は先ほどの写真にも写っているこの物置です。
それをいじってるのかモチーフにしているのか、糠南のゆるキャラは(そもそも何であるんだ?)この物置の形をしています。
糠南駅にはトイレが約2km先に用意されています。そう、漏れそうと思ったら負けです。潔くその場でしましょう。
一応左上にそう書いてあるしね。。。
というのが糠南駅。
ちなみに糠南駅のキャッチフレーズは
「良ぐ来たね!話題の物置駅はこちらです」
糠南の地名の由来はアイヌ語で
鳥が巣を置くところ「小さい原野」という意味です。
まぁ確かに地名と環境は一致してるか。
当たり前ですけど、こんなところから日常的に電車に乗る人なんかいません。
でも1年に1日だけ糠南に大量に人が集まる日があります。
それは、糠南クリパです!
Twitterで糠南でクリパやるから来られるやつは来いよということでお知らせされたクリパ。思ったより人が集まったそうで、現在でも行われています。
2時間後の電車までずっと糠南にいるのも暇なんで隣の問寒別(といかんべつ)駅まで歩きました。大体30分強です。
電車まで45分あって暇だなぁって思ってたら構内には大量の問寒別に関する資料が!
おかげでいい時間潰しをすることができたし、勉強になりました。地域の盛衰を辿るのって楽しいよね。
自分を過信してはいけない
さて、問寒別から電車に乗り、音威子府(おといねっぷ)で降り、黒そばを食べに行きます。
13:08着なので、1時間くらいです。
が、12:50くらいに急に眠気が、、、!
ちょっと寝ようと思っちゃった。
だって音楽流しながらだし多分15分くらいで起きるだろうと、自分を過信していたのです。
SO!
降り損ねたぜ。。。。。
目覚めたときにはすでに音威子府は過ぎており、次の咲来(さっくる)駅に向かっていました。
いやぁあのときは本当に終わったかと思いましたよ。だって電車の本数が無いんすもん。
あー食いたかったなぁって後悔。。
と思うじゃん??
さてここから脳筋の見せ所です。
当初は音威子府→美深(びふか)の順に行くつもりでしたが、それを無理矢理逆に!
先に美深に行くことにしました。
Dschinghis Khan
美深町はジンギスカンで有名なところです。北海道に行ったら絶対食べたいって思う人、多いと思いますが、大抵の人が札幌で済ましちゃうのではないでしょうか?
甘えです。
いっちゃん上手いところで食べないと。
旅人としての名が廃れます。
なので僅か1時間を使ってResutaurant BSBというお店へ(時間なさすぎて店の写真撮り忘れたお)。
松山農場さんが自分たちでとったお肉を使っているからかすごく新鮮で、ラム肉独特の味が薄くてすごく美味しかったです、、!
またこのお店はオリジナルビールも製造しているということで、3種類のビールをテイスティングしました。
1番は「はなむけ」Alc:4.5%
たくさんの旅立ちと門出を祝うために作られ、軽くすっきりと水のような仕上がりです。
2番は「夜いどれ」Alc:10%
高アルコールが気にならないほどの深いコクと濃厚な味わい。ビターチョコレートのような風味と香りがします。
3番は「実り」Alc:6.5%
苦味を抑え、桃のような果実味の香りが溢れる、食べるように飲めるフルーティーな味付けです。
3番が1番美味しかった!!!
そしてダッシュで美深駅に戻り、音威子府に向かいます。
揺られること30分、音威子府に到着です。
音威子府の悲劇
道の駅で黒そばを買おうとしていたのですが、閉館まで30分しかなかったので、ちょっと急足で向かいます。
そこでみたもの
は?
は?
じゃあ俺何のために音威子府来たんだよ。
しかも黒そばはもう取り扱ってないそうで。
終わりです。
黒そばはそばの殻ごとひいているため、そばが黒くなる音威子府の名産品ですが、代わりにこれもまた音威子府名産の羊羹をお土産に買いました。
で、とぼとぼ駅に。
約2時間の電車待ちです。
まあね、駅の中にかつて音威子府から出ていた天北線(てんぽく)についての資料館があったからそれ見とったけども、暇だった笑笑
音威子府はかつては鉄道の町だったんですね。
最も多いときで人口4200人でしたが、現在では人口770人まで減っちゃいました。
言うタイミング失ったんですけど、この音威子府村は北海道で最も面積の小さい村です。
はい。
17:54の電車に乗り、気合いで札幌まで戻ります。大体5時間ぐらい。
でリアルタイムだともうすぐ旭川に着くのです。
札幌まではゆっくりしよ。
ということで5日目でした!
また明日!
旭川市 晴 -6℃〜8℃
音威子府村 晴 2℃〜7℃
美瑛町 晴 -7℃〜7℃
幌延町 曇 3℃〜6℃
追伸
なんかオホーツク遅れてて混みそうだったから特急宗谷にしたよ。