ちゃっぴいの鉄道旅行備忘録 #34~#43
どうも。旅行が趣味と豪語するちゃぴ男です。
無事大学の試験も終了いたしまして、大学生にとって待ちに待った夏休みがやってまいりました。ちゃぴ男は現在大学3回生なのですが、期末試験がこの時期でもたったの5個しかありません。これならそこらの中学生の方が大変です。
3回生というと、専門科目も本格的になってきて学習に追われる時期になり、学部卒で就職する人にとっては就活もだんだんと動き出していかないといけない時期になります。がしかし、ちゃぴ男の専門はなぜだかわからないほど期末試験が簡単で学習に追われることもないし、大学院に進学する予定なので就活に追われることもありません。何にも追われていないちゃぴ男は逃走中で結構活躍するんじゃないかと思います。
さて、最近ちょこちょこ見てるYouTuberのバシャウマさんのような口調で語るのはここらで終わることとして、
今年の夏休みもちゃーんとお出かけしました。最近は少しずつ収まってきましたが、つい先日までは1ドル161円というあり得ないほどの円安が進んでいたせいで、海外なんてとても行けるもんじゃありません。
ということで今回は高校の部活の同期と北海道にドライブしに行きました!
北海道そのものは1年半前にも行っているのですが、そのときは運転免許を持っていなかったので、電車と路線バスでなんとか行けるところを巡っていました。今回は公共交通機関網が💩すぎて行きたくても行けなかった場所を中心に車で巡っていきます。
そして、これも前回と同様ですが、関空から北海道まで行っておいてそのまま実家のある埼玉や関西に戻るのは非常にナンセンスです。なので、船で本州の方に渡り、東北→北関東の方も巡っていこうと思います!
なんですが、この記事は旅行が終わってから1週間後に書いてます笑
というのも複数人で行動していた&運転量がすごく多かったということもあって記事にまとめる時間がほとんどなかったんですよね。
今から10日分を書くとなると正直言って鬱になっちゃうし、嫌気がさしてまで記事を書くことは僕のブログ道に反するので、今回は写真を中心にまとめていこうと思います。対戦よろしくお願いします。
あ、前回の北海道旅行の記事はこちらです💁
【全行程】
まずは全行程で大まかなイメージを掴んでもらうとして、1つずつ順番に見ていきましょう。
Day1 いざッ、Now北海道へ 〜部屋の清潔感も大事だろうが〜
一言目に文句言うのもなんだけど、京都から関空マジで遠いっす。平気で2時間以上請求してきます。本当はちょっと早めに家出て大阪刑務所で革製の刑務作業品を見繕う予定だったんですが、学校のレポートがギリギリまで終わらなくて断念。
教授、授業で1回も取り上げてないアプリを期末レポート課題でいきなり出さないでください。こっちはインストールをしてアプリケーションの使い方の理解からし始めないといけないのに締切が期末テスト直後なんてサイコパス超えて殺人ですよ。終わったからいいけど!
そういえば、始めて手荷物の重さで引っかかりました。前回は保安検査場で引っかかったので、退化ですね。ANAやJALは手荷物が10kgまでですがPeachは7kgまでなので、簡単に引っかかります。今回僕はパソコンという足枷を持っていたので、8.3kgになってしまいました。置いていけるものなどないので、ズボンを3枚重ね着して本を2冊ズボンのポケットに詰め込みました。関空さん、空調もうちょっと強めた方がいいんじゃないですか?
今回のPeachさんは定刻通りの出発・新千歳空港に早着だったので予定よりも1本早い快速エアポートに乗れました。大橋俊夫さんの声はいつまでも最高です。
行ってがっかりする観光地ランキング殿堂入りの時計台さん。でもしょぼいことをわかっていれば落胆せずに済みます。期待するのがいけないのです。札幌農学校の演舞場として建設された時計台。せっかくなら中の見学もしたかったのですが、流石にこの時間じゃしまっちゃってるか。
晩御飯はススキノの「すみれ」でいただきました。
札幌=味噌ラーメンのイメージが定着するのに大きく貢献したと言っても過言ではないすみれ。元祖「純連」は昭和39年に開店し、昭和57年に店主の病気により一度閉店した後、長男と三男のそれぞれにより「純連」「すみれ」として復活し今では純連系のラーメンとして親しまれています。
僕が行ったときも8時半をすぎていたにもかかわらず、2階にあるお店から階段下って入り口前の道路まで行列が伸びていました。
今まで食べた味噌ラーメンとは正直言って全く違いました。味噌ベースはちゃんと残しつつも、何種類も入っているであろうスパイスが味噌に複雑な旨味を与えています。また純連系ラーメンの特徴である表面のラードにより大盛りラーメンが最後の最後まで冷めなかったのでグッドですね。
今日宿泊する札幌の友達は明日試験で(マジごめん)夜遅くまで図書館でお勉強しているので、僕ものんびりとススキノから1時間くらいかけて歩いて帰りました。最近あまりお酒を飲んでいないのですが、せっかくなのでサッポロクラシックをいただきながら帰ります。
ビールが苦手な僕でもこれならなんとか飲めるかなぁって感じ(クラフトビールノホウガオイシイナンテイワナイ)
さて、問題のお友達Nくんのお家ですが、写真では出さない&部屋の綺麗さについても触れない上で簡単にご紹介すると、
本当にすごいお家です。
彼曰く、最近虫との共生を模索しているようです。
昨今の恋愛市場のトレンドとしては「清潔感」が入場券となっていますが、私としては身だしなみという面での清潔感よりもお家の清潔感の方が重要なのではないかと思っております。
床に服や物が散らかりっぱなしだけど身だしなみだけはちゃんとしている人と、家はめっちゃ綺麗だけど身だしなみがちょっとガサツな人とどちらがいいかと言ったら私は絶対に後者です。前者の人ってすごい表面的な人に見えません?彼氏の家が汚かったらそれこそ🐸になっちゃうんじゃないんすかね、、、、まあいいや。
Day2 合流 〜さながら孤独なお父さん〜
朝は友達の家をちょっと早く出て、北海道大学をお散歩しながら八軒駅へ。上の写真は北海道大学です。あまりにも広すぎて敷地内にも未開拓地あるんじゃねえかこれ。ちなみにこの道は通学路として北大生が自転車でビュンビュン走っていましたよ。
「銀の匙」の主人公八軒勇吾の名前はここから取られているのかな?
御影アキの「御影」も道央に実際に存在する地名であることを踏まえるとそうなのかも
八軒駅から学研都市線と快速エアポートを乗り継いでレンタカー店のある千歳駅へ。千歳市はかつてはアイヌ語で「大きなくぼみ」を意味する「シコツ」という名前がつけられていましたが、「死骨」を連想することから縁起が悪いとされ、当時この地に鶴が多かったことから、文化2年に「鶴は千年、亀は万年」の故事にちなんで「千歳」に改めたんだそうです。
レンタカーを借りた後は関東からやってくる同期2人を迎えに新千歳空港へ。預け荷物があったので、合流するまでに結構時間の余裕がありお土産が充実している新千歳空港管内でしばしお散歩。
Royce'でお土産にポテトチョコチップと、朝ごはんをまだ食べていなかったのでメロンパンを買いました。さすがチョコレートメーカー。メロンパンに乗っかっていたチョコレートは程よい甘さがパンとマッチしていてすごく美味しかったです。
そのまま車で平取町へ。お昼ご飯には現地の黒豚を使ったお蕎麦を食べました。豚肉の脂がつゆにじゅわーと染み渡っていてすごく美味しい!
お蕎麦を作っていた人が綺麗なオネイサンでした。
平取町では二風谷コタンでアイヌ文化の見学をしました。ここ二風谷は北海道の唯一の伝統工芸品である二風谷アットゥシと二風谷イタが作られている地域となっています。上の写真の奥に座っているおばあちゃんも二風谷アットゥシを作っていました。二風谷アットゥシは紋様が施された布で、おばあちゃん曰く完成は秋までかかるそう、、、!
豪雪地帯とあって、雪が積もりにくい屋根の構造をしています。
北海道は米作りの電波が遅かったため、弥生時代〜平安時代を続縄文時代として認識されているんだそうです。
友達が野球オタクで、全球団のホーム球場巡りをしているそうでせっかくなので日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドで野球観戦をしました。
今回見た試合はvsオリックス戦。野球は小学生のときちょっとだけ見たことがありますが、それ以降はまっっっっったくと言っていいほど見ていない私ちゃぴ男。野球の記憶は西武時代の秋山とおかわりくんで止まってます。最近何屋未来というYouTuberのせいで西武=シコースキーという等式も成り立っています。
結果はボロがち。これでもかというくらいオリックスをボコボコにしていたし、スクイズのサインプレーは感激しましたね。
施設が大きくて綺麗なエスコンフィールド。なんですが、駐車場を予約しておかないといけないこと(予約しなくても停められるけど、待ち時間が長い)、球場内には飲み物が持ち込めず球場価格で買わないといけないこと(俺のナポリンを葬った罪は許さん)、試合後に駐車場から出るのにものすごく待たないといけないことなどなど。改善してほしいなあって思うようなことが何個かありました。まあ勝ったからいいけど。
エスコンフィールドを出発して今度は函館に向かいます。そう、函館に。
エスコンが北広島市にあるので、だいたい270kmくらいあったかな。
なお、今回はドライバーが元々3人の予定でしたが、諸事情により2人になってしまったので、135kmずつ走ることにします。
僕が運転している間、他の2人はぐっすりと寝ていたので、音楽だけがお友達です。aikoと一緒に運転しました。
中学生のときに、当時の国語の先生が家族と関西の方にドライブしに行ったときに夜通しで関東から運転していて他の家族はみんな寝ていて寂しかったという話をなぜか鮮明に覚えているのですが、先生の気持ちがよくわかりました。ああ、確かに眠気に負けないように自分を律して孤独に戦う気持ちはそりゃ寂しいなって。
結局北広島から230号線で札幌→定山渓→ルスツ→洞爺湖→豊浦までノンストップで頑張って運転することができました。この寂しかった思い出はちゃーんとステッカーとして僕のパソコンに残しておきました笑
Day3 ピエロ 〜虫とあたしと冷蔵庫〜
函館でしばし仮眠をとった後、朝食は函館市場で海鮮丼をいただきました。前回函館に来たときは、大沼公園でのワカサギ釣りにハマりすぎて函館で海鮮丼をいただく時間なんか1秒たりともなかったので今回いただけてよかったです。
いただいた場所は茶夢さんです!このお店は他のお店よりも安価で付け合わせの種類も豊富なので満足感が高かったです。海鮮丼は函館丼(¥1,800)をいただきました。ウニ・いくら・カニという贅沢な三兄弟が温かいご飯の上に乗っかっています。ほぼ海なしの京都でウニを食べたときに味があまり好きになれず、しばらく避けていたのですが、北海道のウニはやっぱり美味しいですね。
銭湯で汗を流した後はちょっと別行動。僕は刑務所の刑務作業品を見ることが好きなので、函館刑務所でおろしてもらいました。刑務作業品は現地の特産品を安価で購入することができるし、クオリティも高いので結構おすすめですよ。今回は、最近単行本を購入することが多くなったので、マルゴクシリーズの単行本カバーを購入しました。
その後は路面電車で十字街へ。ここも前回訪れられなかった場所です。よく調べずにとりあえず行ってみるかで行った場所なんですが、あれなんですね横浜の赤レンガ倉庫とほぼ同じですね。いくつか並んでいる赤レンガ倉庫の中にお土産をはじめとするショップがたくさん並んでいました。あんまショッピングに興味はないのでそそくさと出ちゃいました笑
函館といえばラッキーピエロですが、はせがわストアのやきとり弁当もそれに匹敵するくらい有名です。一度食べてみたかった!
焼き鳥は塩とタレがあるのですが、もちろん塩を選択。胡椒の効いた焼き鳥がご飯をかき込ませて美味しかったです!
合流した後は函館を離れ再び北上していきます。道中、ラッキーピエロの総本店に寄りました。函館近郊で展開するラッキーピエロ。地元の人に愛されるのみならず、観光客からも絶大な人気を誇っています。そんなラッキーピエロの総本店は実は函館市ではなく、お隣の七飯町にあります。駅からも離れているので車でのアクセスが最も便利です。
前回はチャイニーズチキンバーガーを食べたので、今回は2番目人気のエッグバーガーを食べました!
やっぱりマックよりも何倍も美味しい!ラッキーピエロはマクドナルドと異なり味付けが日本人好み(ケチャップが強すぎない)になっているのでとても食べやすいです。初めてラッキーピエロにきた友達は何故か初手でオムライスを食べていました笑
お土産で買ったガラナは、僕が杏仁系がからっきしダメなこともあってちょっと苦手な味でした。。。
さらに北上して数分にあるピカタの森アイス工房で一息。
朝入った銭湯で湯船に浸かった後に我慢した駒ヶ岳牛乳をここで喰らいます。
普段飲んでいる牛乳との決定的な違いは『後味』です。新鮮な牛乳を使っていることもあって濃厚さを備えているのはもちろんなのですが、フィニッシュがそこらの特濃牛乳と異なります。特濃牛乳の後味は結構持ったりとして下にまとわりつくような後味をしていますが、駒ヶ岳牛乳は濃厚さの後にまとわりのないスッキリさが出てきます。それが低温殺菌製法でやっていることに起因するのかはわかりませんが、すごく美味しかったです!
今日は早めに旅館についてゆっくり。
宿泊場所は長万部近郊にある二股ラジウム温泉です。
ここは温泉の成分にラジウムが含まれている世界的にも珍しい場所です。長万部からでさえも20kmほど離れている山間の秘湯でもあります。
朝食の写真は撮り忘れましたが、1泊2食付きで¥8,400で泊まることが出来ます。
夕食は陸海の両方を兼ね備えた食事となっています。肉じゃががしみしみで物すんごく美味しかったです。
当のラジウム温泉ですが、湯加減はちょっとぬるめで、表面に白色のラジウムの成分が浮かんでいます。健康上はなんの問題もないそうです。ここ数日は野蛮な宿泊をしていたのでここらで一息。友達とも湯船で1時間ぐらいじっくり話すことが出来たのでよかったです。
ただ!北海道の宿ならではの注意点が2つあります!
①窓を絶対に開けないこと
秘湯であることも相まって周辺には家がありません。そのためこの旅館の光に虫が大量に吸い寄せられてきます。なので絶対に窓を開けてはいけません。
②冷蔵庫がなかった
これは盲点でした。てか部屋の設備をちゃんと確かめてから来るべきだった。ちょっとだけ晩酌をしていたのですが、氷を用意することが出来なかったので結局あんまり深酒せずに寝ました。
全体としては合格点ですが、事前に下調べして万全の準備をした方がもっと楽しめると思います!
ちなみにDay3のサブタイトル「虫とあたしと冷蔵庫」は、いきものがかりさんの曲「月とあたしと冷蔵庫」をもじったものです。ここ2年くらいずっと聴いている曲で、視聴回数もトップ3に入るほど大好きな曲です。この曲をお風呂上がりで今日はもう何もすることもない23時とかに聴くのが最高なんよ。。。
Day4 登山 〜命懸けのヒット祈願〜
本日のメインディッシュは後述の太田山神社に参拝することなのですが、道中インマヌエル教会というところに寄りました。太田山神社があるせたな町は日本女医第一号である荻野吟子さんが旦那さんである志方之善と駆け落ちした先の場所です。志方之善は同志社出身の敬虔なキリスト教徒で、未開拓地でキリスト教の楽園を築くことを志していました。楽園の場所として選ばれた場所がこのせたな町で、その時に建設されたのがこのインマヌエル教会です。
残念ながらキリスト教の布教には失敗してしまいましたが、今でも教会を見ることができます。
荻野吟子については、作家の渡辺淳一さんが小説として残しているので、興味があれば一度読んでみてください。
インマヌエル教会から車でさらに数十分、太田山神社に到着です。
この神社は日本一参拝が危険な神社として有名で、かつて乃木坂の子たちが13thシングル「今、話したい誰かがいる」のヒット祈願で参拝したこともあります。1期生の西野七瀬さん・生田絵梨花さん・川後陽菜さん・深川麻衣さんがチャレンジしています。(みんな若い。。。まいまいかわいい。。。)
神社の参拝としてよくあるのが階段を何段か登った先に本殿があるタイプがありますが、この太田山神社も同様です。ただし、傾斜は40°です()
あまりにも傾いているので、階段にロープがついていて私たち人間はそのロープを頼りに登っていきます。
階段を登った後のハイライトはこんな感じです笑
40分近くの登山→ちょっと本気したら壊せそうな鉄の橋→7mの鎖です。
最後の鎖の上に本殿があります。
景色だけは綺麗です。ただマジで、ここに神社建てようとしたやつ出てこい。
ここで一昨日の深夜ドライブの戒めステッカーを買いました。
道の駅に売っていた鹿の角。しかのこのこのここしたんたんは例によって曲だけ知っています。アニメに関しては一ミリも知りません。
晩御飯は北海道に住む友達が行ったことのあるジンギスカン屋さんで食べました。羊肉ならではの独特な臭みを楽しみながら、羊脂が染み渡った野菜を頬張ります。
このあとは友達の家でしばし休憩した後、再び深夜ドライブでトマム方面に向かいましたとさ。(ちょっと寝坊したのは秘密)
Day5 ばんえい 〜神さまたちの遊ぶ庭〜
深夜ドライブで快調に進み、4時半過ぎにトマムに到着。ここトマムでは、星野リゾートトマムで雲海が見られることで有名です。
ゴンドラに乗り始められるのは朝の5時からなのですが、僕らが到着した時点で受付が90番台となってました。人類皆早起き。
ちょっとマジガチの雲が混ざっていましたが、及第点の雲海を見ることが出来ました。雲海を見られる確率が40%だと考えると十分です。
途中道の駅で休憩したり、何度も日本一の清流として選ばれている札内川の近くでサッカー・バレー・ラグビーしたりと。旅行者先ではしゃぎながら中札内を観光していきます。
ここは幸福駅という中札内で有名な観光地です。昔はこの地域は幸震と呼ばれていたのですが、福井県からの移住者が多かったことから幸福という地名に改められました。この幸福駅は旧広尾線にあった幸福駅を保存している公園で、恋愛スポットとして親しまれています。駅舎の中にはさながら釧網本線の北浜駅のように切符がたくさん貼り付けられていて非常に壮観です。
お昼ご飯で美味しい豚丼を食べた後はばんえい競馬場にいきます。僕は漫画をほぼ読まないのですが、読み切った数少ない漫画の中でも上位に入る「銀の匙」で出てくるばんえい競馬はいつ見ても素晴らしいです。
特に第2障害を超えてくる瞬間を障害を超えた側から見ると、ばんばたちが本気で坂を駆け上がる姿を見ることが出来て最高です。
今回もちょっとだけ賭けましたが、結果は最後に馬単の大穴を当ててプラスで帰ることが出来ました!三連単11万円って何????
本日の宿泊場所は北海道屈指の秘境トムラウシにある山の交流館とむらです。
トムラウシと言えば、近くにトムラウシ山という日本百名山にも選ばれている山があります。ここ、トムラウシ地区はその麓にあります。
このたった100人程度の集落を知ったきっかけは何を隠そう橋本奈々未さんが出演していた番組、「恋する文学」です。
宮下さんは、かつて1年間山村留学として旦那さんと子供2人を引き連れて、福井県からこのトムラウシに移り住んでいました。そのときの様子についてまとめたエッセイが「神さまたちの遊ぶ庭」という本です。この本は山の交流館とむらにも置かれていて、本のページには小説に登場するトムラウシの方々のサインが書かれているという何とも読書好きにはたまらないものなんです!!!
このトムラウシでの経験をもとに書いた小説が恋する文学で紹介されている本屋大賞を受賞した「羊と鋼の森」です。
主人公の外村はきっとこのトムラウシから取られているのでしょう。
そんな宮下さんの聖地とも言えるこのトムラウシに宿泊。山の交流館とむらにはコテージが併設されていて、神さま達の遊ぶ庭にも登場する後藤さん一家が経営しています。
皆さんわかりますか、この小説の中に登場する人々に会える喜びを!!!
こちらの大層美味しそうなお肉は事前にお取り置きしておいてもらったジャージー牛です。
一般的にジャージー牛というとホルスタインと同じように乳牛用で育成されていることを想像する方がほとんどだと思います。それはそうです。ジャージー牛は他の牛と比べると小柄で1頭からとれる肉の量が多くないため、肉牛には向いていないからです。
しかこのトムラウシ地区にある関谷牧場さんでは、北海道でも数少ない肉牛のジャージー牛の育成をしている牧場さんです。小中学校の生徒達はここのジャージー牛を使った給食を食べられるんだから本当に幸せですよね。
味の感想ですが、関谷牧場さん、早急にネット販売をやってください。ちゃぴ男が誠心誠意買い占めます。一口食べた瞬間お肉の脂が口の中全体に広がります。一般的な肉牛と違って脂がくどくなく、あと3パックはいけました。
今日はお酒も飲んでゆっくり。ちなみに最近お酒をあんまり飲んでいない僕はコテージですぐ寝てしまいましたとさ。勿体無い。
Day6 豪華客船 〜本州へ〜
トムラウシを離れ富良野方面へ。トムラウシは実は帯広よりも旭川の方が近いのですが、道がないので出発するときは必ず南下しないといけません。
道中狩勝峠を通りました。ここは日本三大車窓の一つでもあります。残念ながら線路が別の位置に移ってしまって、もう見ることはできませんが。
今日はあいにくの天気で見ることが出来ませんでしたが、晴れていたらこんな感じの景色が見られるそうです。
最初に寄ったのは幾寅駅です。この幾寅駅はかつて高倉健さん主演の映画「鉄道員」のロケ地として使用された駅です。
残念ながら2024年4月1日から廃駅になってしまっています。根室本線の東鹿越〜新得間は何年もの間不通となっていたので、最後まで鉄道が走らぬままあい駅になってしまったのです。
ザ・昔ながらの駅でした。何年もの間鉄道が走っていないにも関わらず、花壇に何種類もの花が咲いているのは地域住民の方々に愛されている証拠ですね。
次に訪れたのはファーム富田。ラベンダーはニアミスで逃しました😢
ネットには7月後半から8月前半までが見頃って書いてあったのに!!
あと人多すぎ!建築学部の友達曰くファーム富田の手すりは建築基準法に違反しているそうです。見た感じ結構危なそうだってので、行くときはくれぐれも気をつけてね。
昼飯は富良野のピザ。蜂蜜かけて食うピザの旨さに気づく。
札幌に戻ってくる直前にモエレ沼公園に寄りました。
レンタサイクルを漕ぎながら公園内を一周。一番高い丘の頂上からは札幌の街並みを一望することが出来ます。ある角度からは遠くに風車を見ることが出来ます。
札幌に帰還後は高速とまこまい号で苫小牧フェリーターミナルへ。いよいよ北海道を離れて本州へと渡ります。今回は苫小牧港と八戸港を結ぶシルバーフェリーに乗船しました。21:15発 4:45着という実に7時間半のロングランです。学割を使えば2等を4800円、2等個室を6300円で利用できるので結構お得です。
船内は非常に充実していて、給湯器・電子レンジ・割り箸が全て自由に使うことができる上に、船内には大浴場もあったので汗を流すこともできます。
さらには、2等大部屋において各人にコインロッカー(100円で返却される)が振り分けられており、自分の荷物を安全に管理することが出来ます。
今まで何種類かのフェリーを乗ってきましたが、ここまでいたせり尽せりのフェリーは初めてです。唯一の欠点は、もうしばらくはこの路線を使うことはないだろうなっていうことぐらいでしょう。
Day7 ねぶた 〜まだ三途の川は渡れん〜
八戸港からバスで八戸駅、青い森鉄道で野辺地駅へと向かいます。
18キッパーの皆さん。マジガチの注意です。
基本的に青春18きっぷでは第3セクターを利用することはできませんが、一部区間では通過利用に限り、18きっぷでも第3セクター区間を利用できる場合があります。この青い森鉄道も対象区間なのですが、今回の計画のように乗り初め/乗り終わりの駅が青い森鉄道の駅となってしまうと、青い森鉄道全区間の運賃を支払わなければならなくなります。
僕は今回このことをうっかりしていて余計に3千円弱支払う羽目になってしまったので、気をつけてください。
大湊線で終着の大湊駅まで乗車し、そこからレンタカーで恐山に向かいます。下北駅から恐山にバスが走ってはいるのですが、あまりにも時刻表が不便なので、今回はレンタカーを借りました。6時間で3300円で借りられるならこっちのほうが得かも。
恐山は日本三大霊場の1つで残りの2つは高野山の金剛峯寺と比叡山の延暦寺です。金剛峯寺と延暦寺に関してはすでに訪れていたので、今回の訪問でコンプリートということになります。
古くから「死ねば人は皆恐山に集まる」ということで有名で、あの世に最も近い場所として有名です。
訪れた日は、天気も曇りがちだったこともあって雰囲気だけは最高でした。
お土産として身代わり地蔵を買っておいたので、何か死にそうになったときは僕を守ってね。
よくよく考えると、前日の朝に北海道の大秘境トムラウシにいた男が今日の朝は恐山にいることが一番恐ろしいかもしれませんわ笑
三途の川をわたるための橋がありました。そう、あの三途の川です。思ったよりも小さいかw(ryでしたが、橋の前には柳の葉っぱがゆらゆら揺れていて、これもまた雰囲気は抜群でした。
帰り道で寄ったのは本州最北端の酒所である関乃井酒造。寒立馬というお酒が有名だそうです。旅行に出るたびに父親にお酒を買っているのですが、最近消費が追いついていないそうなので、しばらくお酒をお土産にするのは控えようと思います笑
再び電車で青森駅に到着。今度はねぶた祭りを楽しみます。
私、人混みがこの世で1,2を争うほど苦手なのですが、(青森県のくせに)人がめっちゃくっちゃ多くて非常に精神に応えました。
ねぶた祭りの歴史や由来については諸説あるそうですが、一説には忙しい夏の農作業の妨げとなる眠気や怠けを心から流す「眠り流し」という農民行事から生まれんだそうです。「ねぶた」という言葉の語源もここからきているそうですよ。
19時ぐらいから大量のねぶたが青森市内を巡航していきます。いろんな企業や自治体が出資していて、今年は大型ねぶたが22台も参加していたそうです。
各ねぶたはどれも実に趣向を凝らしていて、上記のようにトムとジェリーのねぶたや雀魂ユーザーの天敵ヨースターのねぶたもありました。
夜食は青森のご当地ラーメンである煮干しラーメンをいただきます。結構🐟🐟していて食べ応えがありましたよ。
本日の宿ですが、ありません。
ねぶたを舐めていました。2ヶ月前の時点で付近のホテルは満室、快活ですらも満室でした。よって青森駅で野宿です。幸いにも青森駅は24h開いているので、駅の中でゆっくりさせてもらいましたわ。後に悲劇を生むとも知らずに。。。
Day8 竿燈 〜歯茎を見せるな〜
無事、野宿を乗り越え青森駅を出発。この日はまず最初に津軽線に乗車し、竜飛岬方面に向かいます。
蟹田〜三厩間は不通区間となっているため、代行バスが走っています。といっても三厩は龍飛の麓。龍飛崎へはまだまだ距離があります。そこで登場するのがわんたくです!
わんたくは津軽エリアの交通空白地域を結ぶデマンド&定期バスで、青春18きっぷを持っていれば300円で乗ることができる優れものです!
これに乗れば蟹田駅から龍飛崎まで1時間で一っ飛びなので、18キッパーにとっては神様仏様ですね。
最初に訪れた場所は青函トンネル記念館。
ここでは、ケーブルカーに乗って青函トンネルの坑道まで行くことが出来ます。
北海道新幹線にはまだ乗車したことがないのですが、札幌まで延伸した暁には乗ってみたいものですね(その前に廃線になる函館本線の山線区間に乗らなきゃ。。)
青函トンネル記念から少し歩くと、このようなでかい記念碑が見えてきます。この場所は坂本冬美さんの「津軽海峡冬景色」の2番に登場する龍飛崎の歌詞が爆音で流れる石碑です。記念碑の真ん中にある赤いボタンを押すと津軽海峡冬景色が爆音で流れます。
僕が記念碑に向かって歩いているときも、記念碑を離れて近くの食堂でふのりラーメンを食べている時も、龍飛崎の灯台までたどり着いた時もこの津軽海峡冬景色が爆音で流れていました。
もちろん僕も爆音で流したのですが、なんというかちょっと恥ずかしいですねこれ。自分が流した後に他の人が流しているのを見るとある種の共感性羞恥を感じます笑
上の写真は国道339号線です。
おいおい、これが国道ってただの階段じゃないかって思うかもしれませんが列記とした国道です。日本でたった1つの階段国道として、この場所は有名です。なんでも国道をしてするときに間違って階段を国道に指定してしまった名残なんだとか。。。
車が通れないっていうのは新しい感覚ですね。
昨日は下北半島にいて、今日は龍飛崎にいる男。今回のちゃぴ男は僻地に行き過ぎですね。
龍飛崎からバスと電車を乗り継いで青森駅、弘前、秋田駅に向かいます。
ここで災難なことが。
本来ならば青森駅から普通列車を乗り継いで弘前駅、秋田駅へ向かう予定だったのですが、ここ数日(特に昨日の野宿)の疲労が祟って弘前駅で普通列車秋田行きの電車の乗り継ぎに失敗してしまったのです。
目が覚めて、ぼーっとして外の駅の看板見たら「ひろさき」って書いてあって、あーついたのかーって思って時計を見たら15時15分になっていたのです。弘前駅に到着したのが14時45分くらいなので実に30分以上も電車がついたことに気づかずにグースカ寝ていたことになります。マジで終わってる笑
幸いにも後続に秋田竿燈祭りに間に合う特急列車があったのでよかったですが、おかげで特急料金分無駄に支払う羽目になってしまいました。。。
旅は慣れてきた頃が危険。余裕ぶっこいて歯茎を見せてはいけません。
昨日のねぶた祭りに続いて今日は秋田県の竿燈祭りを見てきました。
由来はこんな感じ!(HPに全部書いてあったから引用させてくだせえ)
結構若い人たちが大きな竿燈を片手・腰・額にのせて操っていてすごくカッコよかったです。人間は完璧な生き物ではないので、もちろん途中でバランスを崩してしまうのですが、そのときに周りの人間がうまく交代してなんとか竿燈を倒さないように繋ぐ連携プレーは秀逸でした。
それでも竿燈が倒れちゃうことはあるので、ある意味終始目が離せないのも面白いですね。
この日は竿燈祭りの最終日で盛り上がりは最高潮でした。演技の終了後には竿燈と触れ合うことができるので、記念に竿燈を操っていたお兄さんと一緒に写真撮影をしました(なんでNHKの竿燈を選んだのかは聞くな)。
今日は秋田から横手に移動して快活の宿泊。前回の北海道旅行でも利用した快活で、僕が人生で初めて快活を利用した場所でもあります。別にだから何かあるってわけでもないけど。
Day9 わんこそば 〜第n次胃袋戦争〜
この日のスタートは北上線からです。前日の横手の快活でたっぷりと睡眠をとり万全の体制で出発します。
ほっとゆだ駅は駅に銭湯が併設されていることで有名なのですが、8月の唯一の閉業日にドンピシャで当たってしまい、結局駅前の足湯で時間を潰すことになりました。
なんでこんな悲劇が起こったか。ほっとゆだのサイトには閉業日が「第二水曜日」と記されています。訪れた8月7日を1回めの水曜日だから「第一水曜日」でセーフだと考えていたんだそうです。
でもよくよく考えたら、そりゃ第2水曜日なんですよね。。。
マジで歯茎見せて旅行していると悲惨な目に遭うんですよ。
北上線北上駅から東北本線に乗り換え花巻駅に向かいます。ここは伝説的メジャーリーガーSHOUHEI OHTANIの出身である花巻東高校があります。
ここ花巻では、岩手名物わんこそばを堪能します。このわんこそばを食べることで日本三大そばである出雲そば(島根)・戸隠そば(長野)・わんこそば(岩手)をコンプリートしたことになります。
食べた場所はやぶ屋花巻総本店です。このお店はかの文豪宮沢賢治も訪れたことのある歴史あるお店で、いろんな芸能人の方も訪れている名店です。
わんこそばの結果は101杯でした!
わんこそば10杯でかけそば1杯分なので大体10杯食べたことになります。101という中途半端な数字になったのは、僕の高校の友達が100杯食べていたのを知っていて、負けたくなかったからです。
案の定70杯くらいからキツくなってきたのですが、最後の方はそばの量にムラがあることを踏まえていかにそばの量が少ないわんこを引けるかという駆け引きを店員さんとしていました。
わんこそばは食べ終わると店員さんが勝手に次のそばを入れてくるので、もう食べられないときには、次のそばを入れられる前に蓋をしなければなりません(一度蓋をすると追加することはできないそうですよ)。101で絶対に切り上げることを決めていた僕は101杯目が入れられた時点で蓋を左手に携えていたのですが、食べ終えた瞬間に店員さんが鬼の形相で102杯目を入れてこようとしてきたのですかさず蓋を閉めなんとか免れることができました。
朝快活で食パンを2枚食べてしまったので、わんこそばを終えた頃には嘔吐一向聴の状態でした笑マジで花巻駅までの帰り道がしんどかったです。。。
花巻駅から東北本線で仙台駅までガタゴトと揺られます。仙台駅では、高校の同期に会いました。彼とは前回の北海道旅行の時にも会っていて、実に1年半ぶりの再会です。お互いの今の話だとか、仙台に住んでいる他の高校同期の話だとか、いろんな話ができてよかったです。
ちなみに、ついでですが仙台七夕まつりの様子もちょっと見ることができました。
2日前→青森ねぶた祭り
1日前→秋田竿燈祭り
今日→仙台七夕まつり
と東北三大祭りをたった3日でめぐることのできた天才はここです🙋
仙台からは常磐線普通列車を乗り継いで今日の宿泊先である日立に向かいます。
ここにもまた別の高校同期が住んでいて、この日は夜中までSwitchで遊びましたとさ。
Day10 バンジー 〜己の恐怖に打ち勝て〜
本来は10時ぐらいに出発して袋田の滝とかに行く予定だったのですが、宿泊した家の友達がちょっと体調を崩していたので、急いでスーパーに買い出しに行って鶏飯を作ってあげました。
まさか人の家で料理をするとは思いませんでしたわ笑
ちなみに彼の家は日立のちょっと小高いところにあって、スーパーまでは車で行ったのですが、道路まで降りていくときに道を間違えたのか、行く先の道路が明らかに軽自動車でさえも通してくれないであろう程狭く、急勾配な道路でスタックしてしまいました。
あの時は本当に冷や汗をかきましたよ。友達の車を絶対に壊すわけにはいかないというプレッシャーと自分の腕前との拮抗を脳内でひしひしと感じることができました。結局バックするときにアクセル全開でなんとか元の道に戻ることができましたが、2度とあの道は運転しません。
お昼ご飯を食べてちょっと回復したので、車で龍神大吊橋の方に向かいました。目的は龍神バンジーです!
私、人生で一度たりともバンジーをしたことがないのですが、初めてのバンジーは龍神です。高さ100mです。高所恐怖症です。対戦ありがとうございました。
4人グループでバンジーをしたのですが、他の3人が結構スイスイと飛び降りていて訳がわかりませんでした。
いよいよ僕の番。心臓の鼓動は何分も前からバスドラムのようにドンドンと奏でています。
ロープをつけて橋の先っちょまで行くのですが、高所恐怖症の僕は当然すぐ飛び降りることができるわけもなく、下を見てしまってなかなか飛び降りる勇気が出ませんでした。
スタッフの人は深呼吸をしてなんとか呼吸を整えようとする僕をちゃんと待ってくれたので、本当にありがたい限り。
完全には整っていないまでもある程度、心を落ち着けられて僕はスタッフの「いけますか?」の掛け声に対してなんとか「いけます!」ということができました。
5からのカウントで飛び降りた瞬間、垂直抗力を失った時の衝撃は今でも忘れられません。ジェットコースターで得るような浮遊感とはまた違う、自分で落ちるからこそ何倍にも恐怖が増した浮遊感というのはバンジーでしか得ることができません。
垂直抗力を失った!って感じた後は猛スピードで川の方へと落下していきます。その間約7秒。たった7秒ですが、当然7秒以上に感じられました。
恐怖に打ち勝てた僕は、もう何も怖くありません。
バンジーは2度とやりたくないって言いたいところですが、もう1回ぐらいはやってもいいかな笑
友達がダーツをやっていたので、バンジーの後のアドレナリンダダ漏れの状態でダーツをしました。僕のボロ勝ちです。かちぃ。
最近、実力が拮抗していたバーテンの社員が急激に腕を上げているので、なんとか負けないようにもっとうまくなりたいなぁ。
常磐線などを乗り継いで実家に帰宅。長い長い濃密な10日間が終了しました。
まとめ・これから
今回の旅行は今までよりも「貴重な体験をすること」に重きを置いた旅行でした。
運転量は頭おかしかったし、電車を寝過ごすほど体力との勝負で脳筋だったのはいつものことでしたが、そういう旅行でしか得られないようなことがたくさんできたような気がします。
おかげで僕の旅行スキルは向上したし、また1つ強くなり、深みのある人間になることができたと思います。
そして、今回の旅行で出会ったトムラウシというコミュニティ。たった1泊しかしていないのになんだって思うかもしれませんが、現地の人々と実際に触れ合ってみて、もっとこの人たちのことを知りたいと思いました。
近くのスーパー・コンビニまでは30km。集落に居酒屋や映画館のような娯楽施設はない。でも、山村留学の希望者が多くて住居が足りないほどトムラウシには人が集まっています。
都市一極集中が進み、山村の過疎化が進んでいる現代において、トムラウシはこの潮流をまさに逆行している存在と言えるでしょう。
きっとここには何かがある。そう思います。
今まで僕は大学における卒業論文の執筆を統計・政策学の分野で出そうとずっと考えていました。それは自分が数学で大学入試をねじ伏せられるほど数学オタクで、この分野であれば比較的高校レベルの生ぬるい数学で卒業できそうだなという考えが根底にあったからです。
でも今はそれがちょっと揺らいでいます。僕の学科には社会学系の研究室もある変な学科で、このような農山村のコミュニティーについて研究することもできます。
もし、可能ならばこのトムラウシに短期間住んでみて、ここに住む人たちがどんな価値観で生きているのかを知りたい。そんな純粋な興味に任せてもいいんじゃないかなって思い始めています。
分属は3回生後期。もう時間はない。
この先残りの大学生活1年半をどう過ごすのか再考するいいきっかけになりました。夏休み後半は自分の選択について塾講する期間にしようと思います。
今回宿泊した山の交流館とむらのHPとインスタのアカウントはこちらです💁
興味があれば一度泊まってみるといいと思います。きっと何%の人には強烈に刺さると思います。
ではまた、次の旅行で。
P.S.
バンジーのとき、俺が一番情けない声出してたなぁ