謎の木に花が!続き2
謎の木の謎解きをしていた時に、庭桜では?というコメントを寄せていただきました。ありがとうございました。
庭桜?庭と桜?
いかにも知っていて当然という感じの名前なのに、知らないのが悔しい。
ということで、調べてみました。
中国原産のバラ科の落葉樹。ニワウメの変種とされる。落葉低木で、1~1.5メートル程度の高さ。
主だった幹はなく、細かな幹が株立ち状に生える。開花は3月下旬~4月で、葉の展開よりもやや早いか、ほぼ同時。
花色は白あるいは淡い紅色。花弁は5-50枚。花の直径は1.5-2.5センチ程。
花の後に果実がなるのは稀。学名:Microcerasus glandulosa
Microcerasus:ギリシア語の micro(小さい)+ cerasus(さくら)glandulosa・・・・・「腺のある」
日本の伝統色に「はねず」という色があります。
朱華、波泥孺、唐棣、棠棣、翼酢などの漢字があてられ、赤い花の色を意味します。黄色がかった紅色で、何の花の色を指すかは諸説があり、ニワザクラ、あるいはその親のニワウメの古名とされることが多いようです。
わずか5年間ですが、朱華は天武天皇の治世下で、親王や王の当色、つまり身分に応じて定められていた袍の色として定められていました。
白い八重咲の庭桜の写真をここで掲載できないのは残念ですが、ネットで見つけた花の写真はうちの謎の木に咲いている花とよく似ていました。
違いは、木の高さと葉でしょうか。
うちの木は高さが3メートルくらい。花が満開に近づいても葉はほとんど生えてきません。
庭桜は、花と葉がほぼ同時。高さも人の背の丈程度です。
どこかで庭桜の白い八重をみつけたら、照手白との違いをしっかり目に焼きつけてこようと思います。