ローズマリー 続き
こんにちは。
少し前に、英語名のrosemaryについて書きました。
時間が空いてしまいましたが、今日はローズマリーの和名についてです。
古くは、中国語名の迷迭香(メイテツコウ)と呼ばれていましたが、この名前は生薬以外であまりみかけなくなりました。
万年朗、万年露、万年蝋と呼ぶこともあります。
(読み方はどれもマンネンロウ)
香りが長く続くことからつけられた名前で、もともと「万年香」だったものが誤って伝わったようです。
「葉っぱが冬も緑色であることから」という説もありました。
今はローズマリーの名前が一般的ですね。
栽培メモ
日当たりと水はけのよい土壌を好む。根が深くはれるようにする。
真夏の日ざしや乾燥には強い。高温多湿には弱い。
水やり:土の表面が乾いたら2~3日後にたっぷりと。葉が堅くてしおれにくく、水切れに気づきにくい。冬期は乾かし気味に管理。地植えの場合は水やりはほぼ不要。
肥料:植えつけ時に元肥を施せばほとんど不要。秋に化成肥料か草木灰を追肥すると花つきがよくなる。
植え替え:1-2年が目安、根が詰まってきたら。年数を経た株は根を切らないように注意。3-5月か10-11月。
4-5年を目安にさし木やとり木で株を更新するのがおすすめ。さし木:春や秋に、健康な枝を10-15cmほど切り取り、下半分ほどの葉を取り除く。1時間ほど水あげをしてから、水を含ませた清潔な土にさす。土が乾燥しないように半日陰で管理。約1か月で発根。その後、徐々に日光に慣らす。
(何度か試しましたが、失敗しました。)とり木:若く曲げやすい枝垂れた枝を地面に固定し、枝の途中を地中に埋める。2-3か月後に十分に発根したら、親株から切り離す。さし木より失敗が少ない。
(枝の途中に気根が出てきたときに、すぐ下で切り、そのまま土に挿したら無事に根づいてくれました。)剪定:春から秋の生育期間中。伸びすぎた枝、混み合う枝、下向きに生えた枝、細い枝など。
強剪定する場合は、梅雨前。木質化した枝だけを残すと枯れることがあるため、葉を残す。
近所に植わっているローズマリーを見ると、木質化が進んできれいな葉が生えていなかったり、樹形が乱れていたりして、意外に健康そうな株が少ないように思います。
株を更新するといい、というのは本当のようです。
我が家では、肉やポテトのソテーにローズマリーの葉をちぎって散らしてそのまま焼いたり、白身魚のムニエルに使ったりすることが多いです。その時に木質化した枝を狙って切るようにし、若い枝が生えてくるように仕向けています。
庭に植えてあげたいですが、台所の近くにあると便利なのです。
ゴメン、今日も料理につかってしまって。
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