実生のヒペリカム
ひらさんの素敵な写真を見ていたら、うちのヒペリカムを紹介したくなりました。
長女の誕生日に、実家の母がくれたブーケの中に、ヒペリカムのピンクの実が入っていました。
長い間、目を楽しませてくれましたが、最後に黒くなってしまった実を乾燥させて割ってみたら、粉のようなものがたくさん出てきました。
これ、種子かな、と思いつつ、試しにいろんなところにばらまいてみたら、1ミリにも満たない双葉がびっしりと出てきました。
あまりに小さくて、植え替えもできず、次々に淘汰されて減っていくのを見ているしかありませんでしたが、残ったものが、2年越しの今年、黄色い花を咲かせ、実をつけました。
ヒペリカムは、よく似た黄色い花を咲かせるキンシバイやビヨウヤナギと同じ、オトギリソウ科オトギリソウ属に属し、中央アジアから地中海沿岸部が原産地です。
ヒペリカム(Hypericum)の名は、ギリシア語の「上」を意味するhyper、「像」を意味する「ekion」から成り、古代ギリシアでは、魔よけとして偶像を飾ったことに由来します。
花言葉は「悲しみは長く続かない」「きらめき」。
曇天の日も、朝の光を反射して、きらめいていました。