インカの驚異
まだ明るい時間に娘と散歩に出ました。
花の香りがするね、と周囲を見回したら、香りの正体は、オシロイバナでした。
夕暮れが近づいてくると、開き始めるオシロイバナ。
夕方四時頃になると咲き始めることから、ユウゲショウと呼ばれることもあります。英語ではもっと直接的に、Four o’clock、四時の花と呼ばれます。
この日も、ひらきかけの花の姿があちこちでみられました。
オシロイバナは一日花。体内時計を持っているわけではなく、温度が下がるのに反応して花を咲かせるそうです。夕方に咲き始めた花は、通常翌朝にしぼみますが、涼しい時には、次の花が咲き始めるまで咲いたままになっていたり、逆に開花時間が早くなることもあるそうです。
朝の様子もとはいうものの、やはり確かめてみたくて、翌朝六時頃、見に行ってきました。
涼しい朝の空気の中、オシロイバナはまだ元気に花を咲かせていました。
後からWEBでこの時の温度を確認したら、25度位でした。
咲きかけの花も、昨夕以上に多いようです。
涼しい気温の中で、昨夕の花が咲き残り、同時に新しい花が開き始めている印象を受けました。
ところで、オシロイバナは、英語でFour o’clockの他に、Marvel of Peruとも呼ばれるそうです。ペルーの驚異。
この名前の由来については、サイトでもポツポツと言及されていましたが、これ、という決定的な情報は見つけられませんでした。
まとめると、こんな感じになりそうです。
薬用、食用、花の観賞用にインカやアステカで栽培されていた。
花色のバリエーションから、驚異と呼ばれる。
ジャガイモの「インカのめざめ」に負けない、インパクトのあるネーミングです。
おまけ
こちらの花もユウゲショウという名を持ちます。
オシロイバナと区別するために、こちらのはなは、アカバナユウゲショウとも呼ばれるそうです。
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