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旅、39日目 病気になっても病人にはなるな
旅、39日目です。
外出禁止期間中、あまりに退屈だったので、相方さんにお願いして久しぶりに2人で鳥舞を舞いました。
鳥舞は、神楽の一演目です。神楽を奉ずるときに必ず最初に舞われ、イザナキ、イザナミの二神の舞とされています。
舞いながら、この舞を練習していた時に先生から受けた注意を懐かしく思い出し、笑いがこみ上げてきます。
「イザナギ、イザナミの舞なんだから、ほらもっと近寄って向かい合って。2人の関係が、舞に表れているわよ!」
(いえいえ先生、夫婦仲は多分良好です。)
ところが、あんなに何度も練習して体に叩き込んだはずなのに忘れているのです。それに筋肉がこんなに落ちているなんて!
私だけではなく、相方さんも同様で、舞い終わった瞬間に、2人で笑い出してしまいました。やばい、私たち!
ここで、整体師さんに教えていただいた言葉を思い出しました。
病気になっても病人にはなるな。
今、検査の数値が振るわず、治療を中断して体の回復を図っています。でもそのおかげで副作用が消え、治療中には感じられなかった治療の効果が実感できるようになりました。体力も戻ってきたので、ちょっとヘビーな鳥舞を舞おうかという気にもなったのですが、舞ってみて、私は病人になっていて、相方さんも病人の家族になってしまっていたことに気づきました。
たった一箇所でも体に不調を抱えていると、深刻な症状ではないと頭では理解していても、途端に動けなくなる。気力も減退する。そして、過度な安静で悪くない健康な部分まで衰えさせてしまう。
病気を抱えていたって、髪も爪もちゃんと伸びる。
怪我をしても回復する。
軽く体を動かせば血行が良くなる。
ほら、体はちゃんと生きる力を、治る力を持っている。
病気になっても病人にはなるな。
いうは易し、ですが、下り坂を転がるように、万事病気と結びつけて、悪い方向に考えないようにしよう。
そうでないと、また踊った時に、夫婦仲どころか生き方まで先生に指摘されてしまいそうです。
おまけ
本場の鳥舞をお楽しみください。