旅、41日目 編み物沼にようこそ
旅、41日目です。
先輩から贈ってもらった編み物ボックス。
無心に編み棒を動かすと、時間がゆったりと流れ出します。
たっぷり時間があるのを幸い、来る日も来る日も編み続け、贈ってもらった毛糸がとうとう底をつきました。出来上がった作品の写真を先輩に送ったところ、
編み物沼にようこそ。
という返信がありました。
あはは、本当。沼だ。
先輩からは、私が編み慣れた棒針編みの他、少々苦手なかぎ針編み用の編み図、編み針、毛糸も送ってもらったので、ネットで編み方を調べながら、いくつか編み上げました。
かぎ針編みと棒針編みって結構違うんですね。
かぎ針編み。
針は一本。針にかける目が少なく、場所をとらず手軽に楽しむことができます。
編むそばから編み地が出来上がっていくので、小さな達成感を味わいながら編み進められます。
嬉しいことに、編み直しが楽。
今回、模様編みのショールに挑戦しましたが、模様のパターンが複数あり、編み地を見ながら次はこのパターン、と考えながら編み進めます。ところがぼうっとしているとパターンを編み間違えるのです。間違えたことに気づかず後から、あー!となったことが何度あったことか。
そんな時は、間違えた部分までほどくのですが、かぎ針編みは、ほどいて編み直すのがとにかく楽。ほどいた後は目を一つ拾えばいいので、目を落とす心配もありません。
一方、編む時には針を編み地に刺すため、細い糸を使った場合や複雑な網み目、モヘアなど編み地が見えづらい糸を使った場合は、どこに針を刺せばいいの?となりやすい。ただ、多少間違ったところに刺してしまっても、それなりに形にはなります。アバウトな私に向いているかも。
棒針編み。
基本的には2本の編み針で編みます。
あまり凝った編み方をしなければ、次に編むパターンを考えることもなく、無心で指を動かす楽しさに浸っていられます。
編み針には編み地の幅分の目がかかっていて、途中で編み間違いを見つけた時が恐怖。
小さな編み落としや単純な編み方であれば、そこだけかぎ針を使って直すこともできますが、そうでない場合は、棒針を外して間違えた段まで全部ほどく羽目になります。
ほどくのは楽。でも、ほどいた後に、たくさんの目を拾い上げるのがとにかく大変。目を落としてしまったり、拾い方を間違えたり。
手持ちの毛糸がなくなってしまったので、追加の毛糸注文しましたが
一週間経ったのにまだこない。
早く来て〜。
せっかくゆったりとした気持ちになったのに、やれやれ、ここで気持ちが急くとは。
おまけ
編みながら羊に思いを馳せていたら、久しぶりに糸紡ぎまでやりたくなってきました。
どうやら本当に沼にハマってしまったようです。
ここにも、羊にハマったひとが。(ね、こぢんまりさん?)