四国劇王Ⅶ稽古記録
11月23、24日と四国劇王Ⅶの最後の週末稽古でした。
稽古を重ねる度に先に先に推進している感覚がある。
同時に、自分が今まで取り組んできた事を見つめなおすいい機会を与えてくれているように思う。
ネガティブな感情に殺されそうになる瞬間を、何度も防御して受け流している。
そんな個人的な感情で立ち止まっている時間なんてないのだ。
豆腐メンタルだが、そんなことも言っていられない。
自分のやれる事、それだけでは駄目なんだと感じている。
でも、自分だけで頑張るのではなくて、周囲の人間や環境に頼りながら、その世界を生きていかなくてはいけない。
変わるしかないし、変われるくらいの柔軟性を持ち続けていなくてはいけない。
戯曲の中で感じて冒険して変わっていくことを恐れないで。
言葉にするのは、何だかすごく簡単だけれど、自分のメンタルを安定させなくては、直ぐに自分で固めて、自分で首を絞めている気がする。
今まで自分の中で色んな操作をしながら芝居を作ってきたが、知れば知るほど、何だか余計なことまで考えて、自分を縛っていたのかもしれない。
いや、知らないから何もできずに動けていないのかもしれない。
思考を通せば不感症になっている感じがするし。
感覚だけに頼ると別方向に行ってしまう。
出来事を分析して、階段を考えて、役が何を感じているのか感じて、その感じているのは自分勝手な解釈ではないのか検討して。
でも、もっといい加減になっても良くて。
教えてもらったり、感じたりしていることはとても多い。
お芝居が前に前に進んでいる、本当にとてもいい現場だと感じている。
稽古場で作り上げてきたモノが板に上がってスポットライトを浴びて人の目に晒されたらどうなってしまうのか。
怖さと怖さと怖さと、少しの期待と。
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