未だに色褪せる事がない映画
何故かクリスマス・イブに「ターミネーター2」を一気見するという暴挙に出た。
初めてターミネーター2を観たのは小学校の高学年の頃。
あの頃は、特に「映画が好き」とかいうこともなく、金曜ロードショーで映画をちらほらと観る程度。
もしくは、何故かウチの家族がジャッキーチェン好きで、レンタルビデオで借りてきたりしていた。
私は、もう、何を借りていたか殆ど記憶にない程度に映画に興味がなかった。
きっと「クレヨンしんちゃん」とか「ドラえもん」とか借りていたと思う。
「ドラえもん」の「雲の王国」のラストシーンとか、トラウマレベル。
過程をすべて忘れているのに、ドラえもんがタンクに突き刺さっている絵面だけ鮮明に覚えている。
何故、急にターミネーター2を観たか……Amazonプライムで特に観るものがなかったから。
しかし、久しぶりに見返すと「やっぱり最高の映画や!」という熱い思いを抱く。
あまりにも感銘を受けすぎて、小学校の卒業文集に「アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな俳優になる!」とか書いた。
夢が叶ったのか、叶っていないのか……何だか微妙なところですが。
ちなみに「ターミネーター」も「ターミネーター3」も観ていない。
なので前後の繋がりは全くわからない状態にある。
「ターミネーター2」が自分の中で最高過ぎて、もう前評判とか見ていたら見れないのだ。
この作品の何が最高って様々な要素が重なり合っているところだと思っている。
まず全編を通してT-1000という形状記憶の液体金属のターミネーターに追い掛け回される。
燃やしても、銃で撃っても、切りかかっても、もう何をしても死ななない不死身の存在。
そんな存在に最初あから最後まで追い掛け回されるスリルと絶望感。
クロックタワーとかバイオハザードの追跡者とかそんなホラーゲームを彷彿とさせる……SF映画なのに。
しかし、もう。ラストシーンが有名になりすぎて、きっと殆どの人が倒し方を知ってしまっている。
それが、何だか、凄くもったいない。
もし、私の記憶を一部消せるなら、ターミネーター2の記憶をすべて抹消してもうらう。
そして、もう一度見て、スリルと絶望感を味わいたい。
次にアーノルド・シュワルツェネッガー扮するT-800がとてつもなくかわいい。
従順な何も知らない真っ黒な大型犬みたいでかわいい。
でっかいドーベルマンみたいでかわいい。
ジョン・コナーの言う事を聞きながら学習していく様子がかわいい。
ラストシーンもずっとジョン・コナーを見続けて死んでいく様がつらい。
全て太字という訳の分からない装飾ですが……いや、いやいや、見ればわかります。
もう見た方は、是非、その視点でもう一度、お楽しみください。
そんで、サラ・コナーの周囲から見たら壊れているように見えるけれど、実はひとりだけ真実を知っていて未来を変えようと奮闘する所が好き。
完全にイカレタ人間に見えるけれど、実は真実を唯一真実を知っている人間であり、最後まで諦めずに戦い続ける姿が何気に好きです。
特に夢の中でジョン・コナーが未来なのか、別の世界線なのかわからないジョン・コナーを見ているシーンとか凄くいい。
必ずしも多数派が正しいというわけではないのだ、と思わせてくれる。
後は男子ならきっと全員が真似したであろうと思われる「ショットガンくるくるリロード」とか好きだし、
全編を通して様々な重火器が出てきて軽々扱うシュワちゃんは滅茶苦茶にかっこいいし、
夢か未来か妄想かわからない世界とリンクしまくる所とかも好みだし、
まぁ、後は、あれですね……
出演者たちの筋肉美ですわね。T-800もT-1000もサラ・コナーも。
芸術的に美しいですわ。
1991年に作られた映画ですが、今見ても十分に楽しめる。
観ていない方は少ないかもしれませんが、まだ観たことない方は是非とも観てほしい映画です。
そして、一度でも観たことある方は、もう何度でも楽しめる映画です。
他の人は何処が好きなのか知りたい位に。
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