僕の尊敬する人物「河井継之助」
noteデビューで何を書こうかなって思ったとき、
やはり真っ先に浮かんだのは「河井継之助(かわいつぎのすけ)」でした。
僕の生まれ故郷の「越後長岡藩」の人物ということもありますが、
司馬遼太郎の「峠」で描かれた「河井継之助」像が
僕にとってはあまりにもカッコよすぎたからでしょう。
詳細は、実際に「峠」を読んでいただきたいですし、
また、もし少しでも気になっていただけたなら、
「河井継之助」や「奥羽越列藩同盟」、「ガトリング砲」なんかを
検索していただいた方がよっぽど詳しいですし、正確だと思います。
でも、それでは、僕がここに「河井継之助」のことを書く意味もなくなりますから、
その「峠」の中でも、僕が特に気に入っている部分の要約を
記したいと思います。
時代は幕末です。
あるとき、越後の長岡城に
「大政奉還が行われた」という知らせが届きます。
ちなみに、長岡藩は小さな親藩です。
なので、徳川幕府が「大政奉還」したというのは寝耳に水の一大事だったわけです。
城内では、家老たちが「どうしたものか」と右往左往しています。
そんな中、全国を遊説したことのある河井継之助がお城に呼ばれます。
そこでの家老たちと河井継之助のやり取りです。
家老「これから日本はどうなるのだ?」
河井「おそらく、西と東に分かれて、大きな戦(いくさ)になるでしょう」
家老「で、どちらが勝つのじゃ?」
河井「は? 今、なんとおっしゃられましたか?」
家老「どちらが勝つのか?と訊いておるのじゃ」
河井「ご家老は、勝つ方に付かれるおつもりですか?」
いや~、しびれましたっ!
「峠」で実際に書かれている言葉とはかなり違うとは思いますが、
こんな感じのやり取りだったと思います。
この河井継之助の最後の言葉
「勝つ方に付かれるおつもりですか?」
に魅了されて、あっという間に、僕の中で「尊敬する人物」になりました。
おかげさまで、僕のその後の人生も
越後長岡藩のような状態になってしまいましたけど(苦笑)
少しでも共感していただけると幸いです。
おしまい♪