【Amazon】独禁法違反の疑いで公正取引委員会が立ち入り検査をした件について。
どうもです、ちゃんやまです。
↓前回の記事です↓
↓交換ノートの最新記事です↓
ついに公正取引委員会が動いてくれました!
ということで今回は、Amazonの独禁法疑いについてです。
毎日新聞の記事によれば、
「アマゾンはカートボックスと引き換えに、マーケットプレイスでの販売価格を他の通販サイトでの販売価格よりも引き下げたり、自社の発送代行サービスを利用したりするよう出品業者に強要した疑いが持たれている。」
ということなんですが、いわゆるカートはく奪ってやつですね。
以前こんなnoteを書きました。
このnoteの記事にあるとおり、
販売者はAmazonに配送代行手数料などを支払っている
なのでヨドバシやビックのような送料無料で販売するような他社と比較されてもそれは無理ゲーでしかない
そもそもAmazonにおける我々が販売する商品の送料無料表示は不当だ
という主旨の内容をテクサポに訴えて、カートボックスを回復するように問い合わせしたことがあったんですが、Amazonの回答は以下のとおり。
価格面などの資料を集めてほしいと言われて、全部集めて送ったから、少々期待したんですが、見事に裏切られました。
まあそうよねって感じでしたが、このタイミングで公取委の検査が入ったのはかなり嬉しいニュースでしたね。
ぜひここは頑張って摘発して、修正を迫ってほしいです。
でも実はAmazonさん、これが初めてじゃないんですよね。
毎日新聞の記事にあるように、2017年も同じことやってて、公取委から撤廃させられてるんです。
つまり今回が2度目の検査ということ。
いい加減にしやがれってことですよ。
noteにも書いたんですが、Amazonはとても販売しやすいマーケットプレイスだと僕は思ってるんですよ。
ただカートボックスのはく奪は購入者に対する利便性を著しく悪くしてるだけで、なんの意味も無いんですよね。
そんなに安くしたんだったら、僕ら販売者に対する配送代行手数料やカテゴリ別販売手数料などの徴収を止めるべきなんです。
でもそれは絶対しない。
矛盾してるんですよね。
発送代行手数料や販売手数料は結局のところ価格に転嫁されてるわけで、それを実質購入者に負担させてるんだから、カートボックスはく奪自体がおかしいし、送料無料という表示も詐欺なわけですよ。
↑これAmazonの闇だと思いませんか?
Amazonが参考にしてるであろうヨドバシやビックのような送料無料価格が相手じゃ、僕ら一般セラーはもう無理ゲーですから。
以前のnoteにも書きましたが、Amazonが送料無料に出来るのは、僕らから色んな手数料を負担させてるからでしょ?
なんかね、色々と闇が深いなと思います。
でも、個人が沢山の商品をオートで売れる唯一の場ですし、それを僕は利用させてもらっていて、有難い面も多いんですよ。
だからこそ、ちゃんとしてほしい。
それと、これはぜひ公取委もチェックしてほしいんですが、Amazonが不当にカートボックスを独占する行為も摘発してほしいんです。
入荷時期が未定ならカート独占せずに、一般セラーに譲れ!
Amazonは1~2ヵ月かかるけど、うちなら翌々日以内に発送可能だよ!カートボックスよこせ!
こういうの。
これって完全に優位的立場の乱用じゃないですかね?
こういうのも是非指摘してほしいです。
ちなみに、今回公取委が動いてくれたきっかけを作ってくれたのは、セールモンスターの堀部さんでした。
堀部さんが利用したのが、オンラインモール利用事業者向けのデジタルプラットフォーム取引相談窓口です。
Amazonにジャイアン的な動きがあって困ってることがあれば、ここにジャンジャン相談するのが良さそうですね。
みんなも利用しましょう。
さて、今回の検査の結果でどうなるかまだ分かりませんが、Amazonが僕ら販売者から見て「正しい」方向に修正してくれることを期待します。
それではまた!
2024.11.28追記|独禁法違反認定
続報です。
経産省によりカートボックスはく奪行為(価格の強制行為)は独禁法違反であると認定されました。
これにより公取委から指導が入るので、Amazonはシステムを変更せざるを得ないでしょう。
これはこれで大歓迎なのですが、とはいえ日本の独禁法違反に対する罰則は甘いんですよね。
せいぜい500万円程度の罰金でしょうから、大企業Amazonからすれば必要経費程度の認識じゃなかろうかと思います。
アメリカみたいに1000億円単位でやらないと、2017年に続いて2度目ですから、またやるような気がします。
ブログ記事も書きましたので、ぜひご参考ください。
↓ちゃんやまの有料ノウハウ集↓