#08 ペーパープロトタイピング 【Xデザイン学校ベーシックコース2023】
講義はプレゼンを合わせて残り2回。ブートキャンプが昨日のように思える。UXの手法は勿論、その手前の社会やビジネスの仕組み、クライアントへの向き合い方など、一般教養がないと先人の方々が産み出してきた素晴らしい手法は宝の持ち腐れになってしまう事を学んだ。課題を通して鋭いレビューをしていただきチームで何が悪かったか省察して概念化する根底に、メンバーそれぞれが何故Xデザインを受講しにきたのかという背景を共有し合えていたから、個の情動がチームの情動になってここまで誰一人かけずに駆け進んでこれたのかなと感じた。個人としてはまだ身体的な体験と省察ができていないのは反省点。
ラフと雑は違う
今回はストーリーボードの作成。ユーザー体験を利用シーンとして見える化することで新たな修正点を発見し改善していけるとのこと。紙とペンをもったのが久しぶりすぎて今までの講義で一番緊張した。ただ丸と線だけで様々なパターンの人物が描けることを学び、無理なく書くことができた。これなら自分でも出来そうだと自信になった。この書き方ならその人の個性が入らないからナラティブになると聞いて更に一安心…
そして重要なのはフリーハンドで最高に綺麗にかくこと。線と線が途切れたりはみ出してはならない。これまで自分はラフと雑を混同していたように思う。ラフと雑は違う。提案資料も同じことがいえる。
面白かったのがストーリーボードを描いてみると情景や想像が頭の中で巡り自然と解像度があがってきた。思考の具体化するとはこのことだったのか。人間は情報を目から手を通して脳に運ぶらしい。いつしかスマホ脳になってしまっていた...書くという事は大事。身体的な思考をやったら更に解像度が高まるということ。
必ずユーザー体験が先にある。だってUXなのだから
ストーリーボードはアクティビティシナリオをもとに絵コンテを作成することが重要だと学んだ。
前回の講義で雑味が足らないという指摘をいただき、チームメンバーが普遍的な内容と雑味の良いバランスで修正してくれた。なぜそのサービスを使うのか、導入部分も合わせて修正してくれていたおかげで絵コンテを描くときにその当人に没入して絵を書くことができた。自分は長年PMをやってきた蓄積なのか機能ファーストになりがちなので…もっとナラティブにシナリオを書けるように見習いたい。
反省としてはインタラクションシナリオではなくアクティビティシナリオなので、本来はスマホやPCは絵に出てこないはずだがスマホかいてしまった。そのままスマホありきで進めてしまったが、アクティビティシナリオを見返すとスマホ以外のタッチポイントも描けたはずなのでその点は修正したい。
そもそもインターフェースを考えながらではなく、ユーザーがそうした操作を元に絵コンテを書くことが重要。何故ならインタラクションシナリオで書くと操作手順となってしまい、後のテストができなくなってしまうから。UXリサーチはユーザーの利用状況をさぐるためのものだ。だからアクティビティシナリオが重要なのだ。アクティビティシナリオ、ストーリーボードを経てワイヤーフレームに落とさないとUXの意味がなくなってしまう。
以下は大事なので備忘
ご法度
・ユーザー調査を早速ユーザーに聞いちゃう
・ユーザー評価は早速つくっちゃう
アクティビティシナリオフルコースを経験しておくべし
・アクティビティシナリオにはさらに解像度を深化させる手法があり、本来は通しでやることが良いとのこと。全体を知っていることでわかることがある。
最後に
リフレクションを書くタイミングを逃してしまい、ここにきて危うく投稿が途切れそうになってしまったがなんとか書いた涙。残りわずかですが最後までやりとげる。