#07 構造化シナリオ法 【Xデザイン学校ベーシックコース2023】
前回の講義ではUXのフレームワークをいくら学んだところで、リベラルアーツがないと何の役にも立たないということを学んだ。
自分の経験を通して物語を編集できるようにするためには、日頃から世の中の動向をインプットすることはもとより、自分の興味のある分野だけではなくて、見向きもしなかった世界に一歩踏み出して体験しないとなあと思う。
先日、職場の元上司と同僚の三人で、恵比寿の静かなラウンジバーと渋谷のジャズバーをはしごした。久々の夜外出且つ、社会人生活から距離をおいていた事もありとても刺激が強かった。一杯数千円のウイスキーロックを片手に、仕事の話やパパトークで盛り上がった。「たまにはこういう所に来ないとだめだよねー、このまま仕事だけしていたら老けていくだけだし、子供にダサいパパと思われなくないよね」って話でおじさん達で盛り上がった。もっとアクティブに体験を増やして深みのあるジジイになっていきたいと思う。
人間の本質的欲求は普遍的である
さて、今回で構造化シナリオ法が完結。ここまで、チームのみんなで現状分析・未来予測・ビジネスリサーチを行い、アート思考でビジネスモデルをたてた。その後、ユーザーインタビューを行いそれぞれの行動シナリオを抽出、いくつかのタイプに分けて、それぞれ上位下位関係分析を行い、特殊な情報は省いて、いかにもいそうな人物像としてペルソナをたてた。やり直しもたくさん行い、改善しながら進めるのが本当に大変だった。
ワークでは前回作成したバリューシナリオのシーン毎にアクティビティシナリオ、インタラクションシナリオを作成した。
バリューシナリオからアクティビティシナリオを作成する際は機能的なワードはいれてはいけない。そこからインタラクションシナリオを作成。
アクティビティシナリオは「人間の本質的欲求であり変わらないもの」、インタラクションシナリオは「時代に応じて変化するもの」。これを聞いて、これまでやってきたことの点と点が初めて線につながり、この後どうなるんだろうとモヤモヤしていた霧がはれていった。次回はいよいよペーパープロトタイピング作成。これまでのプロセスを今一度復習して理解を深めようと思う。講義や課題を通して体験したことは、それこそフレームワークを書籍で学んだだけでは、浅い知識で自分の血肉にならないな実感できた。
ナラティブなシナリオは雑味をいれて小説のように書く
ワークの反省点備忘録。
シナリオに雑味が足りていない。出来過ぎな理想の話になってしまっていた。人間、生きていたら毎日そんな理想の形にならない、雑味が大切。「あるある」と思うように、もう少し小説ぽくする。作業手順ぽくなっていたのはインタラクションの操作が頭にあるから。エンジニアがやってしまいがち。
次回の講義も楽しみだ、どんどん沼にハマっていきそうです。