先輩に人生そんなもんだよと言われて思ったこと
予想外のことが起こった時、この世の終わりなんじゃないかってくらい落ち込んでしまう。
私は不安定な状況や変化にめっぽう弱い。
そう言う時は常に最悪の未来を想像して、それを回避するために脳内であれをすべきだとか、これをすべきだとか、プチパニックを起こしている。
不安についてネットで調べてみると、人が考えうる最悪のことは得てして起こらないから大丈夫とか言っているサイトを見かけるけれど、それって違って、最悪の事態に備えて行動しているからこそ、結果が最悪にならないだけなのではないかと思う。
だからか私は状況への適応力がものすごく高い。学生時代は、過剰適応しすぎて体力を全部持ってかれてよく寝込んでいた。
今日は上司に大丈夫だと言われて始めたことが、全くもって大丈夫じゃなかったことを思いがけず知り1人職場で凹んでいた。
そんな時に、1人の先輩が『人生そんなもんだよ。全部うまく行きっこなんてないよ。』と声をかけてくれた。その先輩は患者1人1人に対して本当に真摯な先生だけれど、お世辞にも成功ばかりを積み上げて来たわけではなかった。
だからだろうか、人生そんなものだという言葉が、じんわり染みた。成功ばかり積み上げた人間の言葉よりも、紆余曲折を経て頑張っている人の言葉の方が温かみを感じるのは自分も苦しさを知っているからなんだろう。
それはさておき。
私はいつから絶対に失敗したくないという恐怖心を持ち始めたのだろうか。
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