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【映画の感想#28】映画版名探偵コナン 第10作目~第12作目

もう映画版コナンの流し見感想も第四弾で、そろそろ折り返し地点を迎えるところまで来た。この辺りから映画館で一度しか見てない作品も出てくるので、ちょっと楽しみにしている。ちなみに今回の中では探偵たちの鎮魂歌がとても好きだったんだけど、改めて見ると紺碧の棺がとても面白かった。というわけで、今回の感想へ。

■探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(第10作 2006年)

コナンの映画の10回記念という事で、オールスター勢ぞろい。作品としても遊園地、爆弾魔など、色々と過去のオマージュが散りばめられていて面白い。

ミラクルランドに爆弾付きのIDパスを持たされた少年探偵団と蘭ちゃん、和葉ちゃんなどか軟禁され、色々な探偵が犯人から与えられた過去の事件の謎を解いていく話。毛利小五郎とコナンで調査するのもなんだか新鮮で楽しいし、やっぱり服部君とコナンのコンビは最高だ。今回は久しぶりに白馬警視総監の息子で高校生探偵、白馬探も出てくる。なんだか最近見かけないけど元気にしてるかな。

ちょっと記念作品っぽい感じはあるけど、それも含めてなかなか面白い作品だと思う。やっぱり謎を解いていく過程に注目してくれた方が面白いね。

■紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)(第11作 2007年)

ちょっと読むのに苦戦したけど「こんぺきのひつぎ」と読む。今回は女の子回で、蘭ちゃんと園子が大活躍する。昔、海賊が隠した秘宝をめぐっての話で、この話に出てくる女海賊アン・ボニー、メアリー・リードは初めて知ったけど、実在した人物らしい。こういう史実を絡めてくるストーリーは結構好きだ。

前半は訪れた島で少年探偵団が地元主催の謎解きをやるんだけど、 離島に行って謎解きイベントやってる感じがよく出ていてとても楽しい。自分もこんなイベントあったら楽しそうだから参加してみたい。一方、後半は蘭ちゃんと園子がトレジャーハンターの犯人と格闘する。秘宝に迫る流れも冒険心をくすぐられて面白い。

久しぶりにこの作品見たけど、相方に自分の背中を預けて戦うシーンや、船がせりあがってくるシーンなどは明確に覚えてた。結構まとまりあって良い作品だと思う。

■戦慄の楽譜(フルスコア)(第12作 2008年)

クラシックをテーマにした作品で、有名な音樂アカデミーの出身者をターゲットにした連続殺人事件が起こり、コナン君が事件を追う話。爆破シーンがたくさんあったりして盛り上がりどころはあるんだけど、ちょっと残念な作品かなと思った。

多分一番の推しのシーンと思える、110番をプッシュするんじゃなくて、声でかけるシーンがあるんだけど、さすがに無理があるんじゃないかと。もちろんピポパっていう音を声で再現して電話を掛けられるのは知ってるけども、電話機とかなり離れた場所で一発で成功させるのはちょっと違和感があった。そもそもコナン君の行動が常軌を逸してるけども、ちょっとこの場面は私には受け入れられなかったかな。

あとクラシックをテーマにしてるとはいえ、あまりにも色々な場面でクラシックが出てくるのがちょっと重かった。何より絶対音感が流行った時期とはいえ、ちょっと崇拝し過ぎていて引いたかな。私もずっとピアノをやっていたので音を聴いて当てることぐらい出来るけど、そんなに崇拝するもんじゃないし。まあこの時期はこういう流行り方してたから仕方が無いのかもしれないけどね。

#映画 #感想 #名探偵コナン #探偵たちの鎮魂歌 #紺碧の棺 #戦慄の楽譜

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