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【たわごと#159】出口戦略はもう少し慎重にして欲しい

ついこの間、大阪の吉村知事から大阪モデルなるものが公表された。この緊急事態宣言による自粛をどうやって解除していくかという指針(出口戦略)について述べられている。世の中では賛否両論あるけれども、私は時期尚早かと思っている。緊急事態宣言が出てから一ヶ月が過ぎ、事業に影響が出ていたり、家で過ごす事によるストレス等で解除されるのを心待ちにしているのはよく分かるけど、新型コロナウイルスを甘く見てはいけない。

今の段階では年齢、性別に関係なく新型コロナウイルスに感染する。しかも割合の違いこそあれど死ぬ事もあるし、死ななくても相当苦しい思いをするそうだ。新薬としてレムデシビルとかアビガンとか効果が期待されているけど、完璧に治るわけでもないし副作用の恐れも指摘されている。しかも感染した人全てが発病するわけではないからやっかいだ。新型コロナウイルスが流行りだしてしばらく経った今、テレビのコメンテーターがなんとなくその振る舞いが分かったようなトークを繰り広げているけど、ほとんど実態が分かっていないのではないか。

そんな状況の中で、感染者数が減ったからとはいえ、感染する可能性が低くなったから解除しようというのは、やはり無謀だと思う。確率は低くなっても感染する事はあるし、それによって死ぬこともある。しかも多くの人が街に出たら、また感染者数が増える可能性は拭えない。さらに大都市大阪だけに、解除した途端に他の県からウイルスが持ち込まれる可能性もある。第二波を防ぐなんて言ってるけど、その犠牲にはなりたくないな。

この大阪モデルは一理あるとは思っている。感染をなるべく広げずに、経済活動をコントロールしていこうという狙いは分かる。でもやっぱり犠牲者が増える可能性が拭えないので、私は受け入れられない。私としては今の法律では難しいと思うけど、生年月日の下一桁で外出可能時間を決めたり、県をまたいだ移動を禁止したり、二週間とか期限を決めて行動制限を強化したりして、感染者数をもっと少なくするのが先なんじゃないかなと思う。

国がどんな答えを出していくかは分からないけど、私はしばらく自粛を続けるつもりだ。お店をやっている人など、店を開けないと生活が成り立たない人はたくさんいると思うけど、まずは命を守る事を優先して欲しい。何とか一人でも犠牲者が少なくなる事を祈るばかりだ。

#たわごと #日記 #大阪モデル #出口戦略


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