【映画の感想#25】映画版名探偵コナン 第1作目~第3作目
名探偵コナンの映画版がHuluで全公開しているので、久しぶりに全部通してみることにした。とりあえず3本ずつ感想を書いていこうと思う。もう古い作品なのでネタバレとか気にせず書くので、気になる方はご注意願います。ではさっそく。
■時計じかけの摩天楼(第1作 1997年)
記念すべきコナン映画の一作目。なんとなくテレビの2時間スペシャルみたいな感じだけど、サスペンスとして大人が見ても楽しめる内容になっていると思う。結構爆破しまくる割に死ぬ人がいないのはやはり子供を意識してのことなのかな。
とはいってもコナンと爆弾魔の駆け引きはなかなか面白い。爆弾魔が次の爆破予告を次々とコナンに連絡してくるんだけど、伏線もうまく張られていて、あー、あれはそういう事だったのかと納得しながら見られる。
20年以上前の作品なので、パソコンがめちゃくちゃでかいし、コナンも公衆電話使ってるし、なかなか時代を感じさせるシーンがある。今はお馴染みの白鳥刑事も初登場で、怪しい雰囲気を醸し出しつつも、犯人扱いされて「ひどいですよー」って言うの可愛くて結構好きかもしれない。
あと目暮警部が工藤新一から電話かかって来た時に言う「おー、工藤くん!」っていうテンションが気に入った。今更ながら、高校生探偵に全て委ねている警察ってちょっとやばいよね。
■14番目の標的(ターゲット)(第2作 1998年)
1作目と変わって、映画版らしいストーリーになっている。トランプのカードに見立てて13から順番に名前に数字が付いた人を殺すという見立て殺人もの。1作目と違ってガンガン人が殺される。逆に子供にこれ見せても大丈夫かって気分になるぐらい。改めて見ると自分がターゲットになってると分かっているのにみんな甘く見すぎ。スピード感あっていいんだけどね。
この映画から今後シリーズ化されるクイズ大会が始まる。でも今回は光彦君から。博士がうんちく話をしようとして、それが長くなるのを恐れて始まった。映画館で見てるとこのクイズ大会、子供にもすごくウケてるし人気あるみたいだね。あと、この作品も家電が古めで、家の電話でアンテナの着いた子機を使っていた。もうスマホしか使っていないので、見ていて懐かしかった。
そう言えばエンディング曲がZARD。そういえば初期のコナンってZARDが歌ってたっけ。これも懐かしいね。
■世紀末の魔術師(第3作 1999年)
私がコナンの映画版で初めて見たやつで、コナンを見るきっかけになった作品。個人的に一番面白いと思っている。世紀末の魔術師ってサブタイトルもかっこよくて気に入ってる。公開されたのも1999年でまさに世紀末だったんだね。というわけで、この作品は何度も見てて、ほぼセリフも頭に入ってるぐらいだけど、改めて見ると色々と初登場が沢山あってびっくりした。
・怪盗キッド初登場
・灰原哀ちゃんも初登場
・服部平次&和葉ちゃんも初登場
・オマケに博士のクイズ初登場
・エンディング曲にB’z初登場
まずオープニングの怪盗キッドの登場の仕方がかっこいい。何度見ても毎回期待度が上がってしまう。改めて考えてみると、結局怪盗キッドが美味しいところ全部持っていったなという話だ。
ストーリーは冒険物のようになっていて、ロマノフ王朝の遺産であるインペリアルイースターエッグの謎に迫る内容になっている。さらにこのイースターエッグを手中に収めようとする人達が争う姿も見どころ。インペリアルイースターエッグについては別の漫画(ギャラリーフェイク)で知っていたのも相まって、話がとても面白かった。登場人物も一気に増えて、コナンのやり取りに厚みが増した感じがする。やっぱり平次君とのやりとりがあると面白いね。