リーベルプレートとSi Señor
クロップ・リバプールの中心的存在として活躍したフィルミーノのチャント「Si Señor」。
アンフィールドでの最終戦後に自身のチャントを熱唱するKOPを見つめ涙を流す様子も感動的で、すっかりフィルミーノのチャントとして定着したが、実はリバプールよりも先にアルゼンチンで歌われていたことを知る方も多いはず。
歌い始めたのはサン・ロレンソのファンともボカ・ジュニアーズのファンともする意見もあるが、今回紹介するのはリーベルプレートのファンによるもの。
原曲はアルゼンチン人の歌手フィト・パエス氏が1990年に発表した「Y dale alegría a mi corazón」で、同氏をスターダムにのし上げた曲の1つ。
アルゼンチンでは「Si Señor」ではなく、原曲と同じ「Y dale alegría a mi corazón」というタイトルのチャントとして知られている。
タイトルを和訳すると『私の心に喜びを』といった意味になり、本来は恋人に愛や喜びをねだり、影や寂しさを埋めてほしいと求めるような曲。
そんな歌がリーベルプレートファンが歌うとどうなってしまうのか。
歌詞をもとに見ていこうと思う。
ここから先は
472字
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?