PSSスレマンとPSSスレマン・アレ!
数年前、日本語に聞こえるとしてSNSで話題になったチャント「PSSスレマン・アレ!」。
このチャントは、インドネシア1部リーガ1のクラブであるPSSスレマンの代表的なチャントの1つ。
『明後日は晴れ〜、明後日は晴れ〜、明後日!明後日!明後日!明後日!明後日は晴れ!』と『琵琶湖埋めてやれ』と聴こえると話題になり、PSSスレマンの熱狂的サポーター団体ブリガダ・クルバ・スッド1976(通称BCS1976)が歌う動画が知られているが、当然ながら日本語ではなく、イタリア語で歌われている。
『明後日は晴れ』は『PSS Sleman Ale/PSSスレマン・アレ』、『琵琶湖埋めてやれ』は『Bianco Verde Ale/ビアンコ・ヴェルデ・アレ』であり、PSSスレマンはクラブ名、Aleは行け!や頑張れ!、ビアンコとヴェルデはクラブカラーである白と緑を意味している。
インドネシアのサン・シーロことスタディオン・マグウォハルジョのマグウォ・サウス・スタンドを陣取って大声で歌い、インドネシアで最も忠実なウルトラスの1つであるとも言われるBCS1976は団結力や振り付けの創造性も有名で、2017年にはイギリスのフットボール関連メディアCOPA90によってアジアNo.1のウルトラスに選出された。
何がここまでの団結をもたらすのか。
それは自然災害やリーグ設立時のルールに巻き込まれた経緯があるからかもしれない。
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