全身麻酔で親知らずを抜く話 〜きっかけ編〜
◼︎自己紹介
北海道・札幌市在住のチャンです。
フリーランスでWeb関連の仕事をしながら、1歳の子どもを育てる1児のママです。
この度、全身麻酔で親知らずを抜くという、なかなか珍しい体験をすることになったので、体験談を綴ろうと思います。
私自身、抜歯が決まった時、人のレポを読み漁り参考にさせてもらったので、今後同じように悩む方の参考になればと思い。
少々(かなり)長くなりそうですが、よければ読んでみてください。
◼︎あ、この痛みは…
2024年6月。
息子が一歳になって少し経った頃。
『なんだか奥歯が痛い…』
左の上の奥歯らへんに、経験したことのある痛みを感じた。
ちょうど1年ほど前にも同じ痛みで歯医者さんにお世話になっていて。
原因はそう、親知らず。
1年前歯医者さんにに行ったときは
『炎症起こしてるね〜。ストレスとか疲れとかからくるんだよね。あ、赤ちゃん産まれて1ヶ月?完全に育児疲れだね〜授乳してるなら薬出せないよ〜とりあえず塗り薬ぬっとくね〜』
って感じで終わり。
痛いには痛かったけど、当時は産後すぐだったこともあって、
『ま、陣痛出産の痛みと比べたら全然耐えれるわ』
って無双状態だったので、じっと我慢。新生児のお世話でドタバタだったしね。数日もすれば痛みは治っていた。
ーーーーそれから1年。
またあの不快な痛みが襲ってきた。
しかもなんかパワーアップしてる…ていうかほっぺたもなんかズキズキしてる。
ここ数年、ちょっとずつ、ちょっとずつ親知らずが顔を出してきてるのには気づいていたけど、ついにほっぺたに刺さるくらいまで出てきやがった。
これはいよいよかな…と覚悟を決めて歯医者さんへ。
◼︎全部まとめて抜いたら?
助手っぽい人(歯科衛生士さん?)に、レントゲン撮ってもらったり、全体的に歯をチェックしてもらう。
ほっぺたが痛くて口を大きく開けられない。リアルに指2本分くらいしか開かなかったから、かなり見づらかったと思う。ごめん。
結果、
炎症起こしてる+親知らずが突き出てきてほっぺたを傷つけている
とのこと。やはりここでも、疲れてたり、ストレス感じてない?と確認される。(以前とは別の歯医者さん)
『家事に育児に仕事に毎日疲れてますよ。ストレスも溜まりまくりですよ。逆に疲れもストレスも感じない人なんていなくない?!』
…と心の中でなぜかキレつつ『疲れてるには疲れてます(笑)』という無難な返事だけしておいた。
その後先生登場。
『炎症繰り返してるようなので、ここいらで親知らず抜いた方がいいと思う。今日は開口障害が出てて抜けないから、とりあえずお薬飲んで炎症治ったらまた来てね』
抗生物質と、うちで出せる1番強力な鎮痛剤出すねって。心強い。
抜いた方がいいのはなんとなく分かってたから、そうだよなって感じ。問題はこの後の先生の発言。
『親知らず少しだけしか出てきてないから、抜歯は最低でも2時間かかりますねー』
…に、2時間…?
しかも、最低でも…?
数年前にもう片方の上の親知らずを抜いた時は一瞬で抜けたのに。
しかも、
『歯茎切って、歯を砕きながら少しずつ出していくので、2人以上でちょっと大掛かりになっちゃいますね』
えぇ〜〜
2時間以上も口開けっぱなしで、しかも歯茎切る!?歯を砕く?!
そんなの絶対耐えられない。むりむりむり
うんともすんとも言わず固まってる私を見た先生が続けてこう言った。
『それか、下の2本も一緒に、3本まとめて抜いちゃう?』
◼︎ 究極の選択
突如現れた二つ目の選択肢。
プランB:親知らず全部まとめて抜いちゃう。
大きな病院で、全身麻酔でやっちゃえば寝てる間に全部終わるよ。とのこと。
というのも、下の2本の親知らず、完全に歯茎の中に埋まっていて、しかも水平に生えていた。
↓↓閲覧注意!レントゲン写真出ます↓↓
黄色:問題のほっぺたに突き刺さる親知らず
赤色:別に痛みはないけど抜歯を提案された親知らず
レントゲン写真みて笑っちゃいました。
だって下の親知らず、綺麗に真横に寝ているんだもん。
「水平埋伏歯(すいへいまいふくちし)」っていうんだって。
事例のような埋まり具合と水平具合。お見事!
下の親知らずは全然痛みも感じたこともないし、別に抜かなくてもいいんじゃ…?って思っていたんだけど
・隣の奥歯にめり込んでいる(写真の青丸部分)
・レントゲンじゃはっきり分からないけど、神経に触れているかも
・今は痛くなくても、いつ炎症を起こしてもおかしくない。1カ月後に痛むかもしれないし、明日かもしれないし…
・もし虫歯になってしまうとかなり大変だから、抜いといた方がいいかも
・抜く場合は、大きな病院で全身麻酔で
『んで、とりあえず1本だけ抜くか、全部抜くか、どうする???』
いや情報量、多----。
意識ある中で2時間口開けっ放しで歯砕かれるのは無理。でも全身麻酔で一気に3本?抜くと時は寝てるからいいとして、起きたら地獄じゃない?てか全身麻酔なんてしたことないんだけどー怖いんですが。え?しかも入院?子どもいるしなーーーーー
と10秒くらい頭の中でぐるぐる考え、咄嗟に出た返事が
『とりあえず1本だけで…』
子どものこともあるし、1人で勝手に決めるわけにもいかないし、ってことで。
多分、別にその時に答えださなきゃいけなかった訳じゃないけど、急に出てきたプランBにプチパニックになり、スッと回答しちゃいました。
『じゃあ炎症収まったらもう一度ちゃんと確認するから、また1週間後くらいに来てね』
ってことで、この日はおしまい。
1本だけって答えたものの、本当にそれでいいのか?てか2時間口開けっ放しに耐えれるのか?
その日は悶々としながら帰路についたのでした。
次回へ続く。