リックアンドモーティ:シーズン1 第1話
まずはじめに、このアニメはぜひ吹替で観ることをオススメします。というのも天才科学者リックとその孫による冒険譚というのは映画バックトゥザ・フューチャーに影響を受けたものらしく、その裏話を知ってか知らずか主人公リックの吹き替えにはバックトゥザ・フューチャーでドクの吹き替えを務めた多田野曜平さんが抜擢されているのです。よくよく見れば何となく似ていますよね、白髪頭を爆発させて白衣がトレードマークのリックとドク…。とまあこんな事情を全く気にしない人にとっても、この作品の吹き替えはとても良くできており内気なモーティのどもりやリックのナンセンスなギャグも日本語として生まれ変わっているので、「俺は字幕でしか見ねえんだ!」というこだわりがある人であっても是非吹き替え版をトライしてみてください。
ではやっと本題、第1話のあらすじと見所?を紹介しようと思います。物語は真夜中、モーティの寝室に泥酔したリックが侵入し、無理やり冒険に連れ出すところからはじまります。寝不足のためモーティは翌朝、朝食のお皿に顔を突っ込んで寝てしまい両親に咎められ、学校では寝ぼけて数学のゴールデンホールド先生(中年の独身男性)の胸を揉んでしまいます。学校にまでポータルガンでワープしてきたリックはモーティを再び冒険に連れ出しますが、校長のヴァジャイナ先生はモーティがこの半年で数回しか授業に出ていないことをベスとジェリーに電話します。ここまでの流れにもネタや魅力タップリですが、この後の冒険と両親による追及をいかにかわすかといったところに第1話の最大の見所が詰まっています。
個人的には足を折ったモーティ、モーティがメガシードを”格納”する方法、空港での逃走劇、そして冒険後のガレージでのやりとりあたりがこの話の好きなポイントです。あまり書くとネタバレになってしまうので興味をそそられた人は是非Netflixで第一話をみてみて下さい。
余談ですがシーズン1の第1話、2話あたりはキャラの線が細く、表情豊かなどその後のエピソードとは作画が若干異なるように思えます。2周目に入る人はそんなところに注目してみても面白いかもしれません。
下ネタ、グロ表現、ナンセンスギャグとすべての要素が詰まったリックアンドモーティの中でも各キャラクターの魅力がよくわかる第1話、ぜひみてみてください。
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