行政書士 意外と多い謎の開業
毎日何か書こうと思いつつ、1日飛ぶとあっという間にダラダラしてしまう,私。
周りで成功してる人はやっぱり何かしらコツコツ「継続」しているんですね。間違いないとわかっていながら真似するのは難しい。
さて、普段私は色々ある行政書士業務の中でも、外国人相手の業務をメインとしてやっています。前にも書かせてもらいましたが、夫が外国人だし必然的にそこから初めていくことになりました。
登録と同時にいただいたのが、海外在住の外国人のみが発起人兼役員の日本法人設立の仕事。(登記は司法書士の先生)いきなり例外的なものから始まりました。一つの仕事を丁寧にやらせていただくと、その後、役員さんの経営・管理の在留資格、従業員さんやその家族の在留資格、事業開始のための許認可のご相談、その後知人のご紹介という形で繋がっていき、今はお客様は8割外国人となりました。
そうなると、段々別のルートからお仕事をご紹介いただくことも増えてくるのですが、そこで調子にのってたな自分、と気付くわけです。初対面のお客様の構え方が全部違うのです。
やはり夫の知人関係から入ると、向こうからの信頼の初期値が全然違う。話の展開がやりやすいんですよね。言語の問題のあるなし関係なくです。
なので、当たり前すぎる話で、何を今更ですが、やっぱり自分の環境を活かせる業務を選んで、この業務やります!宣言して、ともかく最初の仕事をいただくのは大事かなと。
行政書士業務はなかなか修行させてもらう場を探すのも難しいですし、とにもかくにも実績がないとどこに行っても相手にしてもらえない。そのため、0から1の実績を作る機会をもらったのは本当にありがたいことでした。
私はピンクカード(出入国在留管理局へ外国人に代わって在留関係の申請取次をするための資格証。行政書士登録後に研修とテストを受けてとる資格です)をもらう前から、外国人向けサポート業務やります、と名刺に書いて配ってました。もし早期に受任してしまったら、先輩に頼って共同でやらせてもらうかどうしようかと色々考えてましたが、結局単なる危惧に終わり(笑)その間受任の機会はなく、ピンクカードが取れたタイミングで受任することができました。当然まだ知識は足りないので猛勉強ですが、それが一番の勉強です。
なので、新人の方はよく「何をするか決めてないので、来た仕事をやります」っておっしゃる方がいるのですが、何屋さんかわからないのに発注する人いるのかなーと思ったりします。
「お客様が食べたい物を言ってくれたら作ります」という店より「うちのラーメンは美味いんです」って言ってくれた店のほうが入りたくなりますよね。
なので、いい大人が「私はこれから何の業務をやればいいのでしょう?」っていう相談をするために先輩の事務所に訪問とかは、本当に勘弁して欲しいのです。
そんな人がいるかと思えば、仕事を持って訪問して来てくれる新人の方もたまにいたりします。
私は実現しなかったですが、自分ではまだ申請取次者の資格がないけど、仕事が先に取れちゃったというパターンとかです。お客様からの報酬は全部こちらでいただいていいので、その代わりに業務の進め方とかを見せて欲しいと。さすがの営業力と行動力です。
その後、その方はとても活躍されています。
こういう方と知り合うのは支部を通じてだったりします。支部活動をやっていると、色々な人がいて、いいところも困ったところもたくさんあります。今は引退しましたが。この話は別の機会に。
しかし、多分、行政書士以外の人には謎でしかない話ですよね。何を売るか決めずに開業って。。