和樂webのポートフォリオをnoteでつくってみた
このnoteは、和樂webの広告案件や商品開発、プロジェクト運営の実績をまとめたポートフォリオです。和樂webは、Webメディアを中心としたコンテンツビジネス、オリジナル商品開発、御書印などプロジェクト運営のほかに、企業や自治体のPRのお手伝いをしています。和樂webの広告に関するお問い合わせは、公式TwitterやFacebook、メールに気軽にお寄せください。(担当スタッフ:和樂webディレクター鳩)
和樂webの社会的意義は「日本文化の民主化」
美術の世界、お茶の世界、芸能の世界。「きちんと習わないと語っちゃいけない」「怒られたら怖いから発言しないでおこう」日本文化は、ハードルが高く、かんたんに触れてはいけないものだと思われがちです。
和樂webが変えたいのは、そんな現状です。誰もがもっと気軽に日本文化を楽しめる世界を目指して、Webメディアの運営や商品開発をしています。
WebメディアやSNSで情報発信
和樂webは日本文化の定食屋。高級フレンチやイタリアンではありません。定食屋なので、すぐにごはんをだすし、お客さんから「冷やし中華にマヨネーズをかけたい」と言われたら、すぐにこたえられる存在でありたい。
お客さんの多様なニーズに目を向けながら、いろんな人に日本文化の気軽な楽しみを提供していきたいと考えています。
「和樂web」はすべてのベース
月間UU 平均約130万(2020年7月現在 「日本文化」ジャンルのWebメディアにおいてトップクラスの数字)
Webメディア「和樂web」は、和樂webの主要な活動のひとつ。日本文化の多様性を発信する場所です。70人以上のライターと共に、月間70〜120本程度の記事をお届けしています。
私たち編集が日本文化はこうだ!と定義するのではなく、ライターのみなさんの考える日本文化を企画として提案してもらうことで、個性豊かな記事が集まっています。
▼他のメディアではなかなか書かれないニッチなスポットのレポート、テレビ番組にあわせて歴史を徹底解説する記事。
▼編集長による対談、縄文をテーマにした旅記事、日本美術をじっくり語る記事。
▼「浮世絵」「フェルメール」「妖怪」といった美術や古典にまつわるワードは検索エンジンで上位に表示されます。このほかにもSEOで強いワードをいくつも持っています。
▼歴史の偉人への妄想インタビュー記事、ぶっとんだカレーをつくる記事なんかも。
SNSはそれぞれの役割を明確に
和樂webではそれぞれのSNSの特性、ユーザー層にあわせて、目的と投稿内容を変えて情報発信しています。
— Twitterは編集部の人となりを伝えるために
フォロワー数:公式5,239 、スタッフ合計約2万5000(2021年4月現在)
Twitterは、和樂web編集部(編集長、編集部スタッフ、ライター)の人となりを伝えて、さらにファンを広げる役割を担っています。そのため、記事や商品開発の話だけでなく、それぞれの好きなジャンル(平安時代とか銭湯とか刀剣とか猫とかハムスターとかトマトとか)をバンバンつぶやいています。
みんなでワイワイしている様子を伝えること(劇中劇のようなやりとり)で「和樂webは楽しい世界だよ〜」というところまで伝えていきたいと考えています。
▼Twitterの戦略は以下のnoteにまとまっています。
和樂webスタッフアカウントまとめ
ウェブディレクター鳩
アダチアンドリームきむら
彷徨えるリコピン、北本とま子
鉄の女、サッチー
平安暴走戦士chiaki
もふもふ刀剣女神、あきみず
— Facebookで固定ファンを
フォロワー数:8万3000(2021年4月現在)
和樂webのSNSの中で最もフォロワーが多いFacebook。雑誌『和樂』のファン層を中心に、Webメディア「和樂web」の過去記事を紹介しています。最近になってまたフォロー増。他のSNSに比べて、記事への流入が多く集客として役割を大きく担っています。戦略の中心は、スタッフきむらです。
— Instagramはマガジン化に向かってます
フォロワー数:3万0700(2021年4月現在)
Instagramの戦略はこれまで「スタッフの目線で発信」→「雑誌の世界を表現」と変遷してきましたが、現在はメッセージを強くして提案性を高めることに注力。写真の美しさだけに頼らず、多様な日本文化の世界を表現することに努めています。戦略の中心はスタッフ西です。
2018年9月
2019年2月
2020年5月
— noteで編集部の頭の中を見せる
フォロワー数:1万7383(2021年4月現在)
noteのユーザー(クリエイターなど)に私たちが伝えられるものは、メディア運営・編集にまつわる話なので、ノウハウを中心に発信中。戦略の中心はセバスチャン高木と鳩です。
商品開発
和樂webの事業の柱のひとつ、商品開発。全国の作り手とともにオリジナル商品をつくり、自社の通販で販売しています。開発する商品は、以下のような3つのパターンがあります。
1.日本の手技を使ったキャッチーな商品開発
2.日本美術をモチーフにした商品開発
3.マガジン化した商品開発
開発した商品の一覧はこちら
1.日本の手技を使ったありそうでなかった商品開発
— フェルメールピッチャー
備前焼のふるさと伊部の中心地に工房と店を構える一陽窯(いちようがま)。フェルメールの代表作『牛乳を注ぐ女』で描かれたミルクピッチャーが「備前焼に見える!」という編集部のひらめきを、一陽窯3代目の木村肇(はじめ)さんが面白がってつくってくれたのが「和樂×一陽窯フェルメール備前焼ピッチャー」です。
— ご当地招き猫
江戸木目込人形の名店・柿沼人形とのコラボレーション企画。名付けて「ご当地フォーチュンキャット」! 柿沼人形の大人気商品である招き猫を、日本中の選りすぐりの織物を使って製作した大型プロジェクトです。その数なんと19種類! 絣や紬をはじめとする、その土地ならではの背景がうかがえる、個性豊かな織物がそろいました。
2.日本美術をモチーフにした商品開発
— 北斎スーツケース
日本のファイバートランクブランドのHOKUTANとコラボレーションしたスーツケース。ケースの表面にシルバーでプリントされた葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」はあえて1色刷りにすることでモダンな存在に。北斎らしい躍動感あふれるタッチが黒ののボディに際立っています!
— JOMON緞通ミニラグ・タペストリー
高密度の手織り絨毯「緞通(だんつう)」で、“縄文”をモチーフにしたミニラグとタペストリーをつくりました。製作を手がけたのは、山形県米沢市に工房をもつ日本有数の絨毯メーカー「米沢絨毯 滝沢工房」。手仕事ならではのぬくもりに、力強いメッセージを感じる「縄文」が重なり、心惹かれる商品が誕生しました。
3.マガジン化した商品開発
特集記事を組むように、ひとつのテーマに対して複数商品を開発するものを「マガジン化した商品」と定義づけています。
— お茶のある時間プロジェクト
「お茶のある時間って楽しい!」という提案を商品開発を通して伝えるプロジェクト。理化学ガラスメーカーが作った本気の水出し茶マシーン「TEA TIME MACHINE」福島・会津の手仕事とともに外で緑茶を楽しめる、その名も「SOTOCHAバッグ」「平切子(ひらきりこ)」の美しさを最大限に表現した冷茶用「CHAMI切子」など制作しました。
企業PRのお手伝い
ここからは広告案件をご紹介します。
1.企業タイアップ記事
— ガンツウ(客船)
「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」。2017年10月に就航した居心地のよい客船「ガンツウ」とのタイアップ記事。雑誌と連動し、Webにも記事を掲載しました。
— JR東日本
様々な姿を見せる日本各地の魅力を存分に味わえる“クルーズトレイン”「トランスイート四季島」の紹介。雑誌と連動した企画です。
— ホテルロイヤルクラシック大阪
ホテルのオープンにあわせて2本の記事を制作、掲載。Webのみでのタイアップです。ライターがカメラマンを兼ねたミニマムなプラン。
— JR東海
JR東海による「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのひとつとして、石庭を解説。編集長と「枯山水」のゲームデザイナー山田空太さんとの対談です。
— JAL
「JAL ART Calendar」の販促記事。カレンダーの内容と共に日本のアートを解説。素材をいただいて構成した記事です。
商品開発による企業PR
— カップヌードル専用縄文DokiDokiクッカー(日清食品)
国宝の火焔型土器をもとに、カップヌードルがぴったり入るよう、約2分の1サイズで制作したクッカー。食器としても使えるように、本体はもちろん火焔部分の内側にも釉薬をかけました。国宝土器の大きな特徴である4つの突起を再現するにあたり、取り入れたのは、民藝運動のバーナード・リーチの技。マグカップの取っ手のように、指を入れて持てるので安心です。
(価格:59,800円(税込)[限定15個])
— ひよこちゃんエッグスタンド&麺塊蒔絵箱(日清食品)
チキンラーメンの誕生60周年を記念して立ち上がった、日清食品と和樂のスペシャルプロジェクト。漆器(しっき)の一大産地である石川県輪島から漆の世界に新風を巻き起こしている「彦十蒔絵(ひこじゅうまきえ)」とコラボレーション!だれも見たことがない漆工芸の制作が、「彦十蒔絵」の棟梁(とうりょう)・若宮隆志氏のプロデュースのもと、最高峰の技術で進められています。
(各1点限定/1,200,000円(税込))
— The Kyodon(吉野家)
創業120周年を迎えた大型牛丼チェーン「吉野家」と和樂のスペシャルプロジェクト。いまだかつてない、史上最高のどんぶりが生まれました。名付けて「The Kyodon(ザ・京丼)」!本誌でも数々のコラボレーションで話題となった、京都の人気陶芸家・川尻潤さんが製作した、贅沢な京焼。だから名前は「The Kyodon」。周年記念にふさわしい、絢爛豪華などんぶりです。
(限定12点/120,000円(税込))
イベントによる企業PR
— 茶音の会(ヤマハリゾート)
お茶どころ静岡ならではの多様な味覚と“ヤマハ”が極めた音楽。このふたつが出合った、まったく新しい茶会が「茶音(さおん)の会」です。舞台となる贅沢な空間「ヤマハリゾート葛城ホテル北の丸」。奏でられるのは、アルベルト・ピッツォの鮮やかなピアノ。多彩な茶席のもてなしと音楽、自然のコラボレーションをお楽しみいただけるイベントです。
2.自治体PRのお手伝い
企業だけでなく地方自治体の観光・文化に関連したPRもお手伝いしています。
自治体タイアップ記事
— 滋賀県
2019年下半期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』に合わせて、信楽の女性作家をたずねた記事。
商品開発による自治体PR
— 群馬県 木目込みぐんまちゃんB&W
今回、タッグを組んだのは群馬県! こちらの名産品であるシルクと工芸の手わざを結集した「木目込みぐんまちゃんB&W」群馬を代表する名産シルクで、『和樂』ならどんなものづくりができるかを提案するところからはじまりました。カラーのぐんまちゃんではなく、モダンな現代空間に置いても、スッと馴染むモノクロ展開。私たちは、群馬県産のシルクの素晴らしさをアピールしたい、という野望がありました。
(各限定10点/18,500円+税)
音声コンテンツ配信
最近はWebメディアだけではなくさまざまなプラットフォーム、形態で日本文化の楽しみ方を提案しています。そのなかでも強化しているのが音声コンテンツです。
— audiobook×popin
— ポッドキャスト
企業オンラインセミナー講師
サントリーの社内向けセミナーの講師を編集長が 務めました。note上で資料を展開し、当日もnoteを表示して講義しています。
オンラインスナック開催
プロジェクト運営(マーケティング・SNS運用など)
— UKIYO-E2020企画・運営
— 御書印プロジェクト
書店と人の思わぬ出会いを生み出す「御書印プロジェクト」のプロモーション、デザインのディレクション、SNS運用などを担当しています。
エンディング事業
これから注力したいことのひとつに、エンディング事業があります。実は過去に柩(ひつぎ)をつくったことも。
▼死の名言をつかって日めくりカレンダーをつくる予定!
和樂web編集部の運営はほぼリモートワーク
ここからは、ここまで紹介した和樂webを運営する体制について紹介します。和樂webでは、Slack、Scrapbox、ZOOMなどのツールを使いながら全国の70人以上のライターとともにほぼリモートワークでメディアを運営しています。はじめて使うツールを、あれこれ試行錯誤しながら、快適な環境を整えています。
— Slack
— Scrapbox
— ZOOM
ZOOMを使って雑談スナックや日々の朝会、編集会議などをおこなっています。
和樂web運営スタッフ
最後に紹介するのは、和樂webをつくっているスタッフ。7人でこれまで紹介したものをつくっています。
メディア掲載実績
この記事が参加している募集
和樂を応援してくださる方の投げ銭お待ちしております。