私の小宇宙（コスモ）は燃えているか？

幼い頃、「聖闘士星矢」（集英社）という漫画にハマっていたこともあり、12星座と聞くと、それぞれの星座のキャラの顔や名前が浮かんでくる。意識はしていなかったが案外、星は身近なところにあったのだ。

最近気になって聖闘士星矢を読み返してみた。（全巻オトナ買い）
主人公の星矢は、聖闘士（セイント）になるために師匠である魔鈴さんから

・石も花も木も虫も私たちの体も原子でできあがっている
・破壊することの根本は原子をくだくということ
・人間の肉体も150億年前のビッグバンによって生まれた小宇宙のひとつ
・真の聖闘士は自己の体内にある小宇宙（しょううちゅう）を爆発させることによって超人的な力を生みだす

といったようなことを叩き込まれている。実際、これから展開される戦いの中では聖闘士である星矢たちがいかに自分の体内の小宇宙（コスモ）を爆発させるかが聖闘士としての成長の鍵となっている。

今になって気づいたことだが、こんなにスピリチュアルというか、深淵なテーマを持った漫画だったのかと驚いた。そんな深いことは考えずに、幼い頃の私はせっせとコスモを燃やすことに励んでいた。ペガサス流星拳を撃つために。
（皆さんも似たような経験ありますよね？）

さて、今の私は当然、聖闘士ではないのでコスモを爆発させて敵と戦うこともないのだが、この「自分の体内の小宇宙を爆発させる」という感覚は大事にしていきたいと思い、改めて自分に問う。

「私の小宇宙（コスモ）は燃えているか？」