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障害年金の『遡及請求』完全ガイド:知らないと大損するかも!


クリスマスが終わった後の年末までのあっという間に過ぎていく1週間がとてつもなく大好きなちゃんさとです。
♯クリマスの余韻が残りながら正月の準備をする
♯多神教

さて。
今回は意外と知られていない「障害年金の「遡及請求」完全ガイド知らないと損するかも‼︎」ってテーマでお話しします。

実はこれ、最大で5年前まで遡って受給できる可能性がある、とっても重要な制度なんです。にもかかわらず、知らない間に権利となるお金を損している可能性がある。

まさに情報格差が露骨に出るのがここですね。

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そもそも遡及請求って何?
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そもそも遡及請求とは過去に遡って障害年金を請求できる制度のことです。

つまり、以前から受給資格があったことが分かれば、その時点まで遡って年金を受け取れる可能性があるということなんです。

もう少しお付き合いください。

障害年金の請求方法は「認定日請求」と「事後重症請求」の2種類があります

障害認定日請求は一番オーソドックスな請求パターンです。しかし請求する期間によって変わってきます。

パターン1:障害認定日から1年以内に請求する

パターン2:障害認定日から1年を過ぎて請求する(遡及請求

1つずつ解説していきます。

パターン1:障害認定日から1年以内に請求する
基本的に障害年金は障害認定日以降請求が可能となります。これを本来請求って呼んだりしています。

パターン2:障害認定日から1年を過ぎて請求する
このパターン2が遡及請求です。障害認定日時点では障害年金のことを知らなかった。主治医の先生が診断書をなかなか書いてくれなかったなどなど障害認定日より1年経過してしまった場合は認定日に遡って請求する『遡及請求』という請求をしていきます。

繰り返しますが、過去に遡って請求するのが遡及請求です。

こちらは無限に遡れるのではなく最長で5年間です。

5年以上は遡れないので請求が遅れるごとに本来もらえる金額を損してしまうの可能性もあります。

事後重症請求とは、障害認定日時点では障害年金を受給できる障害の状態になかった方が後になって症状が重くなったときに障害年金を請求する請求方法です。

初診日の証明はできるものの「障害認定日(初診から1年半)時点では病院に通院していなかった」「何かしらの理由で障害認定日以後3ヵ月以内の診断書を書いてもらえなかった」「障害認定日時点では障害の状態が軽かった」などの場合、事後重症請求を行うことができます。

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遡及請求に必要な条件は??
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遡及請求を行うにはいくつかの条件をすべて満たす必要があります。

  1. 初診日から1年6ヶ月〜9ヶ月の間に受診歴がある

    • この期間を「障害認定日」といいます

    • この時期の医療記録が重要です

  2. カルテが保存されている

    • 医療機関によってカルテの保存期間は異なります

    • 一般的に5〜10年保存

  3. 当時の状態が障害等級に該当している

    • 診断書で当時の状態を証明する必要があります

    • 医師の判断が重要になります

具体的な例で考えてみましょう
例えば…
・2019年に精神疾患で受診を開始
・2020年半ばには生活に支障が出ていた
・この時、年金の制度を知らなかった
・2024年になって制度を知った

この場合、2020年の状態が等級に該当していれば、その時点まで遡って請求できる可能性があります

仮に障害基礎年金2級に該当するの場合、月額約6.8万円 × 12ヶ月 × 4年 = 約326万円(2024年度の額で計算)
※これはあくまで簡単な計算例です。実際の金額は様々な要因で変動します。

326万円ですよ。トヨタのプリウスとか普通に買えちゃう額です。

これが貰える権利があるにも関わらず、諦めているとか損しているとかしたらいかがでしょう??

完全に発狂すると思います。

もしかしたらって思う方はぜひチェックしてみてください。

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まとめ
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さて。そろそろまとめてに入っていこうと思います。

遡及請求は、見逃すと大きな損失になる可能性がある制度です。

条件は厳しいものの、該当する可能性がある方はぜひ一度検討してみてください。

特に以下の方は要チェックです👇
・以前から症状があったが、最近まで制度を知らなかった
・症状が重かった時期の受診記録がある
・医療機関でのカルテが保存されている

もしかしたらって思う方は以下も確認してみてください。

  1. カルテの確認

    • まずは受診していた医療機関に問い合わせ

    • カルテの保存状況を確認

  2. 診断書の作成依頼

    • 過去の状態を証明する必要あり

    • 当時の先生がいなくても当時のカルテをもとに作成してくれる場合も

  3. 専門家への相談

    • 複雑な手続きが必要

    • 社会保険労務士などの専門家に相談するのがおすすめ

不安な点があれば、必ず専門家に相談することをお勧めします。あなたの権利を諦めてしまう前に可能性を探ってみましょう。

そして「この制度を知っていました」とか「実は遡及請求を行いました」って方。

お願いです。

ぜひこの制度のことをシェアしていただきたい。

あなた自身が当たり前と思っている情報は他人の当たり前じゃない可能性が高いです。

情報格差をなくすためぜひともご協力お願いします。

ではまた。


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